みなみけ おかえり 第11話「いいイメージ」
●傍観者
南千秋の読みたいと言っていた本を持ってきた藤岡は、学校で南夏奈に預けようとするが、カナはならば家に来ればいいと告げる。その事に喜ぶ藤岡を、リコがジッと見詰めていた。
どうしたら藤岡に近づけるのか、悩むリコに、「私にきかれも」と困惑するケイコだが、本人には訊ねたつもりはない、らしいが、ケイコの本を揺すったりと本当に無意識の行動か否か……
半ば聞いて欲しいからわざとだろうな。まぁ、いくら話しても相手がケイコでは建設的な意見は出てこなさそうですが。
そこに現れた自称《傍観者》を名乗るヒロコは、番長・藤岡と元番長の妹・カナ、そして一般人女生徒リコの三角関係かと納得。
カナや藤岡に興味があるという、ヒロコに「彼女も藤岡に気があるのか」と考えるリコだが、あくまでも自分は傍観者だと主張するヒロコは、それに藤岡はカナしか見えていないと口走り、リコはショックを受ける。
カナにはその気がないようだからと、告白する事を薦めるヒロコに。真の《傍観者》ケイコは出会ったばかりの人に告白を勧められている事に呆然。
真の傍観者とは何か思うところがあっても、自分からあれこれと口にしない人の事です。
ちなみにスピリチュアルを物語化した小説『聖なる予言』
では人間は《脅迫者》《尋問者》《傍観者》《被害者》の4つのタイプに分かれて、ドラマを繰り広げている、という事になっています。ま、どうでもいい話。
まずは練習、と仮想藤岡にユウを用意。
寝起きのユウを相手に、「良いイメージ」を掴ませる為の練習をさせるヒロコ。
告白の練習をしようとするリコだが、耳を穿っているユウの姿に、藤岡はそんな事をしないと抗議。だが、ユウは告白の瞬間に相手の嫌な一面を見たぐらいで冷める思いなのか、と反撃。仮想藤岡が何をしていようと、動揺するなともっともらしく説得する。
ヒロコに付き合うリコも大概おかしいよな。しかも諭されてるし。
ちなみにユウは3代目番長。
と、そこに教室からカナが姿を現す。カナと仲の良いらしいユウは、カナに親しげに話すと、「カナは本当に可愛いな」と良いながらカナの頭を撫でる。
そんなユウの姿に、ヒロコは「良くないイメージ」だとユウの腕を引っ張ってTAKE2を始めようとする。それを《真の傍観者》ケイコはただ眺めている。
これぞまさしく傍観者。
良くないイメージだけど、ある意味正しいイメージでもある。
●おもてなしの心
藤岡とケイコと共に勉強会をする事になり、カナはリコにも声を掛ける。勢いで泊まりもありだというカナ。何度も「藤岡君も来るの?」と確認するリコに「藤岡を誘うのを止めるか?」と言い出したカナをストップして、リコは参加する事に。
リコ、確認しすぎだ。
これだけの反応を示しているのに気付かないカナも鈍いけどね。
お泊りは一瞬藤岡も? とか思ったが、そんなはずが無い。
帰宅早々、チアキに「もてなしとはなんだろうか」と言い出したカナ。
もてなしの心とは「心が温まること」と結論に達したカナは、お風呂の準備をしていた時に、何やら納得した様子を浮かべる。
てか、四六時中客の来る家で今更おもてなしの心も何もあったものじゃないと思うけど。
勉強会も進み、南春香がお風呂の準備が整った事を告げに来る。ケイコとリコが譲り合う中、カナは藤岡に勧める。もうすぐ帰るからと断る藤岡だが、カナは「もてなしを断る気か」と迫り、チアキもバスタオルを差し出す。
いつもカナが使っているお風呂、と考えてしまう藤岡は、湯船を汚すのも勿体ない、とシャワーだけで済ませてしまう。
藤岡の気持ちは判らないでもない。
健全な男子としては意識せざるを得ないよね。しかし藤岡が一番に入ったのは正解だろう。
女子の後で男子というのは、若い子ならちょっと気恥ずかしいところだろうし。
続いてお風呂に入るリコは、藤岡が入ったお風呂にあれこれと考えすぎてしまい、シャワーだけで済ませてしまう。
リコも藤岡と同じパターン。なんとなくオチが見えてきたわけですが。
続いて入る事になったケイコは眼鏡を外すと、上手く見る事が出来ず、他人の家のお風呂はちょっと怖い、とやはりシャワーだけで済ませてしまう。
どれだけ視力が悪いんだろうか。てか、湯船に漬かるのはそれほど危険ではないと思うのだけど。むしろシャワーより安全ではないか?
お客がみんな入ったのを確認して、お風呂に入ったカナ。究極のもてなしとしてカナは「唐辛子風呂」を用意していた。
湯船に浸かったカナは、一瞬の間を置いて強い痛みを感じる。
リビングにあわててやってきたカナ。
「お前等、正直なところ、風呂どうだった!?」
と3人に問い掛けるも、3人は目を白黒させる。
カナ、自爆です。
親切心からした事とはいえ、唐辛子風呂はダメだろう……肌への刺激が強すぎるよ。
みんな変な思考が幸いしたわけだ。
それにしても、これだけ女の子たちのお風呂シーンがあるのに、全然エロさが無いというのは、ある意味凄いと思います。
●先生なのに……
46点、47点と言う2人の少女はカナを羨ましがる。
柔道部と剣道部のエースがようやく登場?
テストが絶好調だったというリコはご機嫌。
元々成績のいいリコだは、今目標があるのだという。それは、成績上位を保っていれば、いずれは勉強が不得手な藤岡に2人きりで勉強を教えてあげられる、と考えているからだ。
半ば呆れたようなケイコは、相変わらず100点で、97点のリコよりもよくて、リコはちょっとご機嫌斜めに。
ケイコは相変わらずだな。
またカナにぼろくそに言われるのかと思っていたら、今回は違いました。
そこにやってきたカナは、ケイコから聞いたヤマが当たって、99点を取ったという。
更に藤岡もカナに教えて貰ったおかげで98点。
97点の人間が98点の人間に教えるなんておかしいよね、と落ち込むリコ。
すげぇよ、ケイコ。どれだけ的中率の高いヤマがはれてるんだ。
カナの学力で99点取れるぐらいに当てられるなら、そりゃあ、毎回100点を取れるよな。
次のテストもヤマを教えてくれというカナに、リコに気を使って自分の力で何とかしてくれというケイコ。
止む無くカナはリコ先生に頼むと、藤岡にも頼むように告げるカナ。
先生という響きで妄想を始めるリコ。
なんか、保坂のようになってきている。
しかし今回は自力で何とかするという藤岡に、一気にやる気を無くしたリコはやる気なさげに適当に教える。
そして試験結果。
リコに教えてもらったヤマが見事に的中したカナは、今回も99点も取る事が出来たが、リコは97点。
ヤマを教えた人間の方が低いって……
適当に教えたところが、偶さか的中してしまったんだね。
偶然って怖いよ。
●一月遅れのバレンタイン
バレンタインの話題で盛り上がるトウマとマコちゃん。
今頃バレンタインネタって……
トウマ、チアキのいる前で思いっきりマコちゃんの正体が男だとばらしているんですけど。
チアキは眠っているのかと思いきや、この後でカナの言葉に反応しているし。
自分には関係ないというカナは「ようし」とオセロをやると言い出す。
しかしトウマもマコちゃんも相手をしてくれず、チアキに相手を頼むも、チアキは自分がかつからやらないと言い出す。
そんなチアキにカナはならばバレンタインで勝負だと言い出す。
わかいうちからバレンタインを人ごとだと考えているとダメになるというカナは、チョコレートを作ると言いだし、マコちゃんも巻き込む。
確かに、カナもまだまだ他人事なんて言っていていい年齢ではありませんよ。まぁ、カナには本人が気付いていないだけで、藤岡という相手がいるのですけど。
しかもマコちゃんに作らせてどうするかな。
が、オセロをやりたいカナは結局自分では作らず、トウマとオセロ。
結局、トウマとオセロの相手をしているのかよ。
チアキはショコラ・デ・ショコラを作成。
明日誰かに渡すのがメインイベントの筈が、みんなで食べてしまう。
カナは大好きなオセロをやって、チョコレートを食べて、やりたい放題だというトウマに、カナはいずれバチがあたると自分で言う。
自分自身で言うって……よく判ってるという事か。
実はマコちゃんもチアキに教えて貰ってチョコレートを作っていた。
が、マコちゃんはチョコレートを渡す相手がいるはずが無い。
カナの案で、経験を積むため、そのチョコはチアキがもらって、適当な相手に渡す事になる。
翌日。
実は1度ユカに落としたチョコ。その事をチアキは知っており、チョコを渡す相手はどうでもいい相手だとほくそ笑む真。
そんなマコトに、チョコレートを持ったチアキが声をかける……
てつきり、チアキが誰にやるのかとやきもきするのかと思いきや、そんなオチだったとは。
マコトはチアキにとって本当にどうでもいい存在だと改めて確認できたわけか。
まぁ、マコトが好きなのはチアキでなくハルカだから良いのかもしれないけどさ。
そんなわけで、今回はリコのターンでした。
次回 第12話「あったかい所」
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