勇気の出る名言集

過去に読んだ本で勇気を与えられた言葉のアンソロジーです。

2021年07月

部下を愛しますか?

  • 給料をもらうのは権利、認められることは贈り物。(ロザベス・モス・カンター、著述家・経営コンサルタント)
  • 優秀な人材をとどめる上で最も重要なものは金銭ではない――このことは、さまざまな調査を通じて繰り返し明らかにされてきた。筆者らの独自の調査でも、結論はやはり同じであった。全米各地において、さまざまなグループを対象に「何があなたをこの会社にひきとめているのか」という質問を行ったところ、金銭という答えが上位5位以内にランクされたグループは一つもまかった。つまり、金銭面で条件を整えたからといって、優秀な人材の流出を防げる保証はないということだ。部下が望んでいるのは、仕事ぶりを正しく評価してもらうことだ。まず、自社の給与水準が公正なものかどうかチェックしてみよう。そして、優れた働きをした部下を誉めてやろう。さらに、あなた独自の方法を工夫して、感謝の気持ちを伝えよう。こうすれば、部下は転職など考えなくなるはずだ。
  • インナースペースを与えるには、「優秀な人間は自分の仕事をきちんと自己管理し、継続的に向上していくことができる」と信じ、部下を信頼してやらなければならない。
  • 仕事に遊びの要素を取り入れる職場で楽しい時間を過ごす休暇をとる、成功を祝う、独創的な方法で問題に取り組む――すべて、優秀な人材を引きとめる上で欠かせない要素だ。マネージャーが自由を与えるよう努力すれば、意欲と才能にあふれた誠実な部下たちが、素晴らしい仕事ぶりで応えてくれるだろう。
  • 賞賛の言葉によって没落し、その後、批判の言葉によって救われるということがよくあるものだ。(ノーマン・ヴィンセントピール)
  • 真実を語ることには躊躇しない人間も、真実を聞くとなると平気ではいられなくなるようだ。まるで化学反応のように顔が紅潮し、体中が熱くなって、おもわず言い返したくなる。二つのD-防御(Defending)と議論(Debating)-が頭をもたげてきたくなる。二つのL-傾聴(Listening)と学ぶ心(Learning)ーで対抗しなければならない。(ジェリー・ハーシュバーグ)
  • 相手の話を遮っていないかどうか、充分注意しよう。そのためには、キーワリード掘り下げ法を実践するといいだろう。相手が話をしている間は、聞き役に徹すること。部下にも素晴らしいアイデアを生み出す能力があると信頼し、相手がやめるまで話をさせよう。
  • 防衛的な聞き手も、やはり相手の話を遮ってしまう。このタイプの聞き手が守ろうとするのは、自分の考え、立場、現状、組織における地位や役割などである。部下と話をする際、自分がこうした態度を取っていないかどうか反省してみる必要がある。すぐに防衛的に口を挟むのはやめ、部下の話を最後まで聞いて、彼らの意見や見解を本当に理解するよう努めなければならない。
  • 部下の話に耳を傾け、相手を理解するよう真剣に努力する必要がある。自分の聞き方のスタイルを反省し、絶えず向上を図ること(どんな人にも向上の余地は残されているはずだ)。こうした努力は、決して無駄にはならない。上司に話を聞いてもらえた、理解してもらえたと感じた部下は、これからもこの上司についてついていこうと思うからだ。反対に、上司に話を聞いてもらえない部下は、自分を理解してくれる上司を求めて、他の職場を探し始めるだろう。
  • 自分の価値観に合致した仕事であれば、人は情熱的に取り組むことができる。個人の活動、あるいは組織活動が最大の成果を生むのは、人々が、その課題の達成が自分にとって最も重要な価値の実現につながるという思いで仕事に当たったときである。
  • いつの時代でも、社員は仕事を通じて個人的な満足感を得たいと考えていました。しかし、個人が何に満足を見出すかは、この十年間の間に大きく変化したように思います。こうした変化は、人生にとって最も大切なものは何かという基本的な問題を、改めて問い直すきっかけとなりました。一人ひとりの人間が自分の価値観に真剣に向き合っている現在、企業に与えられた課題は、企業自身が柔軟性を発揮し、個人がそれぞれの価値観を追求できる環境を整えていくことなのです。(レス・テーラー:アプライド・マテリアル社プログラム・マネージャー)
  • マネージャーは、部下の幸福に関心をもっていること、部下を大切に思っていることを具体的な行動で示してやらねばならない。
  • 人生とは、5つのボールを使ったお手玉のようなものだ。仕事、家庭、健康、友人、精神。これが5つのボールの名前である。しばらくお手玉を続けていると、仕事のボールだけはゴム製であることき気づくだろう。このボールは、たとえ落としても、また跳ね返ってくる。だが、残る4つのボールー家庭、健康、友人、精神―はガラス製だ。落とせば、傷ついたり、ひびが入ったりする。しかも、傷を修復することはできない。時には、粉々に砕け散ってしまうこともある。決して元には戻らないのだ。このことをよく理解しておかなければならない。(ブライアン・ダイソン、コカ・コーラ社、CEO)

部下を愛しますか?

  • 推測は危険。「尋ねる」ことで部下の真意を理解しよう。
  • マネージャーやスーパーバイザーに、優秀な人材をどのようにして引きとめるかと質問すると、多くの人が即座に「金の力で」と答える。あるリサーチによると、金銭が最も効果的だと考えるマネージャーが全体の89%を占めているという。また、こうしたマネージャーは、人材確保の責任は経営陣にあると心底から思っており、人材が流出するのは企業の方針や給与体系に不満があるからだと考えている。
     だが、事実はこうだ。最も重要な役割を担っているのはマネージャー、つまりあなた自身なのだ。…部下の職務満足度やコミットメントに影響する要因の大部分は、マネージャーの権限でコントロールできるものだからだ。そして、部下を満足させる要因は、部下をチームに引きとめる要因に他ならないのである。...
  • 勝ち目はある。あなたと部下との関係こそが、部下の職務満足度、ひいては退職するか否かの決断に影響を及ぼすのだ。あるリサーチによると、職業生活における満足度の50%は、直属の上司との関係によって決まるという。つまり、あなた次第なのだ。
  • 社員のコミットメントということでいえば、それは上司に対するコミットメントであり、チーム、そしてプロジェクトに対するコミットメントである。かつては自社ビルに掲げられた社名やブランドに対する忠誠心ということが言われたが、コミットメントはそれとはまったく別物だ。したがって、人材確保の努力は人事部に任せきりにするのではなく個々のマネージャーやスーパーバイザーが中心となって実践していく必要がある。(コンサルティング会社、社長)
  • マネージャーは自己の責任を正面から引き受けなければならない。あなたは、部下の意志決定に大きな影響力を発揮する立場なのだから。部下に関心を寄せていること、彼らのニーズに気を配っていることを行動で示そう。常に部下のことを考え、注意を向け、感謝すること。部下を愛せよ。さもなくば、部下を失うことになる。
  • 部下が望んでいるのは、自分の能力や選択アイデアについて、あなたと双方向のコミュニケーションを図ること、あなたに話を聞いてもらうことなのだ。決して明確な答えを期待しているわけではない。ただ話し合う機会を求めているいるのである。
     マネージャーは、組織内に才能の行き交うパイプラインを築く必要がある。マネージャーが部下の能力開発に関心を寄せていることがわかると、部下は組織全体が自分に関心を寄せていると思うものなのだ。
  • 部下のキャリアをサポートするというのは、何をなすべきかを指示するということではない。部下自身で分析・考察できるような選択肢を示すということだ。
  • どんな優秀な人間といえども、そうそう我慢していられない行動が一つだけある。それは侮辱的な扱いを受けることだ。彼らを長く組織にとどめておきたいのであれば、敬意をもって接することが何よりも重要となる。一人ひとりの個性を認めるとともに、彼らを尊重していることを、首尾一貫した行動によってはっきりと示す必要があるのだ。自分が人からこう扱ってほしいと思う同じやり方で部下を扱う。このことを、ぜひ肝に銘じてほしい。
  • 部下を信頼してみればわかることだが、たいていの部下はきちんと信頼に応えることができる。重要な仕事を任せる、重い責任を負わせる,部下のやりたいようにやらせるマネージャーがこのような形で信頼感を示せば、部下の方も敬意を払われたことに感謝の念を抱くだろう。だが、逆もまた真なり。上司に信用されていないと感じた部下は、自分が見くびられていることを知って深く傷つき、機が熟すのを待って、会社を去っていくのだ。
  • あなたに求められることは、①部下の話を聞く時間をとる、②オープンな姿勢で臨む③積極的に試みる、の三つだけだ。
  • サウスウエスト航空は、なぜ社員の(それもパイロットの)ユーモア・センスを問題にするのだろうか?それは同社が、常に笑顔を絶やさず、仕事を楽しむことを大切にしている企業だからだ。サウスウエスト航空の基本理念には「卓越した顧客サービス」を提供する、楽しみながら業務に当たる、といった言葉が並んでいる。こうした企業文化に適応するためには、ものごとを(特に自分自身のことを)面白がる能力、仕事を楽しむ能力、部下が楽しく働ける環境を作り出す能力が不可欠なのだ。
  • 強固な人間関係を築くことは、社員を組織にとどめるためのキーポイントである。たいていの人間は、共に考え、共に働き、共に創造する仲間を必要としている。あるリサーチによると、「エンジニアの退職を防ぐ上で最も重要な要素は、同僚からのサポート」という、やや意外な事実も明らかになっている。
  • 組織の階層構造が崩れつつある現在、マネージャーは肩書きという権威に頼るのをやめ、インフォーマルな人的ネットワークと部下との関係を重視すべきである。デービッド・クラックハート&ジェフリーハンソン
  • この地上に安全などない。あるのは機会だけだ。(ダグラス・マッカーサー)
  • すべてに共通していることが一つある。それは、自分の好きな仕事に取り組むとき、人間は持てる能力をフルに発揮するということだ。情熱を燃やせる仕事に部下を就けてやれば、あなたも部下も、共に大きな利益を得ることになる。

  • 「健康は尊い宝であって、これを持っている人はこれに感謝して、できるだけ長くそれを保つよう努めなければならない。また病気も、大なる幸福であり得るのであって、一つの浄化であって、健康の時には理解できなかったような、もう一つ高い人生観への突入のきっかけになることもある。」
  • 「人は自分の健康について、あまり心配してはいけない。人間の体のような複雑な有機体は、容易に何かが欠如するということがあり得るのは当然である。ただ、有機体はその本質が壊れていたり、あるいは衰弱しすぎているという場合を除けば、それほどの人工的な補助手段を用いなくても、あるいはほんの少し用いただけで、多くの場合、自ら助けるようになっている。」
  • 健全なる生活とは、汚れない心を持って、立派な思想を持ち、絶えず有益な仕事に従事している単純な生活であって、こういう生活以上にどんな方法も、その効果において、これに及ぶものはありません。人間の生命力は、年を取れば自然に減少するものですが、人間の霊魂の力は増加することができ、知らず知らずのうちに、老年期を超越して、永遠の新しい命に向かわせることができるとヒルティは言うのです。
  • 「睡眠と日曜日の安息のほかに、パラドックスのように聞こえるけれども、労働が最上の休養である。労働は人間の任務であるが、これを果さずして、人は地上に霊的にも肉体的にも健全に生きることはできない。だから、労働を避けて働かずに生活しようとしたり、あるいは、少なくともできるだけ早く暇な身分に入ろうとする者は、最大の愚者である。暇な身分を理想とするのは全く間違った人生観であって、適度な労働は単なる休息以上に、もっと体力を保持するものである。」
  • 「喜びは、体の全組織をしばしば新たに生き返らしめ、活動を起こさしめることができる特効薬である。」
  • 大きな喜びがあると、病人も治ることはよく知られていることです。また、そうでなくても、すべての点において、静かにして絶えざる喜びを持つようなことは、緩やかではあるけれども、一層永続的な効果を持つものです
  • 「いかなる犠牲を払っても生命を延ばそうとすることは、往々全家族の悩みの源でもあるが、これは意識的か無意識的に唯物論的な思想が根抵をなしているのであって、この世の生涯のほかに何もないと考えることから起こることである。それゆえに死を恐れすぎて、一か月でも二か月でもこれを延期しようとするような考えは唯物的に教育された上流階級に対する一種の刑罰なのである。」

  • 「すべてにことを、ただ仮に、あるいは一時的にではなくて、即座にきちんとやるということだ。」
  •  「何よりもまず、仕事を求めたまえ。失敗に生涯はたいていその人が全く仕事を持たないか、仕事が少なすぎるか、あるいは正当な仕事を持たないかということに根本原因があるからである。人間の興奮しやすい心臓は、活発で、しかも心に満足を与える活動の自然な運動において、最も静かに鼓動するものだからである。」
  • 「それ(すべての人を生涯見捨てないで、どんな不幸に対しても、常に慰めている二つのもの)は仕事と愛だ。この仕事と愛を捨てる者は、自殺よりも悪い。そういうものを捨てる人は、捨てるものが何であるかを全く理解していないからなのである。われわれはこの人生において、仕事のない休息には耐え得ないということを洞察しなければならない。
     われわれはいい仕事があるならば、これ以上のものを願わなくてもいいぐらいのものである。さらに、それに加えて何かあるならば、それは感謝すればいいことである。」
  • このように絶えまなく仕事をすることに満足を見出すためには、ぜひとも必要なことは、むやみな野心を持たないことです。野心は元来、仕事を欲するというよりは、むしろできるだけ早く人目につくような成功を欲しがるところから生ずるからです。とにかく、成功を見せなければならないこと、これが現代の病弊と言ってもいいと指摘しています。そして、むやみにこの道を歩むならば、ほかのいかなる原因にもまして、たくさんの年若い人が肉体的にも精神的にも害を破ると、ヒルティは見ていました。
  • 本当の仕事というものは、余計なことだとか、無益なことにはあまり時間を与えてくれないものであるけれども、正常なことだとか、本当のことをするためには、十分な時間を与えてくれるものです。そしてこの地上における人生が自分の生命に一部にすぎなくて、その仕事が永遠の価値に組み入れられているような、そういう世界観を持てば、正しい仕事に対する見方も容易につくりやすいとヒルティは述べています。
  • 医者や看護する人は愛を持つこと、それからできるだけ利己主義を除くことが重要である。と言うのは、病人というものは、この点に関しては、非常に鋭い洞察力、あるいは本能的な感覚を持っているからである、と。
  • 「病気になった場合、人間はしばしば正しい道や神がこの病気によって何を自分に示そうとしたかを洞察することができる。しかし、そういう人の中でもしばしば病気が治ってしまうと、すっかり忘れて、あれは病気の時の一時的な精神錯乱だなどと言って、再び病気以前の状態に戻るということはせっかく病気になったのに残念なことである。」
  • 「どんな病気でも道理にかなった目的を持っており、人はこれによって反省して、その目的を見出して、自分の関係するかぎり、この目的をとげなければならない。健康を回復しようと心がけるのみならず、また治るのを邪魔している何か特別の障害を除こうという意志がある場合に、病気は初めて我慢しやすくなるし、そして病気が人間に対する目的を果たした時は、しばしばその病気は突然去って行ってしまう。」
  • 「病気は、今日、多くの忙しすぎる人々に、その人たちが非常に必要としている閑暇完全なる安息、過去や未来を静かに考えるチャンス、人生で本当の宝とは何であるかを正しく認識すること、それから、良い思想とはどういうものであったか、また、自分がすでに持っているあらゆる恵みに対して感謝するなど、健康の場合には、善良な人でさえもしばしば見失いがちなものを与える。」
  • ヒルティによれば、現代にはびこっている、人間は健康でなければ何もできないとか、義務を果たせないなどと考えるような臆病で意気地のない考えを捨てることが大事なことであり、一方、今日薄らいでいる、健康は自然的なものではなくて、神の賜物であり、神の戒めに従って生活しないならば健康は長続きしないものであるという確信を新たに固めることが必要なのです。
  • 「現代において、本当に病気のもとになっているものは、贅沢であり、また、それに伴って生じてくる神が祝福しないような不自然な生活方法である。これを治す医学上の手段はないのである。また、病気がいったん襲ってくると、すぐに、新たに生きようとするためにもっぱら肉体的健康の回復にあせることは、やはり病気を促進する原因にもなる。」
  • 「健康のために生きるということは、あまりにもつまらない人生の目的である。」
  • 「快食、快眠、快便などを人生の目的みたいなことを言う人がいるけれども、それは豚と同じだ。」(三石巌:分子栄養学の創始者)
  • 「病気の悩みに対して、まず第一に、内面的にこれに打ち勝つもっとも確実な手段は、この苦悩は神が贈りたまえるものであると、まずみなすこと。そして、その論理的結論として、その苦しみは神の力によって変えられ、また変えられない場合も耐えやすくされ得るものであるという確信を持つことだ。」

  • 「習慣的にすべての人を愛するように努力しなければならない。あらゆる代価を払って、自分のためにも習慣的にすべての人を愛するように努めなければならない。人々が愛に値するかどうかを問うことなしにそうしなければならない。というのは、ある人が愛するに値するかどうかを正しく判断することは非常に困難だからである。
  • ヒルティによれば、このように他人の考えを読み取ることは、利己心に自分がとらわれていないならば、だれにでもできるということになります。自分の利己心が少ないと、お見通しになるのだと教えています。
  • 「悪は特別厳しく非難する必要はない。多くの場合、それは明るみに持ち出されれば十分である。そうすればその人の表面はとにかく、たとえ反対しようとも、必ず自分の良心の裁きを受けるからである。」
  • 付き合う人が立派な人の場合は、相手にちょっとした失礼があっても、それは全然気にしないように振る舞ったほうがいい。と言うのは、質のいい人たちは必ず、内心「しまった」と思っているもので、それを負い目に感ずるものだから、とも言っていますが、これはある程度の水準以上の人には十分通用すると思います。ですから、何か失礼なことがあっても、カッとしないで気づかないふりをする。向こうの人が相当立派な人であれば、「ああ、失礼なことをしてしまった」と気づくので、これで十分なのだという教えです。
  • 「すべての人間に対して、一様に親切であるということはできないことだと思うかもしれない。けれども、常に、この世の弱者、貧しい者、単純な人、教養のない人、子供、あるいは動物、植物のために配慮して、決して優れた人を優先するようなことをしてはいけない。それぐらいのことはやれるのではないか。そして、このような高ぶらない態度で感謝を期待うることもなく、親切にしてあげれば、そういう人たちは自分に好意を持つだろうし、その弱き者たちの好意を自分と対等の人間のものとして尊重してあげるならば、そうするあなたも愉快だろう。」
  • 「持続する平静な倫理的な力を与えないものは本物ではない。」持続できること、心静かにやって、やましくないような仕事、これが本物なのだということです。これは仕事というものに没入している人の一番の姿ではないかと思います。仕事とは本質的に持続ですから、仕事をよくしている人は、その時、心は一番落ち着いています。そして、仕事ですから、もちろんやましくない。これが一般習慣論の総結論です。ヒルティの「習慣論」は、ある意味では「仕事論」です。そして、その仕事論は単に稼げ稼げではなく、正当な休暇をも含むものなのです。
  • 今日の人々が慌ただしく、神経質でぴりぴりして過労になっているけれども、昔の人よりたくさんの仕事、数多くのものをつくっているからということはない。おそらくは、あまり多くの休息をとらなくても、しかもいらいら慌てたり騒がしい生活をしなくても、十分立派な仕事をなすことは可能であるはずである。」
  • こういう生活をする第一の条件はどういうことなのかと言うと、「一般の潮流から自分の意志もなく押し流されることはなく、むしろこれに抵抗して、あくまで自由な人間として生活をしようという決心である。そして、仕事でも楽しみでも、決してその奴隷にならないということである」とヒルティは言います。
  • 「今日の人々が慌ただしく、神経質でぴりぴりして過労になっているけれども、昔の人よりもたくさんの仕事、数多くのものをつくっているからということはない。おそらくは、あまり多くの休養をとらなくても、しかしいらいらして慌てたり騒がしい生活をしなくても、十分立派な仕事をなすことは可能であるはずである。」
  • 「正しい仕事の仕方をすることこそ、人間を向上させ、健康を維持させ、そして、充実した生活のもとになるのだ。」
  • 「仕事の際に、その成果、できあがったものだけを重んじて仕事そのものを愛さない場合は、特に仕事のしすぎになりやすいものだ。」
  • 「われわれの心の中にはいつでもある種の怠惰が潜んでいる。心の中に潜んでいる怠惰に、何をやりたいか、何をやりたくないかをいつも聞いているようであれば、それはいつも真面目な仕事をすることに同意しないであろう。実行なしの良い心がけぐらいで終わってしまうであろう。」
  • 「小さな時間を利用する。断片的な時間を利用する」
  • 「真理はいかなる学科においても、概して簡単明瞭なものであって、しばしばまるで学問的に見えない。これを体裁よくアカデミックな形にすることは、要するにかっこうをつけることなのである。だから、学者の仲間に入るには、だいたいだれもこれまで知られていない世紀の底荷のバラストを集めて、自分にも無益な仕事をやって、まず、学者の株を買うのだ。」
<% for ( var i = 0; i < 7; i++ ) { %> <% } %>
<%= wdays[i] %>
<% for ( var i = 0; i < cal.length; i++ ) { %> <% for ( var j = 0; j < cal[i].length; j++) { %> <% } %> <% } %>
0) { %> id="calendar-476316-day-<%= cal[i][j]%>"<% } %>><%= cal[i][j] %>
最新コメント
<%==comments[n].author%>
<% } %>
アプリでフォローする
QRコード
QRコード

このページのトップヘ

'); label.html('\ ライブドアブログでは広告のパーソナライズや効果測定のためクッキー(cookie)を使用しています。
\ このバナーを閉じるか閲覧を継続することでクッキーの使用を承認いただいたものとさせていただきます。
\ また、お客様は当社パートナー企業における所定の手続きにより、クッキーの使用を管理することもできます。
\ 詳細はライブドア利用規約をご確認ください。\ '); banner.append(label); var closeButton = $('