日野原重明著 「生きるのが楽しくなる15の習慣」
日野原重明著 「生きるのが楽しくなる15の習慣」のご紹介。
日野原先生は、100歳(1911年生まれ)を超えて今なお毎日現役として医療に携わっているお医者さんであります。
この本の題名にも「習慣」という言葉が使われています。人生を良くするのも、悪くするのも、あるいは健康でいるのも、病気になるのも、これ全て日々の習慣によるものなんです。
例えば「成人病」と呼ばれる病気。この「成人病」という概念が、加齢と共に罹患の危険が大きくなる病気(脳卒中、がん、心臓病など)として提唱され出したのは昭和30年代頃の事だそうです。
それが1990年代後半、成人病の多くが加齢と共に罹患しやすくなるのではなく、「生活習慣の改善によって予防し得る」という認識を広く知らしめることを目的として、「生活習慣病」という呼称へと置き換える動きが興り始めました。
この「生活習慣病」の命名者が日野原先生だったとは、この本を読むまで知りませんでした。
本書は、心と体の健康の秘訣として、日野原先生が続けてきた15の「習慣」を紹介してくれます。そんな中から、いくつかの習慣を紹介してみましょう。
成程、自分を大切にしていない人には、生きがいを見出すことが出来ないのかもしれません。自分の人生なんて「どーでもいいや」って思っている人に、生きがいがあるとは思えません。
自分を大切にするって、自分を良くしたいという思いです。自分を良くしたいと思えば、自ずと「良い習慣」を持とうとします。
自分を大切に思うからこそ、悪い食生活を改善しようとか、運動をして体調を保とうとか考えるわけです。
控えようと思っている脂肪分の多い食品を食べてしまったり、暴飲暴食や過度の疲労、また怠惰な生活態度なども、自分を良くしたい、自分を大切にしようという思いの欠如からくるものなのです。
人生をどのように生きていますか。
哲学的な難しい話ではなく、今日というこの一日をどのような思いで迎え、そしてどのように終えたのですか、ということです。
人生とは、本当に多種多様な選択の上に成り立っているものです。「選択の連続=人生」なんです。
そして、「人を動かす人の習慣」の紹介でも書きましたが、「習慣」とは、日々自分が繰り返す選択や行動が、知らない内に積み重なった結果として形成されるものです。
ということは、一つ一つの行動を、「自分を良くしたい」という思いをもって選択し、それを選択し続けることが良い習慣を作り出すことになるんです。
無事生還し、地上に降り立った時、「これからの人生は与えられた命だ」と感じたそうです。それ以降、日野原先生は「与えられた命」を「お返しする」という “使命” を実感し、「人は始める事さえ忘れなければ、いつまでも若い」との信念を貫いているそうです。
新しいことを始める、その源泉となるのは「好奇心」です。
日野原先生は、若いということで誇れることがあるとしたら、それは「あふれる好奇心と、興味を持つ心に尽きる」と言っています。
「好奇心」の反対語は、「この年になって今さら」みたいな感じでしょうか。「好奇心」を失うことは、「若さ」を失うことなのかもしれません。
なぜなら、好奇心無くして新しいことにチャレンジしようという気持ちは生まれてくるはずがないからです。
何度か引用させて頂いている松本守正さんのワークショップで、こんなことを言われていました。
好奇心の無い所に “夢” は生まれないでしょう。新しいことにチャレンジすることがないのなら、“勇気” は必要ないかもしれません。
好奇心を失うことは、若さを失い、夢を失い、そして人生をも失うことなのかもしれません。
そして、そのあなたの「選択」は、誰かに強制されたものではなく、あなた自身の選択ですよね。ということは、「人生におけるすべての結果の責任はあなたの中にある」、ということです。
この言葉の中に、日野原先生がこの本を通して伝えようとしたすべての内容が詰まっているように思います。
重要なのは、「繰り返す毎日の行動」なのです。
そこに焦点を絞って、その行動が悪い習慣を生み出しているのならば、その「行動を変える」。そして、良い習慣を生み出す行動を、自分の選択としてとっていくことだけの話なんです。
冒頭でも触れましたが、人生も、健康も、成功も、目的の達成も、何もかもが、「習慣」によってもたらされるものなのです。
「成功哲学」系の色々な本を読んで思うのは、「7つの習慣」を筆頭に、どの本の著者も「習慣」の重要性を説いているなってこと。
「良い習慣」からは良い結果がもたらされ、「悪い習慣」からは悪い結果がもたらされる。
これが宇宙の法則、すなわち真理なのです。
一度しかない人生、一つしかない体です。もっと良くなろう、もっと良くなろうと、少しの努力も惜しまずに生きて行く気構えが必要なのでしょう。
日野原先生は、100歳(1911年生まれ)を超えて今なお毎日現役として医療に携わっているお医者さんであります。

例えば「成人病」と呼ばれる病気。この「成人病」という概念が、加齢と共に罹患の危険が大きくなる病気(脳卒中、がん、心臓病など)として提唱され出したのは昭和30年代頃の事だそうです。
それが1990年代後半、成人病の多くが加齢と共に罹患しやすくなるのではなく、「生活習慣の改善によって予防し得る」という認識を広く知らしめることを目的として、「生活習慣病」という呼称へと置き換える動きが興り始めました。
この「生活習慣病」の命名者が日野原先生だったとは、この本を読むまで知りませんでした。
本書は、心と体の健康の秘訣として、日野原先生が続けてきた15の「習慣」を紹介してくれます。そんな中から、いくつかの習慣を紹介してみましょう。
良くなろうと思う心を持つ
日野原先生の名言の一つにこんな言葉があります。私は、生きがいとは自分を徹底的に大事にすることから始まると信じている。
成程、自分を大切にしていない人には、生きがいを見出すことが出来ないのかもしれません。自分の人生なんて「どーでもいいや」って思っている人に、生きがいがあるとは思えません。
自分を大切にするって、自分を良くしたいという思いです。自分を良くしたいと思えば、自ずと「良い習慣」を持とうとします。
自分を大切に思うからこそ、悪い食生活を改善しようとか、運動をして体調を保とうとか考えるわけです。
控えようと思っている脂肪分の多い食品を食べてしまったり、暴飲暴食や過度の疲労、また怠惰な生活態度なども、自分を良くしたい、自分を大切にしようという思いの欠如からくるものなのです。
人生をどのように生きていますか。
哲学的な難しい話ではなく、今日というこの一日をどのような思いで迎え、そしてどのように終えたのですか、ということです。
人生とは、本当に多種多様な選択の上に成り立っているものです。「選択の連続=人生」なんです。
そして、「人を動かす人の習慣」の紹介でも書きましたが、「習慣」とは、日々自分が繰り返す選択や行動が、知らない内に積み重なった結果として形成されるものです。
ということは、一つ一つの行動を、「自分を良くしたい」という思いをもって選択し、それを選択し続けることが良い習慣を作り出すことになるんです。
新しいことにチャレンジする
日本初のハイジャック事件である「よど号ハイジャック事件」が起こったのは1970年のことですが、このよど号に60歳目前の日野原先生は乗り合わせていたんです。無事生還し、地上に降り立った時、「これからの人生は与えられた命だ」と感じたそうです。それ以降、日野原先生は「与えられた命」を「お返しする」という “使命” を実感し、「人は始める事さえ忘れなければ、いつまでも若い」との信念を貫いているそうです。
新しいことを始める、その源泉となるのは「好奇心」です。
日野原先生は、若いということで誇れることがあるとしたら、それは「あふれる好奇心と、興味を持つ心に尽きる」と言っています。
「好奇心」の反対語は、「この年になって今さら」みたいな感じでしょうか。「好奇心」を失うことは、「若さ」を失うことなのかもしれません。
なぜなら、好奇心無くして新しいことにチャレンジしようという気持ちは生まれてくるはずがないからです。
何度か引用させて頂いている松本守正さんのワークショップで、こんなことを言われていました。
あなたに夢がなくなったとき、あなたの人生の半分を失います。
あなたに勇気が無くなった時、あなたの人生の全てを失います。
あなたに勇気が無くなった時、あなたの人生の全てを失います。
好奇心の無い所に “夢” は生まれないでしょう。新しいことにチャレンジすることがないのなら、“勇気” は必要ないかもしれません。
好奇心を失うことは、若さを失い、夢を失い、そして人生をも失うことなのかもしれません。
責任を自分のなかに求める
上でも書きましたが、「人生とは選択そのもの」なのです。そして、そのあなたの「選択」は、誰かに強制されたものではなく、あなた自身の選択ですよね。ということは、「人生におけるすべての結果の責任はあなたの中にある」、ということです。
人間は生き方を変えることができる。
繰り返す毎日の行動を変えることにより、
新しい習慣形成により、
新しい習慣の選択を人間は決意できる。
人間には選択の自由がある。
そして、意志と努力により、
新しい自己を形成することができる。
繰り返す毎日の行動を変えることにより、
新しい習慣形成により、
新しい習慣の選択を人間は決意できる。
人間には選択の自由がある。
そして、意志と努力により、
新しい自己を形成することができる。
この言葉の中に、日野原先生がこの本を通して伝えようとしたすべての内容が詰まっているように思います。
重要なのは、「繰り返す毎日の行動」なのです。
そこに焦点を絞って、その行動が悪い習慣を生み出しているのならば、その「行動を変える」。そして、良い習慣を生み出す行動を、自分の選択としてとっていくことだけの話なんです。
冒頭でも触れましたが、人生も、健康も、成功も、目的の達成も、何もかもが、「習慣」によってもたらされるものなのです。
「成功哲学」系の色々な本を読んで思うのは、「7つの習慣」を筆頭に、どの本の著者も「習慣」の重要性を説いているなってこと。
「良い習慣」からは良い結果がもたらされ、「悪い習慣」からは悪い結果がもたらされる。
これが宇宙の法則、すなわち真理なのです。
一度しかない人生、一つしかない体です。もっと良くなろう、もっと良くなろうと、少しの努力も惜しまずに生きて行く気構えが必要なのでしょう。
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