米Googleは,ビデオ検索サービス「Google Video」(ベータ版)のビデオ販売/レンタル・サービス終了にともなう利用者への返金方法を変更し,クレジットカードに対する払い戻しを行う。GoogleのGoogle Video製品マネージャであるBindu Reddy氏が米国時間8月20日,同社の公式ブログへの投稿で明らかにしたもの。

 Googleは,Google Videoのビデオ販売/レンタル・サービス「download to own/rent(DTO/DTR)」を打ち切った。これにより販売/レンタル済みビデオを再生できなくなったため,利用者への払い戻しを決済サービス「Google Checkout」経由で行っていた。

 Google Checkoutを採用した理由について,Reddy氏は「我々の保管している全利用者の住所が正確かどうかと,クレジットカード情報が最新のものであるかについて確証がなく,そのほかにも請求処理面の困難があったため」と説明する。同氏はこの判断を「誤りだった」と謝罪し,全利用者にクレジットカードでの全額払い戻すことにした。既にGoogle Checkoutで払い戻しを行った利用者は,“迷惑料”として受け取り,返金する必要はない。

 さらにGoogleは,ビデオ再生可能期間を延長し,今後6カ月間は視聴できるよう方針を変えた。

 米メディア(internetnews.com)によると,Google VideoのDTO/DTRサービス開始(2006年初め)から2007年7月17日までにビデオを購入/レンタルした利用者にはGoogle Checkout経由の払い戻し,2007年7月18日以降の利用者には通常の払い戻しで対応してきたという。

 また同メディアの別の報道(internetnews.com)によると,当初Googleは8月15日に販売/レンタル済みビデオの再生を停止していたという。

[Reddy氏の投稿]