無限回廊幻想記譚

日本のクリスマスといえばプレゼント。
プレゼントに愛が欲しいと言い出したカレン。
しのはイギリスでは雪と一緒に愛が振ると法螺を吹くも、イギリス人のアリスがあっさり信じた上、綾まで素敵だとか感動し始めた。

大宮家では、しの、アリス、大宮勇がクリスマスの飾り付け。
彼女の実家周辺では、クリスマスのイルミネーションによる飾り付けが盛んで有名で、アリスは御伽の国みたいだと感動。
ホントにすげぇな。最近はイルミネーションをする家も増えてるけど、地域ぐるみでここまで頑張ってるところは珍しいだろ。
やってきた綾と陽子。
陽子は勇がモデルなのにサンタコスではないと不満。
サンタコスなのはしのとカレン。
コスプレとモデルは確かに無関係だけど、勇がミニのサンタコスをしたらちょっとエロいことになりそうな感じも……
綾も似合うと思うのにしてくれない、と陽子に言われて動揺してるし。

実家に電話をしていたアリス。
実は両親にクリスマスにも実家へ戻らないかと誘われていましたが、日本のクリスマスはしのと過ごすのがルールだからと断っていました。
もちろんそんなルールはないのですが。
今年は日本流のクリスマスが体験出来て楽しいと微笑む。
残念ながら雪は降らなかったけど、きっと愛は降っているというしの。
立ち聞きしていた勇は寒くなってる。
クリスマスパーティーを終えて帰宅するカレンたち。
カレンや陽子は帰ってから家族とクリスマスパーティです。
まだ実家でもパーティやるのか。カレンの家のパーティは派手そうだけど、イギリス人だから家族だけで祝うのかな。
恋人とのクリスマスはまだ想像すら出来ないけど、綾が一番そうなりそうだとか、相変わらず陽子は綾の気持ちには全く気付いてない様子で、思いは一方通行。

しのからアリスへのプレゼントは明日のお楽しみとして寝る事になりましたが、アリスは気になって眠れず、12時を過ぎるなりおねだりする状態。
そして翌朝のプレゼント交換。
アリスからしのへのプレゼントはクマのぬいぐるみ。
しのからアリスへのプレゼントはイギリスで拾った石。
しのの一番の宝物だが、全く欲しくないプレゼントに困るアリスでしたが、そこへやってきた勇が昨日のしののサンタコス写真を持ってくると、大喜びでもらいました。
同じようなことが前にもあった気が……デジャブ？
いくら宝物でもイギリス人にイギリスで拾った石をあげてどうするんだ。というか、この娘はイギリスへ行った時にこんな石を拾ってきたのか。
とりあえず、漬け物石ぐらいにしかなりそうにないな。

雪の降る大晦日。
生で聞く除夜の鐘に感動するアリス。
夜中に、突如アリスが奇声を上げて勇が駆けつけてきました。
悪夢を見たのだというアリスに安堵する勇でしたが、その手には木刀が握られていて、またも悲鳴を上げる事に。
ダブル夢オチかと思ったけど、泥棒とかがいた時に備えて持ってきていたのかな。
この状況下でも平然と寝てるしのは凄いよ。

初夢の話題で盛り上がる綾と陽子。
せっかくアリスがいるのに、お正月ネタとかは一切なしで、いきなり新学期か。初夢の会話をしてるぐらいだし、始業式かな。
綾の夢には陽子が出てきました。綾の夢には陽子が良く出てくるらしいですが、かなり美化されてる。
カレンは学校に着物を着ていました。ホント、良く途中で止められなかったな。
綾の陽子好きは夢に出るほどか。
そこへやってきた暗い表情のしの。
アリスはイギリスの制服を着て、英語を話していました。
カレンの見た夢では、アリスは記憶喪失になって日本語を忘れてしまっていたという事で、正夢ではないかというカレン。
日本語を理解はするものの、話せるのは英語だけ。
一瞬、しのの初夢オチかと思ったら、現実らしい。
この制服はどこから持ってきたんだろう。中学時代の制服なのかな。

初夢で悪い夢を見たのが原因ではないかというしの。
日本好きのアリスがお正月もテンションが低かった。
でもしのが喉にお餅が詰まった時には日本語で心配してる。
アリスと会話ができないため、自分が試されていると感じるしの。
英語が分かるカレンと烏丸さくら先生に事情を聞いてもらうのだが、しのが悪いのだと言われてすっかり動揺。
しかしアレだけでしのが悪いと断定する二人って……
カレンにこれはしのに課せられた試練だと言われ、頑張って通訳してみることにしましたが、英語の本を手に頑張るも全く判らない。
まずリスニングが追い付いてないんだから、辞書を持ってても無理だろね。

アリスが自分の事を嫌いになってしまったのか、と哀しむしのに、アリスは事情を説明。
アリスは日本人より日本人らしくなっていると感じていた。
初夢でしのから日本に慣れすぎてダメで、他のイギリス人に夢中だと言われてしまったのだという。
縁起直しに宝船を流して縁起直ししたという。
この縁起直しとか知ってるところも、完全に日本人よりも日本通……
しのはどんなにアリスが日本になれても、たとえサムライになってもアリスはアリスだと微笑む。
サムライって……
アリスは前々からしのが自分よりもより外国人っぽい子に興味を示すことに不安を抱えていて、カレンに対しても色々と張り合ったりしているからね。

日本を極めたらサムライになれるのかと燃えるカレンに、陽子や綾はカレンもかなり日本に慣れてきていると感じていましたが、実感のないカレン。
カレンの片言はもはやクセのようなもので、それは綾がよく「陽子」というのと同じようなものだとか。
綾の「陽子」はもはや口癖のレベルにまで達しているのか……

卒業式。
ちょっぴり寂しい気分になった綾。
しのはもうすぐ二年生になれると笑う。
しのに言われ、春になったら進級するのだという事を改めて実感するみんなでした。
卒業生キャラは今まで出てないので、あっさりで、むしろここから進級するよ、というためのもの。
２年生では全員同じクラスになるのかなな。

そして春。
しのの部屋で勉強していたみんな。
アリスはうたた寝していました。
母親の綾、祖父の陽子、娘のしの、ペットのアリス、姉のからすちゃん。
アリスはしの邪魔者扱いされて泣きながら目を覚ましました。
どんな夢だ。からすちゃんまで出てくるのに、カレンや勇は出てこないんだね。

次回　第11話「きんいろのとき」

■トラックバックが飛ばない場合には別館（http://libra1974.blog86.fc2.com/）
　←良かったらクリックして下さい

アニメ 感想 レビュー