VW、すがる過去の栄光 EV再建に「バス」と40年ぶりSUV
独フォルクスワーゲン(VW)が、電気自動車(EV)の未来を切り開くために過去に目を向けている。かつての「ワーゲンバス」の後継車種である「ID.Buzz」の発売をアピールするイベントの一環として10月、24台のID.Buzzが「世界一曲がりくねった坂道」として知られるサンフランシスコのロンバードストリートをゆっくりと下っていった。 NIKKEI Mobilityは海外在住の専門家やジャーナリストによ
11月の統計の発表予定や記事は「統計カレンダー」から
【種類別】から統計の種類別に、【11月】から発表日別に、それぞれ記事やデータにアクセスできます。 【他の月の統計カレンダー】・24年10月発表分・24年9月発表分・24年8月発
ティアフォー、レベル4対応の自動運転バス 海外展開も
自動運転技術スタートアップのティアフォー(名古屋市)は20日、新型の自動運転バスを発売すると発表した。電気自動車(EV)タイプで、2024年末の納入開始を予定する。特定条件下で完全自動運転が可能な「レベル4」に準拠し、自動運転サービスの導入を検討する各地域の企業への販売を目指す。 「Minibus2.0」の名称で展開し、レベル4に対応する
NVIDIAが近づけたTuringとNTT 「H100」96基でAI開発
自動運転技術のスタートアップのTuring(チューリング、東京・品川)はNTT系と組み、完全自動運転を実現させるための計算基盤の運用を始めた。両社を引き合わせたのは米NVIDIA(エヌビディア)製の画像処理半導体(GPU)だ。チューリングはNTT子会社がそろえた96基のGPUで、周辺の認知から運転操作までをAI(人工知能)で構成するエンド・ツー・エンド(E2E)自動運転の開発を加速する。 計算基
車7社販売計画、前期割れ 日産・ホンダなど6社が下方修正
自動車大手7社の2025年3月期の世界販売見通しが一転して前期割れとなる。24年4〜9月期の決算で、三菱自動車を除く6社が通期見通しを引き下げ、7社の合計は期初計画から3%減る。電気自動車(EV)など新エネルギー車へのシフトが顕著な中国での出遅れと、北米市場での販売鈍化の影響が反映された形だ。 7社の今期の世界販売台数見通しの合計は前期比1%減の2448万9000台。各社が5月に公表した期初見通
10月の中古車登録・届け出、3カ月ぶり増 新車販売回復で
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が13日発表した10月の中古車登録・届け出台数は前年同月比6%増の57万4010台だった。3カ月ぶりにプラスに転じた。新車販売の増加に伴って買い替えが進み、中古車の流通が増えた。 自販連がまとめた10月の中古車登録台数は8%増の32万7939台だった。全軽自協が発表した同月の軽中古車販売台数は3%増の24万6071台となった。
10月EV販売、スバル以外全社前年割れ シェア1.3%に後退
国内の電気自動車(EV)販売が停滞している。10月の乗用EVの販売台数は前年同月比35%減の4325台で前年割れは12カ月連続となった。国内メーカーではSUBARU(スバル)を除き全社で前年割れだった。乗用車に占めるEVの割合は1.3%で前年同月に比べ0.7ポイント低下し、2024年4月(1.1%)以来の低水準となった。 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が車
10月新車販売、スズキ11%増 スペーシア刷新と新型SUV
自動車販売の業界団体が発表した10月の国内の新車販売台数(軽自動車含む)は前年同月比1.2%増の40万2310台だった。スズキは11%増の6万459台だった。軽自動車「スペーシア」の派生車「スペーシアギア」を6年ぶりに刷新したことや、新型の小型多目的スポーツ車(SUV)「フロンクス」を発売したことなどが販売を押し上げた。 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がま
インド乗用車小売り、10月は32%増 祭事商戦で好調
インドの自動車販売店協会連合(FADA)がまとめた10月の乗用車販売台数(小売りベース)は48万3159台で前年同月比32%増えた。インドの主要な祭事期が重なり、消費者の需要が高まった。 メーカー別にみると主要各社は軒並み販売を伸ばした。最大手のマルチ・スズキが19万9675台で前年より35%増加した。韓国の現代自動車は30%増の6万7981台、同グループの起亜は30%増の2万8612台だった。
10月の車名別販売、ヤリスが15カ月ぶり首位 生産再開で
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が7日発表した10月の車名別の国内新車販売で、トヨタ自動車の「ヤリス」が2023年7月以来15カ月ぶりに首位となった。6月に公表した認証不正で停止していた「ヤリスクロス」の生産を9月に再開し、販売が回復した。 ヤリスの販売台数は前年同月比6%増の1万6830台だった。認証不正の影響で7月には前年同月比38%減まで落ち込んでいた