自作パソコン台と扇風機の効果を Core Temp で確認
ノートPC の CPU 温度の上昇に悩まされ、取り敢えずハード的な対処としてパソコン台を作ってノートPC を持ち上げ、そこに小型扇風機の風を送り込んでみました。
どちらも、アイドル状態にして、落ち着いてきたところを見計らって測定したものですが、Core 0、Core 1 とも、それぞれ 7℃くらい下がっているのが分かります。
対処前は、このブログを書いていてもどうかすると80℃台に突入していたのが、対処後には70℃台の前半辺りで治まっているので、状況によっては10℃以上の温度の低下が見られます。
この対処後は、ネットで動画を見ていてもほとんど(1度ありましたが)強制シャットダウンになることはありません。
パソコンは、SONY の VAIO(VGN-Z90S)で、OSは Windows 7 Home Premium(SP 1)。
上の図は、「Core Temp」のガジェットでの表示ですが、メイン画面で見るとこんな感じで、更に色々と情報を提供してくれます。
プロセッサは Core 2 Duo、T9600(2.8Ghz)です。
一番下段の[コア#0][コア#1]の、「温度」と「負荷」の表示値は、リアルタイムで変化していきますが、「最小」「最大」表示は(数値のリセット後の)履歴です。
ということで、ここ丸一日くらいの間に、100℃以上まで CPU 温度が上昇したことがあるってことです。
やはり、もう少し温度を下げるための対応が必要なようです。
ところで、この「Core Temp」の表示画面で注目すべきは、下から三段目(青矢印)の[Tj.Max]という項目のようです。数値欄には「105℃」と表示されています。
ネットで色々と調べてみると、「Tj.Max は CPU がその半導体としての役目を果たせるギリギリの温度」という記述がありました。また、「パソコンの常用には負荷をかけても Tj.Max より 20~25℃は低いことが条件」なんてことも書いてありました。
ということは、私の場合、80~85℃くらいで常用しなければいけないってことです。うーん、これは現在の状況では結構厳しいかも。
「Core Temp」には、「オプション」の中に「加熱保護」という項目があります。これを、「指定温度に達した場合実行(90℃に設定)」として、「バルーン通知」にチェックを入れてみました。
作業をしていると、こんな表示がでました。
表示されている温度は86℃になっていますが、キャプチャーに手間取っている間に多分90℃から落ちたのだと思います。
うん、これは便利かも。もっと速くこの存在を知りたかったな。

Windows エクスペリエンス インデックスにて、ハードウェアの性能を評価して指標(インデックス)にしたものが、右側の数字です。Windows 7 では 1.0~7.9 の間の数字となります。
各要素ごとのサブスコアがあり、その内の一番低いスコアがパソコン全体の基本スコアとなります。
この PC の場合、グラフィックスのサブスコアが 4.3 と一番低いので、その数値がそのまま、PC の基本スコアとなります。
基本スコアの目安ですが、「4.0~5.9」で標準的なスペックということなので、辛うじてここに入っている感じでしょうか。
サブスコアだけを見ればプロセッサも 6.2 とまだまだ戦えそうな数値になっていますが、グラフィックスが全体の足を引っ張ってるわけですね。
ノートPCでグラフィックのサブスコアを上げる方法はないかと調べたら、「ノートPCでは、グラフィックスメモリがメインメモリと共有なので、メインメモリを増設、高速化すると、グラフィックス機能もその恩恵を受けることができる(可能性がある)」という記述を見つけました。
なるほど!、なんだけど 32bit OS のメモリの上限は 4GB で、既に 4GB 搭載しているので、増設は出来ないし。高速のメモリに積め換えればいいのかな?
ま、お金のかかることですから、先ずはやっぱりソフト的な対応に頼ってみましょう。
パソコン台を置いて、扇風機の風を送り込むのは、かなり効果有り
その結果はどうかというと、劇的とまでは言わないけど、確実に効果はありました。CPU の温度をリアルタイムで監視してくれるフリーソフト「Core Temp」で測定結果を対処前後で比較してみると、どちらも、アイドル状態にして、落ち着いてきたところを見計らって測定したものですが、Core 0、Core 1 とも、それぞれ 7℃くらい下がっているのが分かります。
対処前は、このブログを書いていてもどうかすると80℃台に突入していたのが、対処後には70℃台の前半辺りで治まっているので、状況によっては10℃以上の温度の低下が見られます。
この対処後は、ネットで動画を見ていてもほとんど(1度ありましたが)強制シャットダウンになることはありません。
Core Temp は色んな情報を教えてくれて、とっても便利
とは言え、もう少し温度を下げられたらと思い、今回はソフト的なアプローチをしてみます。パソコンは、SONY の VAIO(VGN-Z90S)で、OSは Windows 7 Home Premium(SP 1)。
上の図は、「Core Temp」のガジェットでの表示ですが、メイン画面で見るとこんな感じで、更に色々と情報を提供してくれます。

一番下段の[コア#0][コア#1]の、「温度」と「負荷」の表示値は、リアルタイムで変化していきますが、「最小」「最大」表示は(数値のリセット後の)履歴です。
ということで、ここ丸一日くらいの間に、100℃以上まで CPU 温度が上昇したことがあるってことです。
やはり、もう少し温度を下げるための対応が必要なようです。
ところで、この「Core Temp」の表示画面で注目すべきは、下から三段目(青矢印)の[Tj.Max]という項目のようです。数値欄には「105℃」と表示されています。
ネットで色々と調べてみると、「Tj.Max は CPU がその半導体としての役目を果たせるギリギリの温度」という記述がありました。また、「パソコンの常用には負荷をかけても Tj.Max より 20~25℃は低いことが条件」なんてことも書いてありました。
ということは、私の場合、80~85℃くらいで常用しなければいけないってことです。うーん、これは現在の状況では結構厳しいかも。
「Core Temp」には、「オプション」の中に「加熱保護」という項目があります。これを、「指定温度に達した場合実行(90℃に設定)」として、「バルーン通知」にチェックを入れてみました。

表示されている温度は86℃になっていますが、キャプチャーに手間取っている間に多分90℃から落ちたのだと思います。
うん、これは便利かも。もっと速くこの存在を知りたかったな。
Windows エクスペリエンス インデックスでハードウェアの性能を評価する
さて、温度上昇のソフト的な対応に手をつける前に、現状認識をしておきましょう。コントロール・パネルから[パフォーマンスの情報とツール]をクリックし、「パフォーマンスとシステムに関する詳細情報を表示」すると、以下のようになっています。
Windows エクスペリエンス インデックスにて、ハードウェアの性能を評価して指標(インデックス)にしたものが、右側の数字です。Windows 7 では 1.0~7.9 の間の数字となります。
各要素ごとのサブスコアがあり、その内の一番低いスコアがパソコン全体の基本スコアとなります。
この PC の場合、グラフィックスのサブスコアが 4.3 と一番低いので、その数値がそのまま、PC の基本スコアとなります。
基本スコアの目安ですが、「4.0~5.9」で標準的なスペックということなので、辛うじてここに入っている感じでしょうか。
メインメモリを増設、高速化すれば、グラフィックスのサブスコアを上げられる?
プライマリハードディスクのサブスコアが特に高いのは、だいぶ前のことですが、HDD を SSD に換装したことによるものでしょう。サブスコアだけを見ればプロセッサも 6.2 とまだまだ戦えそうな数値になっていますが、グラフィックスが全体の足を引っ張ってるわけですね。
ノートPCでグラフィックのサブスコアを上げる方法はないかと調べたら、「ノートPCでは、グラフィックスメモリがメインメモリと共有なので、メインメモリを増設、高速化すると、グラフィックス機能もその恩恵を受けることができる(可能性がある)」という記述を見つけました。
なるほど!、なんだけど 32bit OS のメモリの上限は 4GB で、既に 4GB 搭載しているので、増設は出来ないし。高速のメモリに積め換えればいいのかな?
ま、お金のかかることですから、先ずはやっぱりソフト的な対応に頼ってみましょう。
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