発売日に買ってようやく4ルート+灰狼をクリアしたのでつらつら書いてみる。
水増しするくらいなら1ルートに絞って徹底的に作りこむべきだったのではなかろうか。
過去作品はそこそこやっているが、ここまでガッカリした、時間を無駄にしたと感じる作品ははじめて。
世の中でなぜこんなに売れてもてはやされているのかまったく理解できなかった。
「入れ込みすぎ」たキャラクターというのは最後までいないままだった。
ターン制限やクリア条件がシビアなマップはほとんどないせいで、頭を使わずに戦闘を繰り返すだけ。
使いまわしが多いため周回するともはやプレイに苦痛を感じるレベル。
様々な制限があるなかでどう勝つか、考える要素が多く非常に面白い。
これのせいで適当に突撃して失敗したら天拍で巻き戻すという繰り返しでクリアできてしまう。
雑にプレイして平気なら何かを考える方があほらしく感じてしまってだめ。
「命中30%?とりあえず振ってみるか」こんな思考でFEをやりたくなかった。
使わなければいいという声もあるが、なぜ公式に存在する選択肢を縛ってプレイしなければならないのか。
ハードより上の難易度なら多少は何か変わるかもしれないが、そこに挑戦する熱意は生まれなかった。
黄はかろうじてそれっぽい締めがあるが、白赤青は中途半端になげっぱなし。
大団円はなくとも、風花雪月の話が終わったという感じは欲しかった。
赤なんて闇うごを討伐までがエガちゃんの想いのはずなのにレア倒してエンドでは、ただ闇うごの願いを成就させただけじゃないかと。
短く綺麗にまとまっている。級長の団結も見られて楽しい。
父親が死んで1回失敗したらもう諦めちゃうのか。青ルートでロドリグ死んときは「ディミトリ正気に戻ったからまあいっか」なのか。
不意打ちで死ぬ系はすべてが天拍でどうにからならないのか?と思ってしまう。ストーリーに組み込んだのは失敗だったと思う。
謎のまま明かされないアレコレが多すぎてもやもやする。
地下書庫を見ると解消するらしいが、それならオマケと感じる程度にどうでもいい感じまで薄めて提供して欲しい。
レオニーとジェラルトが出会ったときいベレトスがいなかった理由が最後までわからなかった。
無口な上に過去の記憶も曖昧なせいでベレトスは何からなにまで終始謎のキャラクターだった。
それでいて周囲の人からひたすら信頼・信用されるという状況には違和感しかない。
立ち位置も非常に弱く、ストーリーを動かすキャラクターではない。風花雪月の主人公は3級長とレア。
プレイヤーキャラクターがわき役となるとゲームへの没入感はなくなる。
落とし物さがしでやる気を得たり、花を育てたり、釣りをしたりと、生徒たちを強くするには欠かせない工程。
これがとにかくつらい。落とし物は誰のものか見つけて渡すためにマップをひたすら走る必要があるし、魚釣りは単調な繰り返し。
「嫌ならやるな」「スキップ機能がある」そういう声もあるけれど、やらないデメリットが大きい。
不幸自慢大会がひらすら繰り広げられ、どの組み合わせでも特定の話題が繰り返されることが多い。
そのキャラの持ちネタはわかるが、それしかないのかと。例えばリシテアで言いうと寿命が短い話になることが多い。みんな陰鬱。
ただ舞台装置として存在し、ストーリーを成立させるために動くキャラクターが多い。このキャラクターならこう動くだろうというものが感じられない。
キャラクターを潰している。
なんとなくとか、ベレトスを信じるとかそれだけで家と国を裏切る人たちが多すぎる。