めだかボックス アブノーマル 第11箱「これにて一件落着!」
洗脳されながらも人吉善吉との戦いの中で記憶を取り戻した黒神めだかは都城王土と対決する。
決戦の場は地下12階。一三万一千三百十三台のスーパーコンピューターが二四時間三六五日稼働し続けているフラスコ計画の中枢部。
フラスコ計画を実質的に動かしているのは王土一人の存在。
一体何十億の金がこの計画のために動いているんだろうな。
戦闘向きではない王土だが、彼は真骨頂その2『理不尽な重税』により、古賀いたみの心臓に直接電磁波を送り込む事で彼女の異常性を自らのものとした。
異常性である回復能力を使えなくなった事で瀕死の重傷となってしまった古賀の姿にショックを受けた名瀬夭歌は、泣きながらもう不幸になりたいとは言わないから、ただ一人の友達である古賀を助けて欲しいと兄である黒神真黒に助けを求める。
王土のこの力の事は名瀬も把握していなかったのかな。
くじらは実は古賀ちゃんだけは特別な存在として大切にしていたようだ。
そして行橋未造も古賀の心臓を貫かれたショックを受信してしまい、動けなくなる。
行橋が受信出来てしまう事を完全に忘れていたらしい。
王土は幼くして自分の異常性(アブノーマル)に気付くと、平凡な両親がその能力を知ればどう利用しようとするか察して家を出て一人で生きるようになった。
まぁ、尤もその両親も果たして利用出来たかどうかは怪しいところなんだけど。利用しようとしても逆に彼の力に従わされるだけだったんだろうな。
自らの力を人々のために王として人々のために使おうと考えた王土は、まずは自らの力を制御できるようになるべきと考えた。
保護されるまでの七年間、誰一人犠牲にする事なく自らの帝王学を磨き上げた王土。
そうして王土が中学に入学した際、新入生代表として初めて口を開いた。人々の幸せを願う言葉吐くつもりだった王土が口にしたのは「跪け」だった。
結局自分の力を制御出来てなかったため、自分自身も意思とは関係なく力を振るってしまったわけだ。本質はとてもいい人だけど、力に振り回されてしまっている感じという事か。
「貴様、それでも人間か?」
「勿論。俺が人間だ!」
「そうか……」
問いかけに強く応じる王土。
「だったら私は、化け物でいいよ!」
乱神モードとなって王土を攻撃しためだかだが、その髪の毛が黒く変化してこれまで暴走状態だった乱神モードを制御可能にする。
古賀の異常性を100%発揮出来る王土だが、めだかもまた古賀の異常性を一二分に発揮してみせる。
めだかはただ他人の異常性を真似ているだけと思われていたけど、実はそんな生やさしいものではありませんでした。
めだかは「他人に出来る事は何でも出来、他人に出来ない事さえも出来る」。
自分自身を洗脳しようとした事で、乱神モードを意識にて制御可能な改神モードへと昇華させた。
支配力を支配する、かつて王土が目指しながら出来なかった力。
めだかの異常性とは他人の異常性を使いこなし、完成させる『完成(ジエンド)』。
反則的すぎる能力です。
めだかの異常性を奪えば勝機があると感じた王土に、めだかは自ら異常性を奪えと差し出すも、王土は彼女の中にあるめだかの本質にある闇に触れて恐怖に戦く。
めだかとの力の違いを感じ取った王土は敗北を認め、助命の変わりに王を名乗る事を止め、フラスコ計画の終了と行橋と古賀を救う事、異常性を二度と使わない事などを誓う。
そんな王土に対し、めだかは悪い事をしたら「ごめんなさい」だと謝らせる。
終わってみればめだかの圧勝。今回の戦いはめだかを完成された人間へと一歩近づけただけでした。
土下座した王土をあっさりと許してしまうめだか。
ひとまず一件落着だが、理事長がこれでめだかの事を諦めるはずもなく、まだ完全な終焉ではないと考える人吉善吉。
地下一階で戦っている裏の六人(プラスシックス)とチーム負け犬を、王土の言葉の重みで制圧しようと考えていためだかたちだが、そこにいた者達は巨大なネジに貫かれて全滅していた。
まだ戦っているかと思いきや、まさかの全滅。しかし善吉は普通に「チーム負け犬」とか呼んでたな。
彼らの前に現れたのは、全身血塗れでネジを手にした球磨川禊。
自分が来た時にはすでにこうなっていたと嘯く彼。
「『だから、僕は悪くない』」
かつてめだかが中学時代に乱神モードで倒した相手。
このアブノーマルの間中語られ続けていた球磨川がようやく登場。
そんな訳で3期を匂わす形で2期は終わりそうだ。
3期のタイトルはさしずめ『めだかボックス マイナス』かな。
次回 番外編(最終回)「グッドルーザー球磨川禊 第マイナス十二槽『生徒会を死刑執行する』」
■トラックバックが飛ばない場合には別館(http://libra1974.blog86.fc2.com/)←良かったらクリックして下さい
アニメ 感想 レビュー
| 固定リンク
「めだかボックス」カテゴリの記事
- めだかボックス アブノーマル 番外編(最終回)「グッドルーザー球磨川禊 第マイナス十二槽『生徒会を死刑執行する』(2012.12.29)
- めだかボックス アブノーマル 第11箱「これにて一件落着!」(2012.12.24)
- めだかボックス アブノーマル 第10箱「みんなを幸せにするためには」(2012.12.17)
- めだかボックス アブノーマル 第9箱「黒神めだか(改)です」(2012.12.09)
- めだかボックス アブノーマル 第8箱「泣くところなんて見たくない」(2012.12.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント