ニデック子会社で検査装置を手がけるニデックアドバンステクノロジーが電気自動車(EV)部品の開発を支援するソフトを開発した。電費やバッテリー出力、車体の材質などを入力すると、航続距離が最長となる部品の組み合わせを提案する。ニデックの設計ノウハウも取り込んだ。部品メーカーの開発ツールとして2024年度中にも販売を始める。
ソフトはまずバッテリー出力をはじめ、車体の材質・重さ、タイヤのサイズ、インバー...
eアクスル小型化 古河電工、レーザー溶接でねじ不要に
古河電気工業は銅の部品を溶接するレーザー技術で、電気自動車(EV)部品の小型化を後押しする。従来ねじで固定していたのを溶接に切り替えることで、部品を減らし設計の自由度も高める。モーターやインバーターなどを組み合わせる駆動装置の「eアクスル」での活用を見込む。 同社は、近赤外レーザーと青色レーザーを組み合わせたレーザーを開発し、レーザーを出す機器「BRACE」を2021年から自動車メーカーや車部品
eアクスルの小型化可能に NTN、負荷に強い軸受け
NTNは電気自動車(EV)の駆動装置「eアクスル」の小型・軽量化に寄与する軸受け(ベアリング)を開発した。eアクスルは省スペースで設計すると軸受けへの負荷が大きくなり、表面の剝離が起きることなどが課題だった。NTNは材質や熱処理の見直しにより、寿命を従来より3割延ばした。 eアクスルはインバーターとモーター、減速機を一体化したEVの心臓部だ。NTNが開発した軸受けはeアクスルの小型化につながる「
GaNインバーターでEV小型化 ヴィテスコ、30年ごろ量産
自動車部品大手の独ヴィテスコ・テクノロジーズは次世代材料の窒化ガリウム(GaN)製のパワー半導体を用いたインバーターの量産が2030年ごろになるとの見通しを明らかにした。電動化部門開発責任者のガード・ロゼル氏がNIKKEI Mobilityなどの取材で示した。電気自動車(EV)の小型化や航続距離の拡大につながるとして、モーター出力が50キロワット前後の中小型EVでの採用を見込む。 GaN製パワー