富士通は2012年10月10日から東京ビッグサイトで開催中のITpro EXPO 2012展示会で、AR(Augmented Reality:拡張現実)技術を活用する現場作業支援システムを参考出展した。
同システムは、設備などに配置した「ARマーカー」をスマートフォンやタブレットのカメラで撮影することで、各設備に関連する情報を映像にオーバーレイ表示するというもの(写真)。同システムを導入すれば、複雑な配管などでも作業内容が明確となり、作業ミスの削減や作業の効率化を期待できるとする。また、ARマーカーにコメントを残す機能もあり、作業員同士の意思伝達に利用できる。
ARマーカーは2次元バーコードに似たもので、32ビットの情報を保持。各設備にはそれぞれ異なるARマーカーを取り付ける。
富士通では、10月中旬に実装実験を開始し、2013年春の商用化を予定している。