上司に意思決定を仰ぐというプロセスはあまり楽しくないものです。もちろんリスクある案件を上司との連帯責任(言葉が悪いですね。^^;)にできるという意味ではとても重要なプロセスなわけですが、反対に誰がどう考えても結果は明らかでわざわざ意志決定を仰ぐほどでもないことに関してはあえて自分の責任で意志決定を仰がないのも良いのではないかと思います。そこで今回は意志決定を仰がないためにはどうしたらよいか考えてみたいと思います(?!)。
技術1: 報告をした上で既成事実を作る
自分の考えていることは絶対に正しい。だけど上司や周りの人や経営陣が全然理解してくれないと感じる機会は多いと思います。いくら意思決定を仰いでも保留にされてしまうと頭にくるものです。そんなときは強気に出るのが良いと思います。例を出しましょう。
- ×悪い例
- 「○○の件ですが、○○を○○にすると作業効率が上がりとてもやりやすいです。お忙しいところ大変恐縮なんですが許可をいただけないでしょうか。」
- ○良い例
- 「○○の件ですが、○○を○○にすると作業効率が上がりますので実行してしまいます。問題があったらおっしゃってください。」
意思決定を仰ぐと時間がかかったり、些細なことであればそのままなくなってしまったりします。絶対に正しいことであるならば軽く報告だけしてしまってあとは既成事実を作るのが早いと思います。
技術2: 力関係を上にする
普通は上司に報告、となるわけですが、もし自身がonly oneの存在だったりそのプロジェクトについては自分しかわからないという状態なのだとしたら強気に出るべきだと思います。この場合決め手は言葉の選び方でしょう。
- ×悪い例
- 「○○の件ですが、大変申し訳ありません。2日遅れてしまいそうです。理由は言い訳がましくなってしまうんですが、別件○○が入ったためになります。どうしたらよいでしょう。。。」
- ○良い例
- 「○○の件ですが、別件○○が入りましたので2日遅れます。このまま進めますが、大きな問題になりそうであれば再調整します。」
弱気な人はどうしても悪い例のような書き方をしてしまうのですが、筋が通っていれば全然問題にならないはずです。
まとめ
このようなことを書くと得てして「自分勝手で判断する」→「コミュニケーションが足りない」→「駄目社員」というネガティブなイメージを持たれがちなんですが、ここではそうではなくて、何でもかんでも上司に意志決定を仰ぐのをやめ、自分で判断してしまっても構わないような事項であれば自分の責任でどんどん物事を進めてしまっても構わないのではないかというポジティブな提案です。ただし誤解しないでいただきたいのは自分の責任で行動することと上司への報告は別次元の話しです。自分の責任で動くときはむしろこまめに上司に報告するようにしましょう。