ハイトゲージを利用して、革の漉き加工用工具を作ってみた
定盤の代用にしようと思ってジュラルミンの板を買って、その上でVブロックとハイトゲージをいじっていたら、新しい工具を思いつきました。
これが、素人には難しいんだ。これまで色々とトライしてきたけど、なかなか思い通りの結果まではたどり着くことが出来ずにいます。
こんな工具を買ってみたりもしました。フレンチエッジャーというのですが、紹介動画で見ていたらいとも簡単に漉いていたのに、私がやろうとすると、これがもう全然使えない。
勿論、私の技術の問題ですが、その技術を向上させていく取っ掛かりさえも見出せずに、今は引き出しの奥の方に仕舞い込まれています。
そんな(わたしにとっては非常に難しい)漉き作業を簡単に行うための工具を、ハイトゲージを利用して作ってみたいと思います。
ハイトゲージの上写真矢印部(スクライバ)を取り外して、代わりにカッターの刃を取り付けようと思いますが、刃として使うのは、オルファのアートナイフの替刃。
スクライバの取り付け部の寸法は9mm×9mmなので、先ずは手元にあった5mm×15mmのアルミの角棒を幅9mmにカットしていきます。
アルミとはいえ、厚さ5mmを金ノコで手作業で切っていくのは一苦労。金ノコの刃を1本折った。
このアルミ部材が胴体のベースになります。続いて、厚さ3mmのアクリル板を同じ寸法でカットし、アートナイフの替刃を両者の間に挟んでネジで固定します。
こちらが出来上がったパーツ。
アルミベースの方には3mmのネジを切り、刃を挟む部分にはアクリル部材共々滑り止め用に紙ヤスリを貼ってあります。残り半分には、厚み調整用のアルミの薄板を貼り付けました。
で、組み上げて完成したものがこちら。厚みもピッタリ9mmになっています。
ハイトゲージのスクライバを取り外し、代わりに完成した工具を取り付けました。
そして、工具の刃の高さを、(Vブロックの高さ+漉き加工後の革の厚み)にセットして、あとはハイトゲージを操作して革の中へと刃を入れてカットして(漉いて)いきます。
加工後の状態。上下に分かれた革の裏側の不要な部分を、カッターで切り離しました。
上手くいくときは、本当に何の抵抗も感じずにナイフの刃がスーッと入っていきますが、革の繊維(?)の向きによるのか、上手くいかないときは上手く切れません。
工具の出来としては悪くないと思いますが、上手く使うには少し練習が必要なようです。
革を “漉く” のは本当に難しい
レザークラフトの様々な作業の中に “漉く” というものがあります。革を部分的に(例えば折り返し部分を)薄くする作業のことです。これが、素人には難しいんだ。これまで色々とトライしてきたけど、なかなか思い通りの結果まではたどり着くことが出来ずにいます。
こんな工具を買ってみたりもしました。フレンチエッジャーというのですが、紹介動画で見ていたらいとも簡単に漉いていたのに、私がやろうとすると、これがもう全然使えない。
勿論、私の技術の問題ですが、その技術を向上させていく取っ掛かりさえも見出せずに、今は引き出しの奥の方に仕舞い込まれています。
そんな(わたしにとっては非常に難しい)漉き作業を簡単に行うための工具を、ハイトゲージを利用して作ってみたいと思います。
ハイトゲージの上写真矢印部(スクライバ)を取り外して、代わりにカッターの刃を取り付けようと思いますが、刃として使うのは、オルファのアートナイフの替刃。
スクライバの代わりに、漉き加工用の刃を取り付ける
この刃をスクライバの代わりに取り付けるために、 “胴体” を作っていきます。スクライバの取り付け部の寸法は9mm×9mmなので、先ずは手元にあった5mm×15mmのアルミの角棒を幅9mmにカットしていきます。
アルミとはいえ、厚さ5mmを金ノコで手作業で切っていくのは一苦労。金ノコの刃を1本折った。
このアルミ部材が胴体のベースになります。続いて、厚さ3mmのアクリル板を同じ寸法でカットし、アートナイフの替刃を両者の間に挟んでネジで固定します。
こちらが出来上がったパーツ。
アルミベースの方には3mmのネジを切り、刃を挟む部分にはアクリル部材共々滑り止め用に紙ヤスリを貼ってあります。残り半分には、厚み調整用のアルミの薄板を貼り付けました。
で、組み上げて完成したものがこちら。厚みもピッタリ9mmになっています。
ハイトゲージのスクライバを取り外し、代わりに完成した工具を取り付けました。
加工方法は
定盤(代わりのジュラルミン板)の上にVブロックを置き、その上に漉く革をセットして、上から定規で押さえ込みます。そして、工具の刃の高さを、(Vブロックの高さ+漉き加工後の革の厚み)にセットして、あとはハイトゲージを操作して革の中へと刃を入れてカットして(漉いて)いきます。
加工後の状態。上下に分かれた革の裏側の不要な部分を、カッターで切り離しました。
上手くいくときは、本当に何の抵抗も感じずにナイフの刃がスーッと入っていきますが、革の繊維(?)の向きによるのか、上手くいかないときは上手く切れません。
工具の出来としては悪くないと思いますが、上手く使うには少し練習が必要なようです。
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