花のち晴れ~花男 Next Season~ (第6話・2018/5/22) 感想
TBS系・火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(公式)
第6話『運命のWデート!!涙の告白、そして初めてのキス!』の感想。
なお、原作:神尾葉子「花のち晴れ~花男 Next Season~」(集英社)は未読。
音(杉咲花)が天馬(中川大志)に「私と付き合ってください」と告げ、2人は恋人同士に。その様子を見た晴(平野紫耀)は、天馬に勝てる気がせず打ちのめされる。晴に好意を持つめぐみ(飯豊まりえ)は、そんな晴を元気づけようとする。さらに彼女は英徳学園に転入。海斗(濱田龍臣)は晴に、英徳のためにめぐみと付き合えと告げる。一方、音はめぐみから、晴と付き合ってもいいかと聞かれ、「関係ない」と答えながらも動揺する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:吉田恵里香(過去作/恋するイヴ、男水!)
演出:石井康晴(過去作/花より男子シリーズ、逃げるは恥だが役に立つ) 第1,2,3,6話
坪井敏雄(過去作/カルテット、わにとかげきす、監獄のお姫さま) 第4話
岡本伸吾(過去作/隠蔽捜査、TAKEFIVE、ナポレオンの村、99.9) 第5話
音楽:大間々昂(過去作/家族ノカタチ、地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子)
平野義久(過去作/ゆとりですがなにか、先に生まれただけの僕)
主題歌:King & Prince「シンデレラガール」
演出家が石井康晴氏に戻って、良くなった!
前回、3人目の演出家に交代したせいで、演出家ごとの統一感の無さが露呈してしまった本作。しかし、前回の予想通りに(僅かな尺の予告編でも演出家の違いが分かる程に差があると言うことだ)、今回は第1~3話を担当した石井康晴氏に戻った。そのお陰で、各登場人物のキャラのブレも無くなり、個性も際立ち…
"走り出したら止まらない恋" が丁寧に描かれた!
特に、モノローグの使い方がとても適切だったから、「心の声」と「発した声」のギャップが明瞭になり、中でも終盤の天馬が感情的になるくだりに、観覧車での晴の回想シーンを入れた構成も見事だった。KinKi Kidsに「ジェットコースター ロマンス」と言う歌があるが、正に “走り出したら止まらない恋” が丁寧に描かれた。
着実に "自分らしく生きる" をテーマに痛快青春ラブコメディへ…
また、本作が秀逸なのは、今回のようにダブルデートを描いても、しっかりと主人公だけを必要以上に目立たせずに、4人を均等に魅せたこと。それと、きちんと連ドラとしてのエピソードの連続性も盛り込んで来たこと。
視聴率も世間の話題性もイマイチな本作だが、完成度の高い “自分らしく生きる” をテーマに痛快青春ラブコメディーに一歩ずつ近づいているのは間違いない。
もっと「C5」が物語に絡ませた方が良い
ただ、惜しい部分もある。これまでも何度も書いて来たが、もっと「C5」が物語に絡ませた方が良いこと。序盤に晴を煽って位で終わらずに、ダブルデートが成立するまで応援したり妨害したり、デート中もいろいろできたと思うのだが。それをやってこその舞台が学園である必然性が表現できるのに…
あとがき
超名作映画『戦艦ポチョムキン』をオマージュした名作映画『ゴッドファーザー』の階段乳母車の名シーンを模して、晴の魅力を大いに描いた部分は、名画大好き世代のオジサンたちにも訴求したと思います。それにしても、平野紫耀さんの演技力、ドラマ『SHARK』の時も称賛しましたが、本作でまた昇華しましたね。次回にも期待します。
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