〈物語〉シリーズ セカンドシーズン #03 猫物語(白) 第懇話「つばさタイガー其ノ參」
我が身を犠牲にして他人のために尽くす阿良々木暦と羽川翼。
戦場ヶ原ひたぎはこの二人が似て非なる物だと感じ取っていた。
暦は偽物で、翼は本物。
危うさに対する認識の違い。優しさは人間社会にとってリスクになるため、暦はそれを理解した上で上手く立ち回ろうとするも、翼はリスクをリスクとして感じ取らない。翼は白すぎる。
聖人でも聖女でもなく、闇に鈍いだけだと断定する。
闇そのものは認識しているのに、それに対してまるで備えというものをしない人だったようだ。その被害にあっても、それさえも自分の中で受け入れてしまうみたいだ。
学校の廊下で偶然に出くわした神原駿河は、ひたぎが休みだと聞いて翼に暦からのメールについて訊ねる。
その内容は相談があるため、夜、学習塾跡の2階に来て欲しいという内容だった。
礼を述べて去っていく駿河を見ながら、翼は暦が助けを求めた相手が駿河だった事に対する不満を感じるのは理不尽だと自分自身を納得させる。
いい人過ぎて自分の中の不満さえも消化してしまうバサ姉は、これだからストレスが溜まるんだろうな。
戦場ヶ原家に帰宅した翼から話を聞いたひたぎは、自分を差し置いて相談されるとは、と不満を隠さずに表す。
こちらは翼と違って不満は堂々と口にしてしまう。
駿河を呼び出したのは、彼女が未だに怪異を持ち合わせているからではないかと推測する。
学習塾跡に行けば暦には逢えるが、邪魔するだけだから行かないという翼に、ひたぎもまた同じ理由で会いに行かないと告げる。
何より自分には別の出来る事があると考えていた。
ひたぎパパも帰宅してました。エプロン付けて料理してるんだ……。
ひたぎは阿良々木火憐と阿良々木月火のファイヤーシスターズを自宅へ招いていた。
阿良々木家の前で「偶然」火憐と出くわしたひたぎは、翼が火事で自宅を失い、行く当てがない事を伝えると、火憐を焚き付けて翼を阿良々木家へ宿泊させるように仕向けた。
両親にも挨拶しないといけないという翼に、自分たちに負けず劣らずの正義感の持ち主だから問題ないと断言する姉妹。
両親の仕事は警察官でした。
すんなりOKというわけには行かなかったが、それでも翼の宿泊を承諾してくれた。
ひたぎの作戦はやはり阿良々木家に預けるという作戦だったらしい。
ま、預けられるのは大きな屋敷の駿河のところか、阿良々木家かのどちらかだろうからな。
しかし火憐は掌の上で簡単に転がされすぎだよ。
月火の髪の毛がもの凄い伸びてる。
両親はバサ姉を預かるのになんで最初反対したんだろうか。家もないんだから、それほど反対する事でもないと思うんだが。
後、息子がもう2日以上も自宅に帰っていない事はスルーしてるのはいいのか。
暦の部屋で暦のパジャマを着て眠ることになった翼。
暦がこの事を後で知ったら狂喜乱舞しそうだよ。
夜になると再びブラック羽川が目覚める。
ブラック羽川にも翼のストレスの原因がハッキリとは判っていませんでした。
そんな彼女の前に姿を見せた忍野忍。
暦の影の中に閉じこめられていた筈だったが、とある事情によって暦とのペアリングが切られていた。
暦が学習塾跡に行っていた事を伝えたブラック羽川は、忍に礼として虎の怪異について訊ねるも虎の怪異自体は数が多すぎて忍ぶにもハッキリとはしないが、二人にしか見えない怪異ではないかと推測する。
翼の何かが原因となって見えている怪異というのは確かになって、ブラック羽川にも見えているので、ブラック羽川が出てきている原因と同じなのかもしれない。
忍を学習塾跡へと運んだブラック羽川だが、二人がそこで目にしたのは全焼してしまった学習塾跡だった。
つまり虎は翼がいようがいまいが、彼女が泊まった場所を焼いているわけで、そうなると次に狙われるのはひたぎの家になるのか。
主要メンバーではあと撫子だけ未登場だけど、次回あたりに出てくるのかな。
次回 #04 猫物語(白) 第懇話「つばさタイガー其ノ肆」
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