2025-04-12

まずいことになったかもしれない

今週はちょっと…いやかなり忙しかった。

月曜からしてすでに詰んでるかも…って顔で鏡の自分と目が合ってたし、水曜には完全に心が折れて、木曜の夜は冷蔵庫にあったプリンに「お前しかいない」とつぶやいて食べた。

それでも金曜までなんとか業務をこなしてきた自分、偉い。ほんと偉い。誰も褒めてくれないか自分で褒める。

で、今日(金曜)もギリッギリまでメール処理して、会議して、書類作って、もうこれ以上は無理ってくらい脳のバッテリーが切れかけてたんだけど、ある作業ひとつ終えたタイミングで、ようやくちょっと一息つけた。

あー明日土曜かぁ。なんか映画でも借りて観たいな…ってふと思ったんだよね。

外に出る元気は無いけど、せめて週末感を感じたい。

ポテチ炭酸映画、それくらいの贅沢はしてもバチ当たらないでしょって。

でもさ、スマホポケットから出すのすら面倒なレベルで疲れてたの。だから目の前のPCで最寄りのゲオ在庫調べようとしたの。

いつも通りGoogle検索窓に手を伸ばして、「ゲオ レンタル」って入れるつもりだったの。

ところがそこで指が…いや、たぶん脳が完全にぼけてた。

打ち込んだのは「ゲイ レンタル

検索エンター。

その瞬間、人生で初めてパチンッ!って音が頭の中で鳴った。いやマジで

一瞬でモニターいっぱいに広がる、“そっち系”の情報

タイトルサムネ広告普段だったら「おお…」くらいで済んだかもしれない。けど今日に限って、運命悪戯は重なる。

すみませんちょっといいですか?」

背後から聞こえた声にゾッとした。ゆっくり振り返ると新人ちゃん(今月入ったばかりの女の子)が立ってた。

「えっと、○○の書類について確認したくて…」

私が「ゲイ レンタル」を全力で検索したその瞬間に、モニターを完全に見える角度からしっかり、きっちり話しかけてくるその流れ。なんだこのタイミング悪魔合体

頭の中で何かが崩れ落ちた音がした。

今、それじゃないんだよ…って声が、鼓膜の裏側で響いた。

必死ブラウザを閉じた。いや、閉じたっていうか、Alt+F4を連打した。パソコンごと爆発させたかった。

彼女特に何も言わず普通に質問して、普通に去っていった。

でもね、人間って分かるんだよ。表情って嘘つけないから。

帰り際、ちょっと引きつった笑顔してたし、「ありがとうございましたー」って言う声が、なんか1トーン高かった。怖かったんだろうなあれ。人って、極限状態にあると自分の中の“正義”がざわつくんだろうな。彼女正義センサー作動したんだよ。たぶん。



で、私はといえば、頭抱えながら帰宅して、プリンをもう一個食べながらこれ書いてる。

明日映画借りに行くどころじゃない。ていうかゲオに行く勇気もない。

もう「G」で始まる検索ワードすら怖い。Googleにすら申し訳ない。

週明け、彼女普通の顔で接してくれるのか。

それとも“そういう趣味の人”として静かに距離を置かれるのか。

もしや「人事に報告すべきか迷ってます」みたいなSlackが飛んでるのか。

……ああ、どうしてあの時、「ゲイ レンタル」なんて打ってしまったんだ。

いや、打とうとしてないんだよ! 「ゲオ」なんだよ!!

“お”と“い”が近すぎるキーボードにも罪があるんじゃないの!? 訴えたい!

ももう遅い。ウィンドウは開かれてしまった。心のも、ブラウザのも。

人生って、そういうもんなんだな。

来週、私はどうやって出社すればいいんだろう。

の子視線、正直ちょっと怖い。でも出社はしなきゃいけない。

まずいことになったかもしれない。

いや、もうなってるのかもしれない…。

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