2007-06-16 Sat 04:12
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最後に、一つだけ伝えないと ……ああ、どんな? シロウ――――貴方を、愛している 世界で一番美しい告白ですね。 自分はどちらかというと、セイバー役の川澄綾子さんの台詞より、士郎役の杉山紀影さんの余韻を含ませた優しい相槌に、思わず溜め息が零れた派だったりします。
外人墓地から戻ると、衛宮邸では重傷を負った凛が、言峰がイリヤを攫っていったという情報をくれる。そして彼女のアゾット剣を受け取る。 最後の戦い。決戦前に士郎は自分の身体の中に隠されていたセイバーの聖剣の鞘を返す。名を全て遠き理想郷。 決戦の地は柳洞寺。一成その他がどうなっているか気になるところではあるが…。 セイバーVSギルガメッシュ、士郎VS言峰綺礼。二局の対決はセイバー・士郎ともに押される展開。手に汗にぎるとはまさにこのこと。 セイバーは王の財宝とエアの猛攻の前に力尽きかけようとしていた。しかし、鞘である全て遠き理想郷が戻り、何より士郎も戦っている。それゆえ倒れるわけにはいかない。 剣を振り上げる魔力もろくに残っていない。それでも彼女は疾走し、ギルガメッシュに迫る。 一方、言峰によってこの世全ての悪を被らされた士郎。しかし、そこに奇跡……いや起こるのは必然なのか。 彼の半身であり、セイバーの絶対の防御全て遠き理想郷を投影する士郎。そして発動した全て遠き理想郷は、ギルガメッシュの天地乖離す開闢の星も、聖杯の呪いすらも遮断する。 セイバーの約束された勝利の剣もさることながら、士郎の最後の魔力を渾身の左フックもよかったな。ストレートじゃないことは確か。 言峰・ギルガメッシュを破り、セイバーに聖杯の破壊を命じる士郎。ここに第五次聖杯戦争は終結した。 朝日が昇る。燦然と輝く荒野。その別れ際に、セイバーは士郎にたった一言、今までに一度も口にしなかった思いを告げるのであった。 ここは本当に純文学。人を選ぶかもしれないけれどここまで清々しいまでの幻想的な男女の別れを書ける作家。それが奈須きのこの力なんだなぁ…。 音楽の演出と相まって、ここは本当に感動的。声が入り、新しいBGMや、シーン、CG、演出が追加され、少々の誤字は残りw それでもFate stay/nightの完成形をここに見た。 エピローグ。あれから2ヶ月。季節は春になった。 入学式の朝。登校する士郎は、凛と偶然?会う。間違いなく凛が士郎を意識してやっている行動ではあるがw ここの心に染み入るような士郎の心情の吐露も素敵です。忘れていく彼女の面影。でも、衛宮士郎はセイバーのことを好きだったという事を、ずっと覚えている―――。 そして、カムランの戦いを終えたアーサー王は、死の淵に立たされて、ベルディウェルに聖剣を湖の母に返すように命ずる。そして3度目。躊躇いの後、聖剣が返され、アーサー王はようやく安らぎを得て、目を閉じた。 ――――見ているのですか、アーサー王 呟いた言葉は風に乗る。 眠りに落ちた王は、果てのない青に沈むように。 夢の、続きを―――― 遠い、遠い夢を見た。 ようやく得られた安息。アーサー王は王でなくアルトリアとして逝けたのだろうか…。 〆て30時間。大体予想通り。実はPC版が40時間くらいで終えているのを見ると、これって相当な時間がかかるんじゃないだろうかw 多分3倍くらいかかるとみて、120時間Σ (゚Д゚;) これは……6・7月全部Fate stay/nightのみでいけそうですねw また細かい感想は全編を終えた時にでも。とりあえずセイバーかわいいよセイバー(´ω`*) |
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