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2014年4月 8日 (火)

咲-saki-全国編 第13局(最終回)「旧友」

全国麻雀高等学校選手権大会2回戦を勝ち上った清澄高校は、この日試合がなく休日だった。
目を覚ました原村和は時計を見て9:25である事を確認し、大慌てで片岡優希を起こす。
まだ「おねむ」だと二度寝しようとする優希だが、和から花田先輩の試合が始まっていると聞かされて飛び起きる。
実は目覚ましを掛けていたが、早起きして花田煌の試合を見るという約束をすっかり忘れてしまっていた優希が止めてしまっていたのだ。和は宮永咲にも声を掛けるが、咲は起きようとしない。
和たちは元先輩であるすばらが出てる試合を見るために起きる予定だったわけですが、寝過ごしてしまったという有様。
相変わらず朝に弱い咲はお姉ちゃんの試合も見る気皆無です。

急いで竹井久や福路美穂子らのいるテレビのある場所へと駆けつける二人。
起こして欲しかったという優希に、気持ちよさそうに寝ていたから起こさなかったのだと応える久。
そんな彼女も和と優希の中学時代の先輩である煌が先鋒で出ているという事は聞いて知っていたが忘却していたのだ。
和は二回戦の試合を観戦していた時に登場して驚いたのだ。
ま、すばらは実力からすると、おそらく本来は全国で戦えるレベルではないのもあって、試合に出ているというのは予想していなかったんだろうね。当然、すばらの方は和と優希が出場していることは把握しているのでしょう。
2回戦は白糸台を見るつもりで観戦していた時、つまりは咲がベンチで読書していた時の話ですね。
しかしみんな試合がない日も制服を着ているんだな。試合がない日なら私服でもいいような気もするんだけど。

そんな煌と戦うのはインターハイチャンピオンであり、咲の姉・宮永照。
久が阿知賀の先鋒がドラを抱えるのが照のブレーキになっていると口にした事で、思い当たるところの合った和は、テレビに映った松実玄の姿にびっくりする。
この頃、玄は焼き鳥でフルボッコ中ですから、半泣き状態。
阿智賀女子は和が長野へと引っ越してくる前まで通っていた中学なのだ。
組み合わせ表もぼーっとしか見ていなかったため、今の今まで気づかなかった。
そんな彼女に染谷まこが阿智賀女子の選手一覧を見せると、和は玄以外にも知り合いの名前を見つけて胸が高まり、優希と共に試合会場へ急ぐことになった。
ドタバタと掛けてきた二人に目を覚ました咲も二人について試合会場へ向かうことになる。
基本的に咲のことしか眼中にないものだから、他に興味を持っていないので、すばらのことも、阿知賀のことも今更のように気づくんだよね。

電車に乗り、試合会場へと急行する三人だが、姉が試合をしている事を意識した咲は、不意に過去がフラッシュバックして足を止めてしまう。
二人に先に行っておいて欲しいと告げる咲に、何か事情がある事を察した和は優希と二人で向かうことにする。
姉妹の確執に関して、ようやく少しだけ裏事情が明かされてきました。

会場へとたどり着いた二人だが、試合会場は立ち見も出るほどに盛況でホールに入れないほどだった。既に先鋒戦も終了しており、おとなしく宿舎で見るのが正解だったかもしれないと悔やむ和。優希は和が興奮すると冷静さを欠くのが「パイに傷」だと語る。
「優希、それを言うなら玉に瑕ですよ」
「その返しは期待してないじぇ」
「それに私には欠点が多々あるので、言葉が合いません」
欠点と言っても、同じ背丈の子よりも、おっぱいの分体重が5kg重いとかだろうと告げる。
ボケに対してまじめな返しをするとこが和らしい。
てか、のどっちのおっぱいは5kgもあるのか!?

どうするか考えていた二人に記者の西田順子が声を掛け、プレスルームへ来るように誘いを掛けてくる。後で写真を撮らせて欲しいという順子に、マイクロビキニ姿のエロエロな姿を妄想する優希。
でもプロ雀士の中には、水着写真集とかなら出している人もいそうだよね。

先鋒戦の最後に倒れた選手がいたため、追っ掛けて記事を書くように言われていた順子だが、そうした不謹慎な記事を書くよりも和の記事を書いた方が良いと判断したのだ。
優希は倒れたのが煌ではないかと心配するも、和は彼女が貧血を起こしたのすら見たことがないと一刀両断にする。
実際、倒れたのはすばらではないんですけど。

和は倒れた園城寺怜を見送った高鴨穏乃ら阿知賀女子学院と偶然ロビーで再会を果たす。
阿知賀女子のメンバーが奈良にいた頃の友達だという事に驚く順子。
優希は和と知り合った頃、優希の事を小学生の頃の友達二人と少しずつ似ていると語っていた事を思い出す。
穏乃は必ず決勝に行くので、和も決勝に来て欲しいと迫る。和は約束は出来ないが、自分自身は出来る限り頑張ると応じる。そんな幼なじみとの再会に震える和。
ま、幼馴染の3人は先鋒・中堅・大将と誰も和と対戦しないんですが。なんで和と戦うためにきたのに、誰も和のいる副将になろうとしなかったのか。
順子たちから鰻重弁当までもらえることになった和と優希。
和は会場の外にいる咲に電話を掛けるが、咲は照のいる会場に足を踏み入れることが出来ずに宿舎へ戻ることにする。
和は自分も戻った方が良いかもしれないが、優希がお代わりもしている6箱分のお弁当の恩義を返さなければならないのでついて行くことは出来なかった。
この子は何しに来たのやら、という感じです。

宿舎へ戻りシャワーを浴び、コンビニで買った冷麺を食べた咲は、エアコンの心地よさからまたも眠って夢を見る。
桟橋に寝転がって魚を夢中になって見る少女と一緒にいた咲。魚が大好きだという少女の夢は水族館を作ることだった。
泳ぐのが大好きだったが、今はもう無理な彼女は、自分の代わりに魚に泳いでもらいたいと思っていた。
水族館が出来たら照と一緒に見に来て欲しいという少女の誘いを了承する咲。
どうやらこの少女が咲と照の確執に関係しているようなんだけど、それが何なのかは未だ不明。ただ、先のフラッシュバックからすると、火事か何かが起きて、この娘が死んでしまうか、意識不明となっていて、その事故に咲が関わっているのではないかという印象。
夫婦の別居がこのことと関係しているのかも不明。
母親と照がわざわざ長野から東京へ引っ越していることを考えると、この女の子が東京の病院に入院していたりするのかな。

咲は天江衣と国広一によって起こされる。
和が幼なじみの試合を見に行っていると説明する咲。
完全に子供が大人を起こすときの起こし方です。
そういや、外見のせいか、衣は咲に「ちゃんづけ」で呼ばれてるんですね。

試合終了を待ちきれない順子は、試合の合間に和と阿知賀女子の関係についてインタビューする。
なかなか応えようとしない和だが、実は順子がボイスレコーダーのスイッチを入れていなかったからだった。
入社したばかりの後輩の埴淵久美子は、これまで順子からインタビュー記事を起こすように頼まれていたものの、録音されていなかったことが5回ほどあったと告げる。意外と天然でした。順子が今まで気づいていなかったということは指摘していなかったんじゃないかという感じだけど、だとすると久美子はこれまでの5回のインタビュー記事をどうやって仕上げたんだろうか。
長野にいた頃に一緒にいたカメラマンは今回は一緒じゃないんですよね。久美子はカメラマンじゃないから、彼女と交代したとも思えないし。別の場所にいるのかな。
ますます男性キャラが減っていく。

阿知賀女子は奈良にいた頃の友達だと簡潔に答える和。あまりにも簡潔な答えに困る順子に、和は昔のブログに写真が載っていると説明。
ブログは和のものではなく、赤土晴絵が昔書いていた『ハルエニッキ』というブログで、最終更新は4年前の夏の河水浴というタイトルのブログだった。
写真に写った4人の少女。小学生の頃から既に小学生とは思えないボリュームの胸に、この身体でランドセルは犯罪だと言い出す久美子と順子。
玄も中一であの胸なのでたいがいなんですが、和はそれ以上ですからね。
周りに危ない大人がいなくて良かったよ。
他に一緒に写っていたのは玄と穏乃、そしてもう一人は……優希にそっくりだが、新子憧だった。今とは別人のような姿の憧に、びっくりする順子と久美子は優希へと視線を送る。
3人でよく遊んだのはわずか1年程度。因縁のある対決は地方予選ではよく見られるも、全国大会ではほとんど見ることが出来ない。
阿智賀と清澄もAブロックとBブロックと分かれてしまったが、順子は決勝戦で会えたら良いと告げる。
憧の幼い頃の姿にそっくりな優希なので、彼女も成長すれば・・・と、言いたいところなんだけど二人は同い年だからなぁ。

煌にタコスの差し入れをしようと勇んでやってきた優希だが、試合選手以外は立ち入り禁止と制止されしまう。が、困っていたところに偶然煌が通りかかって無事渡す事が出来た。
準決勝大将戦が終了し、決勝進出は阿智賀女子と白糸台の二校と決まり、煌の所属する新道寺女子は敗退してしまった。
泣きじゃくる鶴田姫子たちに、煌は悲しみをこらえて差し入れしてもらったタコスを食べないかと声を掛ける。
他の人たちからしたら、なぜ差し入れがタコスなのか、というところですが。
原作では渡すシーンがなかったので、「中学時代の後輩からの差し入れ」と説明して、優希たちがインタビューの後で渡していたことが示唆されているんですよね。

準決勝戦に備え、集められた25名のプロ選手らとの特訓を行う姫松高校。
そこに参加していた戒能良子は瑞原はやりからバーに集合が掛けられる。
原作には無い場面だけど、一体何のための集合なんだろうか
わざわざこんなことを組み込んできたという事は今後のアニメか原作で何かあかされるのかな。
良子以外に誰が集められているのかも不明。
それにしても良子は良くあのメールで場所が判ったよね。判らない人もいるんじゃないのか。

翌朝、朝日を眺めていた辻垣内智葉はメガン・ダヴァンからカップラーメンを外でも食べている事に呆れる。
日本のラーメンはムゲンだというメガンは、限られた滞在期間に様々なラーメンを食べようとしていた。
他の選手たちは既に監督と共に試合会場へ向かっており、二人は智葉を師匠と呼ぶ子供達や、お嬢と呼ぶおばさんたちからの声援を受けて試合へ向かう。
子供たちからセンセイと呼ばれていたので、当初は子供たちに麻雀を教えてるのかと思ったけど、彼女の能力などからすると、居合い術などの剣術道場で子供たちに剣術を教えてるのかもしれない。年配の人からは「お嬢」と呼ばれているから、道場の娘かな。

清澄は美穂子の手作り弁当をもらって試合会場へと向かう。
嫁さん、甲斐甲斐しいなぁ。

買い出しから帰ってきた鷺森灼は、そろそろ準決勝開始の時間であり玄たちと打っていた穏乃と交代しようかと声を掛けるも、穏乃は決勝で会おうと約束したからとそのまま続行を誓う。
いや、清澄もそうなんだけど、もう決勝に出てくるチームの研究は必要だろう……
このとき麻雀を打ってるのは、練習というよりも、ドラゴンロードを復活させるためにまだ続けていたのかな。

そして始まるBブロック準決勝。
実況アナは村吉みさき、解説プロは野依理沙。
今日の見所を訊ねられた理沙は「全部」と答えるも綺麗事ではなく、ポイントが知りたいと切り捨てられてしまい、恥ずかしそうに「制服」と答える。
この回答はOKなのか……
針生えりはこの二人で解説をするのか、と不安視する。三尋木咏は理沙が凄い口べたで、怒っているように見えるのもただ興奮しているだけらしいという。
きつい口調のみさきだが、理沙とは親しい間柄だった。
しかしこんな口下手な人を解説に据えようと誰が考えたんだろうか。どう見ても解説向きの人じゃないんだけど。仲のいいみさきとならバランスが取れると思ったんだろうか。

準決勝進出は南大阪代表・姫松高校。病気で監督を引退した善野一美も応援に来ていた。長野県代表・清澄高校。
インターミドルチャンピオンである和が注目を受け、昨年のインターハイで大暴れした龍門渕高校を破っての出場も注目の一つだった。
第2シード、東東京代表・臨海女子高校。昨年までは全員が留学生であったが、今年からはルール改正もあって昨年個人戦2位の智葉が加わって4人の留学生で構成された国際色豊かなチーム。
最後の一校は清澄と同じく初出場校の北海道代表・有珠山高校。

各校の先鋒は試合会場へと向かい、優希は2回戦と同じくマントを羽織って試合へと向かっていく。
清澄の1年は、一人がマントをつけて、一人がぬいぐるみを持って、一人が靴下脱ぎだす……

最後はおなじみのナレーションですが、そのバッグが海水浴へ行った永水女子と宮守女子(笑)Aブロックの人たちも少し顔出し。
永水は一人を除いてみんな胸が大きいな、と改めて感じさせられる。血筋なんだろうか。つか、中学生二人の姿が見当たらない?

先鋒戦や次鋒戦の様子も少しばかりダイジェストで紹介。先鋒戦は居合い切りとか「すてきです」とか爆発とか……
そして未だ原作でも試合の様子が描かれていない副将や大将はイメージ映像。
アイドル路線で売り出す予定の由暉子はむしろ魔女っ娘っぽくなってる。空飛んでる風神とか、どんな能力なのか不明なネリー・ヴィルサラーゼなど。
爽がかなりの怪物っぽい。
そして恭子に苦手意識を持つ咲はこれをどう克服するのか。
決勝進出は清澄はもちろんとして、残る一校は臨海女子が濃厚かな。
姫松や有珠山の先鋒では照を抑えるのが出来そうにないし。

ラストは照が「咲……」と呟いて終わりました。
この人が妹に対して本当のところどういう感情を抱いているのかも今のところわからないままですよね。
当然清澄の大将として出てきていることは認識しているはずですから。

そんなわけで咲-saki- 3期も終了。
本編としては2期だけど、スタッフは阿知賀編を2期として捕らえ、この作品は3期として扱われているみたいです。
話は全国大会の2回戦までで終了。
原作では描かれていない部分も、補足してより判りやすく出来ていたと思います。

次回のアニメ化があるとしても、準決勝だけになるのかな。
原作はまだ準決勝が終わっていないし、決勝終了かそれに近いぐらいまで待つと、かなり長い期間をおかないといけないし。
でも、どっちにしても、その前にシノハユのアニメ化が先にありそうな気がする。
出番の少ないはやりにほっきゅんとか配役しているし。

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