生成AIに反対してる人たち、この3年半何してたんだ。
Xには、生成AIの使用者から「反AI」と呼ばれる人らがいる。
そのほとんどが何らかで活動してる絵描きか、絵のクリエイティブに携わる人たちで占められている。
かくいう自分も、生成AIには多くの問題を抱えているという印象が強く、立場は反対の人物と言える。
しかし、Xで活動している人らに対しては、その活動の内容に強く疑問が残った。「この人たちは一体何を言ってるんだ…?」と。
Xは話題性に関しては優秀なプラットフォームだと思う。自分の発言も他人の目につきやすく、考えも共有され共感されやすい。
一方でその持続性は刹那的で、考えに反対の人物にも目がつきやすく、いたずらに茶化されやすい。
Xのこのような性質は何年も運用しなくてもすぐにわかる。こんなのは他所で敵も味方も区別せずギャーギャー騒いでるようなものだ。
こんなところでできるのは、せいぜい本当に「お気持ち」だけに思う。あるいは「反AI」の彼らの目的がそれの可能性もある。
こういった場所では議論もコミュニティも育ちづらく、むしろ自分らの怠惰を露呈しているだけに思う。
「Xがインフラだから」という内なる言い訳も、仕方なく使っているのではなく、X以外を使いたくないだけではないだろうか。
もし本当に自分らの市場や居場所を守りたい意志があるなら、Xを活動の中心にせず場所を移したほうがいい。
これはXfolioやWickやTEGAKIやpommuに行けという短絡的な話じゃない。
コミュニティを育て、議論を蓄積できる場所を作る努力をしろ。それができるなら一見お断りでもクローズドでも何でもいい。
責任者や法人を擁立するなり、自分たちの居場所を守るインフラを自らの手で設けろということを言いたい。
おかしなところはまだある。
彼らの言い分の軸が「著作権」であることだ。これはよくよく考えなくても大分おかしい。
ネットで少し調べれば概念は掴める。著作権は本来「著作者の権利」だ。
つまり、著作者が自分の著作物を他人が許可なく使用した場合、それに訴えを起こせる「著作者の権利」のことだ。
もし具体的に自分の作品が侵害されてる違反要件があった場合、弁護士に依頼しプロバイダに開示請求を送り、加害者に内容証明を送るなり、順当に著作権侵害の手続きを踏んでいく。
だが彼らはなぜか、生成AIという大きな主語を標的に、著作物や著作者の代表であるかのように振る舞っている。
著作権の本来の使い方をせず、Xでそれを盾に自分たちの言論のようなものを広げようとしているのだ。
「許可されてない二次創作はどうなんだ。アニメアイコンじゃねぇか。ネットミームなら画像使ってええんか。」
と揚げ足を取られている一方である。
こんなものをXで見てしまった日には、お互いに他人の褌で言い合いしてて何してるんだろうと思ってしまう。
このような活動の仕方では、本当に有能な人はついてこないと率直に思う。
これらを見れば少なくとも、著作権は自分たちを守る筋ではないといえるだろう。
法的な問題は、声を反映した司法や行政の仕事であって絵描きやエンタメ業の君たちの仕事じゃない。
ここまで書いて、Xという彼らに逆風の場所を使い、著作権という戦える武器でもない物を使うだけでも罪深い。
だが本当に罪深いのは、三年半の期間が本当に空白期間であるということだ。
コンテンツの流動性がタイトな市場で、絵描きがこの不毛なXの言い合いに時間を割いていることが最も罪深い。
生成AIの問題提起するよりも、その時間で新規にイラストやマンガを制作して、絵を描く姿勢を示していたほうが多く人がついていったのではないだろうか。
「その考えは問題に目を瞑ることになるから詭弁」と言いたい気持ちもわかる。
しかし一方で、この3年半の空白は事実として受け入れなければいけないことでもある。
そして、生成AIに不満を持っているのは絵描きだけではない。声優、ミュージシャンやライター、エンタメで矢面に立つ人や映像に携わる人もいる。
それらを総括し、問題を最も広められて人を集める力を絵描きは与えられていたと思う。
本当に不甲斐ないとしか言いようがない。だからこそ、この3年半の空白が最も重い。
問題の解決法にしても、絵の活動にしても、もっと有意義に活動してほしい。
ここまで言うのは、絵が好きだからです。君たちがつらいなか鞭打つのは気が引けるけど、もっとがんばれよ。
そのような、お気持ち表明でした。