11月の統計の発表予定や記事は「統計カレンダー」から
【種類別】から統計の種類別に、【11月】から発表日別に、それぞれ記事やデータにアクセスできます。 【他の月の統計カレンダー】・24年10月発表分・24年9月発表分・24年8月発
電動車特許で中国勢急伸 BYDが熱マネ、吉利は電池交換
世界の電気自動車(EV)市場が踊り場にあると言われている。ただ、中長期ではEVなど電動化の流れは疑いようがない。一過性の動きに翻弄されることなく、冷静な分析に基づく投資や研究開発の判断が重要になる。そこで電動化分野の特許情報に注目し、世界各国の有力企業の戦略をあぶり出す。 NIKKEI Mobilityは企業や業界動向に詳しい識者やジャーナリストの寄稿を掲載します。今回のテーマは電動車戦略です。知
車向け工作機械受注、10月14%減 回復時期「先送りに」
日本工作機械工業会(日工会)が20日発表した10月の国内自動車向けの工作機械受注額(確報値)は前年同月比14%減の68億円だった。4カ月連続のマイナスとなった。完成車メーカー向けと自動車部品メーカー向けがともに落ち込んだ。想定より回復が遅れており、日工会は「底ばい状態が続き、投資は冷え込んでいる」と分析する。 10月の受注内訳は完成車メーカー向けが21%減の23億円、自動車部品メーカー向けは44
航続1割伸ばすEV部品、AIが提案 ニデック系が支援ソフト
ニデック子会社で検査装置を手がけるニデックアドバンステクノロジーが電気自動車(EV)部品の開発を支援するソフトを開発した。電費やバッテリー出力、車体の材質などを入力すると、航続距離が最長となる部品の組み合わせを提案する。ニデックの設計ノウハウも取り込んだ。部品メーカーの開発ツールとして2024年度中にも販売を始める。 ソフトはまずバッテリー出力をはじめ、車体の材質・重さ、タイヤのサイズ、インバー
スバル、次世代アイサイトに画像認識AI オンセミと協業
SUBARU(スバル)は19日、運転支援システム「アイサイト」の次世代版開発で米半導体大手のオンセミと協業すると発表した。オンセミはスバルが手掛ける画像認識AI(人工知能)向けの専用センサーを提供する。 オンセミは車載向け画像センサーで世界シェア首位。両社は10年以上にわたり、アイサイトの開発で連携してきた。次世代アイサイトは画像認識AIを使った物体の識別機能を盛り込み、スバルが2020年代後半
横浜ゴム、自動運転車のタイヤ遠隔点検 T2と公道実験
横浜ゴムは19日、トラックの無人運転技術を手掛けるスタートアップのT2(東京・千代田)が実施する自動運転トラックの公道実証実験に参加すると発表した。タイヤの遠隔点検サービスを提供し、将来的な実用化に向け知見を蓄積する。 実証実験は、運転手が乗車し状況に応じて運転に介入する「レベル2」を想定する。11月から2026年3月までに東名高速道路と新東名高速道路の一部区間で実施する。 自動運転車両ではタ
不二越、ギガキャスト向けロボ 摩擦熱で鉄とアルミ接合
自動車の大型部品をアルミ鋳造で一体成型する「ギガキャスト」の普及を狙い、不二越が鉄とアルミを接合するロボットの開発を進めている。既に日本の完成車メーカーによる採用が決まった。車体の軽量化やコスト低減につながるギガキャストの普及が見込まれる中、課題となる素材が異なる部品の接合技術の開発が活発になってきた。 不二越は「摩擦攪拌(かくはん)接合(FSW)」と呼ぶ摩擦熱で素材を柔らかくして接合する技術を
車向け鋼材受注、9月は19%減少 9カ月連続マイナス
日本鉄鋼連盟(東京・中央)は18日、9月の自動車向け普通鋼鋼材の受注量が前年同月比19%減の56万4722トンだったと発表した。9カ月連続の減少となった。前年同月が半導体不足からの回復で好調だった反動と、自動車生産の低迷が重なった。 自動車の生産低迷の理由について、鉄鋼流通関係者は「減少理由は明確ではないが、物価高により消費者の需要が減少している可能
「メキシコ関税が一番の関心」「米で生産完結も」 部品決算
主な自動車部品サプライヤーの2024年4〜9月期決算が出そろった。サプライヤー幹部からは米国の次期大統領に決まったトランプ前大統領の通商政策を懸念する声が相次いだ。日系の自動車メーカーが苦戦する中国市場での業績悪化も深刻化している。部品各社の現状認識や今後の対応策を決算記者会見での発言から追った。 「トランプ氏、どこまで日本車をたたいてくるか」 「米国とメキシコの関係がどうなるのかが一番の関心事
世界EV電池、パナHDが6位転落 1〜9月テスラ向け不振
2024年1〜9月の世界の車載電池市場でパナソニックホールディングス(HD)が前年同期の4位から6位に転落した。米テスラ向けの需要が低迷したことで、シェアを2.3ポイント落とした。首位の寧徳時代新能源科技(CATL)や比亜迪(BYD)など中国勢が好調で、2社合計では世界全体のシェアの半分以上を占めた。 韓国の調査会社SNEリサーチが市場動向をまとめた。24年1〜9月の電気自動車(EV)やプラグイ