学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD ACT12(最終回)「All DEAD'S attack.」
世界中に放たれたミサイル。
これらの迎撃に当たる艦隊だが、一隻の戦艦が〈奴ら〉の犠牲となっていた事により、ミサイルの迎撃に失敗する。
ミサイル攻撃は原作と若干工程が変わっていますが、東京近辺だけが犠牲となりました。
南リカの電話番号を思い出した鞠川静香は喜んで電話を掛けるが、通話中に突然眩い光が東京上空を照らされ、電子機器が次々と機能を停止した。
紫藤浩一の乗るバスも突然操縦が効かなくなり、バリケードへと激突。結果、高城家へと通じるバリケードの一つが破壊されて〈奴ら〉の道が出来てしまう。
彼らについてはこの後生き延びているのか死んでいるのか不明。生き残れる可能性は低そうだけど、この手のキャラは実は生きていたと後々になって出てくる可能性も捨てきれないからな。
しかしどこまで行っても邪魔な相手です。
小室孝たちは高城沙耶の説明で電磁パルス(EMP)、高高度核爆発による攻撃によって各種電子機器が破壊された事を知る。
冷静な判断をする沙耶を褒める高城壮一郎に、沙耶は少し嬉しそうでしたが、〈奴ら〉の接近でそれどころではなくなる事に。
少し反発を覚えていたのが、ようやく和解しそうなところで
スカートの裾を破って銃を構える高城百合子。
無駄に薔薇とか散ってセクシーさ炸裂。平野コータもメロメロです。
門を閉じた高城家ですが、一気に迫ってくる大量の〈奴ら〉によって瞬く間に門は崩壊。
必死に防戦を続ける孝たちだが、圧倒的な数の前に屋敷は瞬く間に〈奴ら〉によって蹂躙される。
いきなりこれだけの数が一気に押し寄せて来たのは、EMPの影響で街から音が消えて、ここに住む人たちの後が目立つようになっているから、と考えたらいいのかな。
伝染病がどうのと言っていた人たちも、結局は自分の命が危険に晒されるとそれどころではなくなってしまったというオチ。あの手の寝言は自分が安全な場所にいるからこそ口に出来るという事なのですよね。
壮一郎は部下の言葉で隣家がまだ無事である事を知ると、〈奴ら〉を突破して隣家へと移動することを決意。
反対しようとする沙耶を百合子が自分たちには役割があると諭して、彼女を孝たちに預ける。
孝たち一行はここで壮一郎たちとは別行動を取り、親を捜しに行く事に。
元々そのつもりだったとはいえ、追いつめられて急き立てられるように別れの時が来てしまった状態。
百合子たちにしても、自分たちの状況が生き残れる可能性が低い事を承知しているからこそ、娘を孝たちに任せるのでしょう。
リカのハンヴィーが対EMP処置を施されていたため、マットが調整を終了するまでの間戦い続ける。
相変わらず冴子の戦い方は尋常ではない。
しかしここで麗が冴子を助けて攻撃した時、彼女は〈奴ら〉の腹しか刺してないのだけど、なんで動かなくなったんだ?
「壮一郎さん、このままでは手詰まりですね……」
「百合子。お前は……いい女だ……
行くぞ!!」
壮一郎と百合子は部下を率いて〈奴ら〉の群れの中へと進撃。
いざという時に先頭に立って戦うタイプのリーダーは判りやすい。
リーダーには指揮をするタイプの人と、壮一郎のように先頭に立って行動で示すタイプといるのですが、こーゆー時に頼れるのはやはり先頭に立ってくれる人ですね。
ハンヴィーで〈奴ら〉の包囲網を突破していく孝たち。
壮一郎たちの横を通り抜け、マイクロバスによって塞がれたバリケードは片輪走行という荒技で通過した。
この先生はドコのスタントですか。
沙耶にしてみれば、ちゃんと別れを惜しむ間もなく、この絶望的な状況下で両親と別れなければならないのだから辛いところだろう。
「行ったか」
「ええ。
私たちの娘が、愛すべき若者達と共に」
「もはや、後顧の憂い無し!」
最後まで格好いい両親です。
最終回の主役はむしろこの二人だったと言っても良いぐらいにカッコいい。
孝と宮本麗の親を捜すために街へと出た孝たち。
国道に入ったところで、調整半ばで出発したハンヴィーは動かなくなり、孝たちはハンヴィーを捨てて〈奴ら〉と戦いながら道を進む。
原作ではハンヴィーは動かなくなって、孝と冴子の乗っていたバギーで脱出していたので、ハンヴィーは故障という事になったようだ。
12話エンディングテーマ
「The Eternal Song」歌:黒崎真音
あの日、世界の終わりが始まった。
そして今は
もう全てが終わってしまったのかもしれない。
それでも、いや、だからこそ。
僕らは……
両親を捜していた筈の彼らが辿り着いたのはとあるデパート。原作では次の舞台となるデパートですね。
2期へと繋げられる形のラストですが、原作の進捗から考えても当分の間は2期をアニメ化するのは難しいだろうな。
This is the way the world ends.
かくて世の終わり来たりぬ
Not with a bang but a whimper.
銃声でなくすすり泣きのうちに
-T.S.Eliot "The Hollow Neb"-
そんな訳でエロティック・バイオレンス・アクションという感じの作品だったこの作品ですが、なんでこの作品のタイトルって「学園」黙示録なんだろうな。
学園が舞台なのって、序盤だけだし。
本当はもっと学園を舞台にして話を作る予定だったのかな。
原作者が結構なマニアという事もあってか、武器や兵器に対する描写は細かかったです。
そして黒田脚本らしく、容赦なく死亡シーンが演出されていく一方で、シリアスな場面に真面目なのに笑える場面が詰め込まれている。
変にローアングルだったり、パンチラしたり、おっぱいが強調されていたのは、原作もそうですが、アニメはより強調されていた感じがあるかな。
総体的には良い出来映えだったかな、と。
残念なのはアニメ化が早すぎるため、話が殆ど進まない状態で終わりを迎えてしまっている事か。どうしても中途半端感がぬぐえない。
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