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2024-08-13

anond:20240813155635

ISWは嘘はつかないけどマイナスについては書かない

いやクリンキー撤退ドネツク州で徐々に押されてることとかも書いてるで。まあクリンキーについては私は見落としていたが

ウクライナ軍当局7月17日ウクライナ軍はおそらくクリンキー作戦を行っていないが、クリンキー付近ヘルソン州東岸左岸)のその他の地域戦闘作戦継続していることを間接的に認めた。[62] ウクライナ南部作戦司令部は、ロシア軍の激しく長時間に及ぶ砲撃により、クリンキーウクライナ軍の主要陣地が破壊され、居住地全体がほぼ破壊されたと述べた。

ウクライナ・ホルティツァ軍集団報道官ナザール・ヴォロシン中佐7月18日ウクライナメディア 「ススピリニ・ドンバス」 に対し、ロシア軍砲撃でウロージャイン(ヴェリカ・ノヴォシルカ南方)内のウクライナ軍陣地が破壊された後、ウクライナ軍はウロージャインから撤退したと語った。

https://understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-july-18-2024

2023-02-21

ロシア軍冬季攻勢について

2月初頭に始まったロシア軍冬季攻勢について簡略にまとめる。ロシア軍冬季攻勢は本格的な戦線突破意識したものではあったが、早い段階で頓挫してしまった。そこで、当初の方針を転換し、ウクライナ軍に対する複数戦術試行と、ウクライナ軍の損耗を強要することで春季攻勢を阻止するよう目標を変更し継続しているものである

北部(宇露国境~ドネツ川

この区間ではウクライナ軍の秋のハルキウ攻勢によりドネツ川支流であるスキル川とクラスナ川にはさまれ南北100km、東西30km 程度の区間戦場になっている。

北側では国境からクピヤンスクまではほとんど東西の動きはなく、中部のスヴァトヴェ、南部のクレミンナを目指してウクライナ軍が攻勢を仕掛けていたところへロシア軍が逆襲する形で冬季攻勢が始まった。この区間でのロシア軍の攻勢は空挺軍機械歩兵師団からなる比較的優良装備で長期の休息を経たエリート部隊が先鋒を務め、その左右を動員兵により増強されたその他の部隊が固めるという構図を取っている。

有力な部隊を攻勢の主力とすること自体は教範に則ったものである一方で、ロシア軍としては開戦直後の拙劣作戦により最新鋭の装備と人員を損耗しており、無駄遣いはできないものであるから、有力なウクライナ軍部隊相手正攻法でどこまで攻勢を維持できるかは不透明な要素が多かった。一方で、この戦線に展開するウクライナ軍部隊を包囲撃滅できれば今後の北部戦線を有利に進められる利点もあった。

ロシア軍のこの方面での当初作戦計画は以下のようなものであった。まず、ウクライナ軍に対してクレミンナ正面で突破作戦を行い、主力は30km 西進してリマンに到達する。この時、クレミンナ周辺やドネツ川沿いの森林地帯に展開するウクライナ軍は後続の部隊により拘束するにとどめる。次に、突破した主力はオスキル川沿いに北上し、やや遅れてクピヤンスク周辺の部隊をオスキル川沿いに南下させることで、スヴァトヴェ周辺のウクライナ軍を両翼包囲する。この作戦成功すればウクライナ軍数個旅団を包囲することができる。また、仮に突破がうまくいかなくともクレミンナ西方20km 地点のトルスケまで到達できればクレミンナ周辺のウクライナ軍を退却に追い込めるとの計算であった。

実際にはウクライナ軍の防御陣地が想定以上に堅牢でトルスケに到達する前に攻勢限界を迎えてしまい、ロシア軍部隊は当面確保した地域を維持する方針に転換している。

中部ドネツ川ドネツク北部

戦地として知られるバフムットを含む戦線であり、この地域では11月よりワグネルを主力とする部隊による攻勢が行われてきた。ここでロシア軍試行した戦術は、シリアなどで採用されてきたハイローミックス戦術である。すなわち、大量の低練度の部隊を投入して敵を消耗させ、また守備位置暴露させたのち、少数の精鋭部隊により突破を行うというものである

この戦術の利点として、エリート部隊の損害は最小限に抑えながら確実に戦果を挙げられるというものが挙げられる。一方で、この戦術最初に投入される低練度の部隊は大きな損害を被る欠点がある。シリアなどでは現地の民兵などが担わされており、また相手となる反乱軍部隊も装備や練度がさほど高くなかったためにロシアにとってはさほど問題とはならなかった。しかし、ウクライナ軍のようなより装備が整い士気も高い部隊相手にこの戦術は損害が大きすぎた。ワグネルも、当初は膨大な囚人兵を確保して戦線へ送り込めたために着実に戦果を挙げてこられたが、広大な作戦正面への投入はさすがに戦果と損害のバランスが悪いということが判明し、より限定された正面への攻勢へと縮小されている。損害の大きさに驚愕したプーチンが直接止めに入ったとも言われている。

作戦計画としてはバフムットを確保したのちにドネツ川北部の攻勢と連動して後続の空挺軍部隊を北西のスロヴャンスクまで進出させることで、ドネツク北部を確保することが目標とされていた。

南部ドネツク市~ヴフレダール~ヴェルキヤノヴォシルカ

いわゆるヴフレダールの戦いにおいては、動員兵を主体とする部隊による正面攻撃精鋭部隊が掩護するという戦術試行することとなった。ハイローミックス戦術よりも損害を抑え、動員された兵士主体部隊による大規模な攻勢を行うというのが主眼である。これがうまくいけば今後も長期的に攻勢を維持することが可能と考えていただけに、ロシア軍の期待は大きなものであったが、こちらも失敗に終わってしまった。

この正面での主眼はドネツクから南に延びる鉄道線路安全を確保することにある。線路を通常の野砲の射程外にまで、すなわち戦線を40km 程度後退させることが当面の目標とされ、特にドローンなどで線路を直接監視できるヴフレダールの確保が最優先の目標とされた。また、動員兵の訓練期間の短さから複雑な攻勢作戦を実行できるめどが立たないため、単純な作戦立案された。しかし、動員兵の練度は想定以上に低く、砲撃などにより簡単に統制を乱してしまい、全く攻勢には不向きであることが判明した。

小括

以上のように、ロシア軍冬季攻勢は失敗に終わったものの、これらの戦訓を基にウクライナ軍春季攻勢をしのぎ、夏季攻勢を行う計画を構築している。

2022-08-23

格ゲー帰日

メルブラでマシュが実装されたので(なんで?)、最近復帰した

ギルティギアトライブブリジット触ったときはGGSTのシステムが手になじまなくて、メルブラもなじまずに終わるかなと思ったけど思ったより遊びやす

なんだかんだボタンなにか引っかかったらボタン連打してるだけでエリアルコンボまで行けるのは嬉しい。火力は低いのでそれに頼ると結局火力差で負けるんだが

楽しいといえば楽しいんだが、対戦時の俺ときたら、ずっと溜め突進でぶっとばすしか考えてない

突進に頼る癖は負けがこむほどこうなりがち

そしてマシュは空中技そんな強くないのになぜか振りがち。アルクとかワルク空中戦で勝てるわけ無いだろいい加減にしろ

で、被起き攻めなんかもう昇竜ぶっぱなすか投げるかシールド貼ることしか考えてない。録画したのを見て起き上がりに暴れしかしてなくて自分で見て笑ってしま

たまにガンガードに徹してみるけど、結局メルブラってリバースビートの隙消しがあるせいでガードして相手の固めから守り続けてもプラスがないんだよな

シールドも弱体化して立ちBとかがしゃがみシールド場合カウンターになるとか色々変わったのはいいんだけど、しかし読みを通して中段やら下段のシールドを通してもそこから結局じゃんけんになるのが微妙に納得いかない

無敵突進のシルカンすりゃいいんだけど無限に使えるわけじゃないしな…

そんな雑な立ち回りをしていると、キャラに慣れてない初心者には勝てるけど慣れてきた中級者には勝てない中途半端初心者狩りが完成してて、俺みたいな存在初心者を消しているのでは?みたいな気持ちになってきて辛くなる

もうちょっとしっかりした立ち回りしたいな~。どうしたらいいんだろうね

2015-03-11

ケータイ

昨日病院に行く用があったので、姫路駅まで行くことにした。


空は曇っていた。私は傘を持って

出かけるべきかと思ったのだけれど、

姫路駅ジュンク堂書店で本を買うと荷物が

増えてしまうために遠慮することにした。


姫路駅まではバスを利用する必要がある。私はその日 8 時 10 分に

私の家から一番近いところにある停留所から出発するバスを待っていた。

待っていたのは私の他にもう一人、ピンク色のTシャツジーンズ

鮮やかで結構胸も大きい可愛い女の子。赤く色づいた髪を

シルカットにしていてそれがとても良く似合っている。


ちょっと運動部男の子っぽいボーイッシュな所が魅力的だ。

彼女は耳に何かを当てて彼氏と思しき人間と喋っているようだった。

形状からしてガラケーだろうか。そう言えば最近はまたガラケー出荷台数

増えつつあるらしいな……そう思いながらバスを待っていた。


バスは予定されていた時間きっちりに到着した。

私とその女の子姫路行きのバスに乗る。先にバスに乗ったのは彼女の方で、

私はすぐ後部の座席に座ったのだけど彼女ケータイを離そうとしない。

バスの中ではマナーモードに切り替えた上で通話はご遠慮下さいという

放送が流れているのにもかかわらず……。長引くなら注意しなければならない。


バスは発車した。がくんと小さくバスが揺れて、徐々にスピード

上げていくと窓から見える田園の風景が後ろになびいていく。

川べりを通過すると川を挟んだ向こう側に立っている喬木が

風を受けて少し揺れているのに気がついた。曇り空のせいか

日が当たらないので黒く染まってしまったように見える喬木は、

イギリスの田園風景にむしろ似ている。


ふと、カーブを曲がる時に彼女は手に持っていたもの

落とした。私のところまで転がってきたのでそれを拾う。


それはサザエだった。


訝しく思う私に向かって彼女は言った。


ごめんなさい。


私は言った。バスの中ではケータイご法度ですよ。


分かりました。


そしてそのサザエ彼女は鞄の中にしまって言った。


これ、彼氏専用のケータイなんです。彼氏は去年の冬に海で溺れて

死んじゃいました。これでないと彼氏と連絡が取れないんです。


そして彼女は、再び前を向いた。

泣いているように見えたが気のせいだったのかもしれない。


私は駅前まで買い物に行き、沢木耕太郎川端康成

文庫本を何冊か買った。充実した一日だったと言えるだろう。

 
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