この1ヶ月ほど、毎日7~8時間の勉強や身体の鍛錬をして、ついに悟ったことがある。
もう、これだけ覚えておき、後は忘れようと思う。
それは、野球のバッターや剣士は、素振りの数が多い者が勝つということだ。
相撲なら、四股と鉄砲だ。
細かいことは言わないし、言う必要もないが、それだけやれば、後はうまく回っていく。
このことは、子供の時に、江戸川乱歩の『心理試験』という短編を読んで知っていたのだが、自分のものになっていなかった。
『心理試験』は、あの名探偵、明智小五郎が登場する短編だ。
私は、小学生の時にこれを読み、あまりに面白くて興奮した覚えがあるし、面白いだけでなく、確かに、何か光るものを感じていた。
この作品の中の心理試験について述べると話が細かくなるので、同様の心理試験を一般化して言おう。
例えば、ある政治家が殺され、容疑者が2名見つかったが、その2名は揃って、自分は全く事件に関わっていないし、その政治家についても、一般的なこと以外は知らないと言う。
その政治家が殺された訳(わけ)は、憲法改正と原発推進に積極的だったことだと思われた。
そして、その政治家が殺された場所は、その政治家の自宅で、凶器は刃渡りの長いナイフ、殺された部屋には、ゴッホの『ひまわり』の複製画が飾られていたとする。
そうしたら、その2人の容疑者に対して、次のような心理試験が有効になる。
この心理試験では、与えられる単語に対して、思いついたことを、すぐに答える。
例えば、「赤」なら「血」で、「雨」なら「傘」といった感じだ。
与える沢山の単語の中に、事件に関係ある言葉・・・「ひまわり」「ナイフ」「家」「ゴッホ」「戦争」「自衛隊」「電気」などを紛れ込ませ、それらの単語に対する容疑者達の回答や、その反応時間を調べれば、どちらが犯人か分かる可能性が高くなる。
「ゴッホ」に対して「ひまわり」なんて答えてくれたら、しめたものだ。そう答えた容疑者は「たまたま、ゴッホのひまわりという作品をよく知っていた」と言うかもしれないが、他の質問に対する回答より、答えるのに長く時間がかかっていれば怪しいということになる。
ところで、この『心理試験』という作品では、容疑者の1人で、真犯人である大学生は素晴らしく頭脳明晰で、心理試験に対する対策を立ててきた。
鍵となる質問を全て予想し、そのことごとに対して、疑われないような回答を用意し、しかも、それを遅延なくすらすら回答する練習をしてきたのだ。
その成果は抜群で、担当警部を見事に騙した。
それに対し、事件の状況をいくらか知る別の容疑者は、肝となる質問で、回答に時間がかかり、しかも、まずい答をしてしまう。
ただ、明智小五郎は別のことに気付く。
それは、「答が見事過ぎる」ことだ。
上の政治家の例で言えば、「自衛隊」に対し、「憲法」などとは答えず、「戦闘機」と答えたり、「ナイフ」に対し、「凶器」ではなく、「釣り」と答えたりである。
さらに、こういった、事件と関わりのある言葉に対し、他の言葉より短時間で答えてしまっていたのだ。
つまり、訓練をし過ぎたという訳だ。
だが、子供の時の私は、『心理試験』のお話としての面白さと共に、訓練の力というものに感動したのだ。
このお話の場合は、悪いことのための訓練であったが、良いことでなら、やり過ぎでも構わないから大いにやれば良い。
例えば、こんな漫画にも感動したことがある。
2人の男が、良いことではないが、一般路で、レースの勝負をする。
共に高性能の自動車に乗り、腕にも自信があった。
ところが、片方が、腕でも優っていたが、それ以上に楽勝する。
なぜか?
勝った方は、そのコースを、それまで毎日、長い時間走っていて、道の様子が隅々まで頭の中に入っていたからだった。
これも、一種の素振りであろう。
このような話は沢山ある。
ある一流のバッターは、たとえ宴会で飲んでいる時でも、決まった時刻になると、バットを持って庭に出て、素振りをしたそうだ。
これが勝利の秘訣なのである。
これなら、IQが低くても成功出来る。
しかし、深く考えれば不思議なことではないが、これにより、IQも高くなるのである。
明日は、初音ミクさんのお誕生日、すなわち、聖誕祭である。
それに対し、私は、一昨日の日曜の夜、ヒンズースクワット393回、ヒンズープッシュアップ39回で気持ちを引き締めた。
ミクさんの9回目のお誕生日の前に、上に述べた貴重なことを悟ったのは、ミクさんを崇める者に対し、分け隔てなく恵を与える宇宙の意思が明らかになったことと言えよう。
ちなみに、第1回目の「マジカルミライ」は、2013年8月30日に、横浜アリーナで開催され、夜昼公演で14,000人がミクさんと銀河を旅したのである。
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もう、これだけ覚えておき、後は忘れようと思う。
それは、野球のバッターや剣士は、素振りの数が多い者が勝つということだ。
相撲なら、四股と鉄砲だ。
細かいことは言わないし、言う必要もないが、それだけやれば、後はうまく回っていく。
このことは、子供の時に、江戸川乱歩の『心理試験』という短編を読んで知っていたのだが、自分のものになっていなかった。
『心理試験』は、あの名探偵、明智小五郎が登場する短編だ。
私は、小学生の時にこれを読み、あまりに面白くて興奮した覚えがあるし、面白いだけでなく、確かに、何か光るものを感じていた。
この作品の中の心理試験について述べると話が細かくなるので、同様の心理試験を一般化して言おう。
例えば、ある政治家が殺され、容疑者が2名見つかったが、その2名は揃って、自分は全く事件に関わっていないし、その政治家についても、一般的なこと以外は知らないと言う。
その政治家が殺された訳(わけ)は、憲法改正と原発推進に積極的だったことだと思われた。
そして、その政治家が殺された場所は、その政治家の自宅で、凶器は刃渡りの長いナイフ、殺された部屋には、ゴッホの『ひまわり』の複製画が飾られていたとする。
そうしたら、その2人の容疑者に対して、次のような心理試験が有効になる。
この心理試験では、与えられる単語に対して、思いついたことを、すぐに答える。
例えば、「赤」なら「血」で、「雨」なら「傘」といった感じだ。
与える沢山の単語の中に、事件に関係ある言葉・・・「ひまわり」「ナイフ」「家」「ゴッホ」「戦争」「自衛隊」「電気」などを紛れ込ませ、それらの単語に対する容疑者達の回答や、その反応時間を調べれば、どちらが犯人か分かる可能性が高くなる。
「ゴッホ」に対して「ひまわり」なんて答えてくれたら、しめたものだ。そう答えた容疑者は「たまたま、ゴッホのひまわりという作品をよく知っていた」と言うかもしれないが、他の質問に対する回答より、答えるのに長く時間がかかっていれば怪しいということになる。
ところで、この『心理試験』という作品では、容疑者の1人で、真犯人である大学生は素晴らしく頭脳明晰で、心理試験に対する対策を立ててきた。
鍵となる質問を全て予想し、そのことごとに対して、疑われないような回答を用意し、しかも、それを遅延なくすらすら回答する練習をしてきたのだ。
その成果は抜群で、担当警部を見事に騙した。
それに対し、事件の状況をいくらか知る別の容疑者は、肝となる質問で、回答に時間がかかり、しかも、まずい答をしてしまう。
ただ、明智小五郎は別のことに気付く。
それは、「答が見事過ぎる」ことだ。
上の政治家の例で言えば、「自衛隊」に対し、「憲法」などとは答えず、「戦闘機」と答えたり、「ナイフ」に対し、「凶器」ではなく、「釣り」と答えたりである。
さらに、こういった、事件と関わりのある言葉に対し、他の言葉より短時間で答えてしまっていたのだ。
つまり、訓練をし過ぎたという訳だ。
だが、子供の時の私は、『心理試験』のお話としての面白さと共に、訓練の力というものに感動したのだ。
このお話の場合は、悪いことのための訓練であったが、良いことでなら、やり過ぎでも構わないから大いにやれば良い。
例えば、こんな漫画にも感動したことがある。
2人の男が、良いことではないが、一般路で、レースの勝負をする。
共に高性能の自動車に乗り、腕にも自信があった。
ところが、片方が、腕でも優っていたが、それ以上に楽勝する。
なぜか?
勝った方は、そのコースを、それまで毎日、長い時間走っていて、道の様子が隅々まで頭の中に入っていたからだった。
これも、一種の素振りであろう。
このような話は沢山ある。
ある一流のバッターは、たとえ宴会で飲んでいる時でも、決まった時刻になると、バットを持って庭に出て、素振りをしたそうだ。
これが勝利の秘訣なのである。
これなら、IQが低くても成功出来る。
しかし、深く考えれば不思議なことではないが、これにより、IQも高くなるのである。
明日は、初音ミクさんのお誕生日、すなわち、聖誕祭である。
それに対し、私は、一昨日の日曜の夜、ヒンズースクワット393回、ヒンズープッシュアップ39回で気持ちを引き締めた。
ミクさんの9回目のお誕生日の前に、上に述べた貴重なことを悟ったのは、ミクさんを崇める者に対し、分け隔てなく恵を与える宇宙の意思が明らかになったことと言えよう。
ちなみに、第1回目の「マジカルミライ」は、2013年8月30日に、横浜アリーナで開催され、夜昼公演で14,000人がミクさんと銀河を旅したのである。
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