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2010年9月14日 (火)

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD ACT10「The DEAD'S house rules」

小室孝が毒島冴子と共に無事に高城沙耶の家に到着し、世界の終わりを迎えてから始めて平穏な普通の時間を送っていました。
負傷した宮本麗の治療のため、鞠川静香の特性の薬を塗る治療をお手伝い。前は隠しているとは言え、全裸で孝の前に出られるのは、彼に好意を寄せているからですかね。

孝達を「子供」として扱う高城の家に集まった大人達。
崩壊した世界で、高校生を子供として扱うのは、このコミュニティがまだ力を持っている証明でもあるのでしょう。追い詰められていけば、高校生なんて間違いなく大人と同等に扱われますから。
冴子は着物姿にコスチュームチェンジして良い雰囲気です。黒髪長髪なので、ヒロインの中では着物が一番似合う。
着物でいられるのはここにいる間だけなんですけどね。最前線で戦う冴子にはあの着物は動きづらいし。

沙耶は母・高城百合子と口論し、孝にも厳しく当たる。
孝と沙耶は幼稚園の頃からの幼馴染みです。
百合子も、そして沙耶もこの屋敷に長く居続ける事が出来ない事は承知していました。それはこの屋敷を支える電力などの供給がいつまで維持されるのか判らないため。
武器の手入れをするコータに、子供の持つ武器じゃないと告げてくる男。この時は沙耶の登場で一時的に引き下がったものの、沙耶は「大人」である彼らが「子供」に対して、守られるべきものであるという考えを持っており、庇護対象である子供が武器を持つ必要などないという考えを持っている事を理解していました。

沙耶はこの高城の両親が作り上げたコミュニティに飲み込まれるか、或いは袂を分かち別行動するべきかを仲間に問い掛ける。
仲間とその家族を守るため、コミュニティを作り上げた凄い両親。だが、同時に娘の安否を気遣いながらも、生きている筈がないと切り捨てた。その事を吐き捨てる沙耶に、みんな同じで彼女はまだマシなのだと怒りをぶつける孝。
孝、怪力過ぎるよ。つか、頭に血が上ったからと言って、この事で女性を締め上げる孝は器が小さい

しかしそこに庭に姿を見せた高城壮一郎が自らの部下であり親友であったが、仲間を救うために〈奴ら〉に噛まれてしまった檻に入った土井を連れてくると、彼の首を切り落とす様を屋敷にいる者達に見せつける。
「生き残りたくば、戦え!」
これはここに集まっている人間に彼らの考えを明確に示すもので、従えないのならばこのコミュニティに不要とするパフォーマンスでもあるのだろう。

コータは刀で切るのは効率が悪すぎると否定的だが、同じく刀を扱う冴子は、剣士の技量・刀の質・精神の強さによって変わるのだと語る。
銃によって自分のアイデンティティを確保しているコータにとって、刀で倒すというのは受け入れ難いのでしょうね。
確かに日本刀は切れ味が鋭い代わりに、刃毀れしやすいのが欠点ですから。
ただ、銃のように弾薬が尽きて使い物にならなくなるという事はない。峰打ちでも鉄パイプで殴りつけるよりも強力だしね。

コータを追い掛けようとした孝は、苛立って壁を殴ろうとするも、希里ありすに呼び止められて思いとどまりました。
相変わらず気が短くて直ぐに物に当たってしてしまう性格はなんとかした方がいいと思う。
ありすは喧嘩したのなら、お話すれば良いと笑う。

バウンティの反乱、だと歴史の教師が語っていた事を思い出す。
長い後悔の末にタヒチで休息の時を得た船乗りたちが、再び繰り出した航海の上で起きた反乱。休息によって緩んでしまう規律。
沙耶が示したのはその事であると、ようやく孝が気付いた。

沙耶と同じく状況を理解していたのは冴子。
彼女は当然のように護られる側につくはずもないのですが。

コータは手にしている武器を大人達に奪い取られようとして、必死に守り続けていた。
そこに現れた壮一郎が状況を問いかける。
銃を奪い取られたら、元の自分に戻ってしまう、自分に出来る事が出来なくなってしまうと譲ろうとしないコータ。
騒ぎに駆け付けた孝はそれが沙耶を守る事であると告げる。
孝だけでなく、冴子や沙耶もコータの味方に付く。
彼がいなければとっくに〈奴ら〉の仲間入りしていたのだと告げる。
「そうよ、こいつが守ってくれたの!
 パパじゃなくてね!!」

向かい合う父と娘。
強いカリスマと揺るがない持論を持つ沙耶パパが娘に対して、どのように応じるのか、というところで次回へ。

やはり右翼だの左翼だのという単語はぼかされましたね。
ま、流石にこの辺りは下手に描写すると、リアルの人たちが何しでかすか判らないしね。テレビ的にも規制に引っ掛かるのかもしれないし。

第10話エンディングテーマ
「THE last pain」歌:黒崎真音

そして同じ頃、紫藤浩一の信者の1人が彼に今なら彼らを受け入れてくれる筈だと連絡していた。
彼らの乗るマイクロバスはモラルの崩壊した狂宴の場となっていた。
こっちの乱交は直接描写は規制が入ったけど、一応ちゃんと描かれたか。
そういや、なんでこの時は電話しても大丈夫だったんだろう……

次回 ACT11「DEAD storm rising」

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