2017/01/29
プラタナスのイガイガベル
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トランプ外交への各国の対応
昨晩は安倍首相とトランプ大統領が40分に渡り電話会談をしたようだ。前回のゴルフクラブ プレゼント訪問と同じくゴマスリ首相がトランプ大統領を褒めちぎったようだ。2月10日訪問の露払いのようなものだろうが,本番でTPP、経済、東南アジア等の問題にどう対応するのだろうか。
先立って先日はイギリスのメイ首相と初の会談がスタートした。EUを離れた英国が英米2国間で強く経済協力を押し進めるという点でいたく合意をしたものの、NATOについては英国はトランプ氏にはっきりと考えを訂正するよう正し、トランプ氏は考えを少し改めたかにみえる。
メキシコとの国境に壁設置(既に以前から壁はかなり出来ているから増設と言う事)に関してはその費用をメキシコに請求すると言うものでペーニャ・ニエト メキシコ大統領は払わないと怒り、トランプ氏も関税で応酬し会談は中止となっってしまった(その後電話会談)。
EUを主導するフランスのオランド大統領、ドイツのメルケル首相はトランプ氏の意見とはことごとく大きくかけ離れ、EUはEUの道を行くと伝え、従来の結束と路線を強化すると報じている。EU、NATO、難民受け入れについて後ろ向きなトランプ氏はアメリカが表明して来た難民10万人受け入れを早速5万人に減らす署名にサインした。
この後ロシアとの電話会談がある。さてトランプ氏の頭の中は何処まで耕されるか、考えはどう変化していくのだろうか。トランプ投手の対各国打者との一巡目が終わり、どう第2巡目対第2打席に繋がって行くのか、経緯を見守りたい。