しっとう？岩田亜矢那

メッタ打ちされた福永を１００球まで引っ張ったのは、
正直、「捨て試合」として割り切っていたんだと思う。
その金本電力の判断は決して間違っていないと思う。

本来、本日の先発はまいど横山だった。
前回、インフル藤浪の代役で先発した、まいど横山、
そのお立ち台で「次の先発機会があれば」との台詞が、
青柳のファーム落ちで実現した、筈だった。

「体調不良」なる、まるで松坂大輔のような理由で先発回避。
代わりに回って来たのがドラ６福永春吾、
岩崎の奇跡の再現！とのあわよくばが通用する程、カープ恐竜打線は甘くなかった。
４回被安打１０、６失点。

金本電力としても、この試合は「しゃーない」と思ってたと思う。
まあこれだけ大敗したらリリーフ陣を休ませられるし。
愛人福留の有給消化させるし。
雨予報だったので、だらだら打たれ続けてたらひょっとしてノーゲーム？とか。

リョーマも打たれて０－９。
金本電力も試合後インタビューで言ってた通り
「さすがにこのままではお客様に申し訳ない、ちょっとでも点を返してくれやー」

がまさかのまさかの９－９。
でもその同点のホームインが長い、長いビデオ判定で取り消され８－９に戻り、
さすがにここまでか～？と覚悟したら、あっと言う間に同点、逆転、ダメ押し！

ひょっとしたら、この試合が、昨シーズンから続く広島東洋の勢いを止めたかも知れない。
ひょっとしたら、タイガース、奇跡のＣＳ進出の目が出てきたかも知れない。

問題は明日の３戦目。
ここも取るようなら、そのひょっとしてが現実の物となるかも？
広島東洋は菊池の欠場が痛過ぎる！ 

オレと友人、石田大紀はよく山へキノコ狩りへ向かう。 
きょうもいつもの山へいく予定にしている。 
――オレ「準備万端っと」石「じゃあ、行くか」 

オレらはこの山についてはよく知ってるし、知らないことなんてないと思っていた… 

石「おい、こんなところに真っ赤で棒みたいな形したキノコが生えてるぜ」 
オレ「新種か？図鑑には乗ってない…」 
そのキノコは群生しておりオレらは数本持ち帰って専門家に鑑定を依頼することにした。 
その後もキノコ狩りを続け山を降りる。 
だが… さっきから手がおかしい。 
まるて火傷したかのように熱く、真っ赤なのだ。 

――先に症状が現れたのは石田の方だった。 
突然倒れ、呼吸困難。声をかけるまもなくオレまで意識が遠退く… 


…ンタケですね。 
最後に聞いた声は、神かもしれないし、悪霊だったかもしれない。