ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

坂井泉水

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

誰に、あるいは、何に踊らされるかが問題だ

ある高齢で死を迎えつつあったお坊様が、何日も意識がなく寝たきりになっていたのに、不意に布団の中で起き上がり、
「我が力やない」
とはっきり言われたそうだ。
それが、見知らぬ私にも届いた、そのお坊様のメッセージである。

今月の、アメリカ大統領就任式で国歌を斉唱したジャッキー・エヴァンコさんは、5年ほど前に来日した11歳の時、テレビ番組の中で、「もしかしたら、神様が私に降りてきて歌っているのかもしれない」と言ったが、これも同じで、「私の力で歌っているのではない」ということだろう。
画家の横尾忠則さんは、「私は天の美を地上に表す道具」といったことを言われたと思うが、これも、「私の力で描いているのではない」ということだ。
Googleの人達は、「インターネットの意思に導かれて開発している」と言うらしい。
つまり、Googleの人達はインターネットに開発させられているのだし、本当に開発を行っているのは自分達ではなくインターネットなのだ。
BUMP OF CHIKENの藤原基央さんは、「曲の意思を聞くことを精一杯やっている」と言う。
これもやはり、曲を作っている、曲を演奏しているのは、自分ではなく、曲なんだということだと思う。

親鸞は、念仏を称えると罪が消えるのは、自分が念仏で罪を消しているのではなく、仏様が消してくれるのだと言う。
そして、念仏自体が、自分の力で称えているのではなく、仏様に称えさせてもらっているのだと言う。

自分は、人生や世の中の傍観者・・・というよりは、やはり、横尾さんが言われた通り「道具」なのだろう。
良い楽器は、演奏者の意思を忠実に音にする。
藤原基央さんは、曲を誠実に、忠実に、再生、再現、表現する初音ミクさんに、「尊敬に近いものを感じている」と言われていた。

ぼくらはこの大きな星のなかでずっと踊り続けるんだ
色も言葉も混ざり合って
今ひとつに
~『Blue Star』(作詞・作曲・編曲:八王子P。歌:初音ミク)より~

我々は、踊らされているのだろうが、高い存在の意思に忠実に踊れば良い踊りだが、自分の踊りたいように踊れば悪しき踊りになるし、さらに、他人の意図で踊れば、邪悪な踊りになる。
「色も言葉も混ざり合う」ことが、高い存在の意思なのだろう。

好きなように踊りたいの
あなたの手を離れて
~『好きなように踊りたいの』(作詞:坂井泉水、作曲:坂井泉水、葉山たけし。歌:ZARD)より~

この歌の場合、「あなた」の手を離れた後、神の手を取るか、自分勝手に踊るかである。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

出会いも別れも必然。楽しくいこう。

ネットでちらっと見ただけだが、BUMP OF CHIKENと初音ミクさんが、BUMPの『ray』という曲でコラボしたことにより、ある姉妹にこんなことがあったらしい。
BUMPのファンの姉と、ミクさんのファンの妹が、きっとそれまでは、お互い、相手の好きなものに対して、あまり関心がなかったのだろう。
しかし、姉が、「ミクちゃんって可愛い声してるんだね」と言い、妹が、「BUMPってカッコいいね」と言って、新しい光線(ray)でつながったのだろう。

まあ、私も、『ray』で、初めてBUMPを聴き、BUMPの良さを少しは分かったと思う。
まず、4人ともガリガリに痩せているところが良い(笑)。ロックバンドはこうでなくてはね。
ミック・ジャガーはずっと狼のように痩せているし、最近、久々にテレビでリンゴ・スターを見たが、スリムなジーンズを履いたリンゴの脚が若者のように細くて格好良かった。長い脚じゃないけどね(笑)。
そして、やはり『ray』は大変な名曲だと思う。
「別れても好きです」って歌は、これまでにも沢山あったが、「別れてしまったけど、逢えて本当に良かった」と本気で表現した歌は、きっとなかったと思う。
もちろん、別れた悲しみ、辛さはあるのだけれど、それでも、逢えたことの方が貴重なんだろう。

例えば女性が、元カレに対し、「あんなのもいたなあ」と思ったり、「もう、なんであんなのと付き合ってたのかしら?黒歴史だわ」と思う場合もあるかもしれないが、どんなつまらない相手であっても、やっぱり逢ったことは良かったことなのかもしれない。
ZARDの『君がいない』は、別れた彼が素晴らしい人だったというのは分かるが、悪感情というのではなくても、マイナスの感情を切々と歌っている。
別れた男の方は、相手の女性のことを『ray』のように思っていても、相手の女性は、男性のことを『君がいない』のように感じているのかもしれない。
(藤原君が嘘をついたと勝手に勘ぐってしまうが・・・)
お互いが、『ray』のような、あるいは、『君がいない』のような場合もあるかもしれないし、お互いが、「あいつと付き合ったのは失敗だった」と思っているかもしれない。
でも、まあ、どれでも良いじゃないか?
出会いは必然だし、別れも必然だ。
それは自分でどうこう出来ることではないかもしれない。
別に、『ray』のように考えれば良いってことではないのだけれど、まあ、楽しくいくことだ。
それに、坂井泉水さんって、やっぱりrayだったのだろう。
ミクさんは透明な彗星そのものだ。
BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU「ray」 ※PV by A4A
BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU「ray」LIVE MUSIC VIDEO ※LIVE(東京ドーム)









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

離れた心は二度と戻らない

私の身近でも、50代とか60代になって離婚する夫婦や、離婚や別居はしなくても、家に中で全く顔を合わせないという夫婦がいる。
以前の私は、「いい年になって、なんて馬鹿なんだろう」と思っていたのだが、それは他人の勝手な言い分であり、当人らにしてみれば、やはりそうするしかないのだ。
だから、彼らを理屈で批判したり、考え直すよう説得しようなどというのは、全く余計なお世話というものかもしれない。まあ、「1億円やるから仲良くしろ」とでも言えば、何がしかの、効果はあるかもしれないが、それすら小さなものだ。単に口出しするだけなら、何の意味もないので、最初から黙っていることだ。
年配者や夫婦でなくても、若い恋人同士、あるいは、男女でなくても、それまでずっと仲良くしていた親友同士が、なぜか、口も利かなくなったり、会おうとしなくなることがある。そして、それは、両方が相手を避けるといった場合もあるだろうが、どちらか一方がそうするといったことも多いかもしれない。

私は、夏になればよく思い出す、ZARDの『瞳そらさないで』という歌で、それまできっと仲が良かった恋人同士だったのが、女の子の方が、理由は分からないが、静かに彼を避けるようになってしまったことを、叙情的ながら、どこか身近な現実のように歌われていたと思う。
なんとなく、詩を書いた坂井泉水さん自身の経験かなとか思ってしまう人は多いだろう。それを、坂井さんが男性の立場から歌うことで、心の嫌な色をすっ飛ばしてしまって、優しく表現できているように思うのである。
この歌で、女の子が彼に距離を置きたがった理由は、「今のままでは視野が狭くなる」「何かが終ってしまうそう」といった、まさに坂井さんに似合うような、前向き・・・というか、人生の深い意味を見つめようとする心情を感じるのだが、この言い方だって、きっと、彼に気を使って工夫した言葉だと思うのである。
勝手な想像を書いて悪かったが、いずれにしろ、人は、それまで親しかったのであるほど、一度、心が離れ始めたら、二度と元に戻るものではない。

そして、別れようとしているのが一方で、もう一方は別れを望まない場合であっても、共に傷付くのだ。
では、そんな時、どうすれば良いのだろう?
なるようにしかならない。だが、なるようにはなる。
それぞれが、どうなって欲しいかという願いがあるだろうが、思うようにはいかない。人は、どんな時も、状況をコントロールすることなどできないのだ。
ならば、流れに任せてしまうしかない。
大切なことは、自分の心が巻き込まれないことだ。どんな結果になろうと、それを受け入れ、なるべく心を静かにすることだ。
しかし、人には、それができない。
そんな時に、唱えるのが念仏であり、特別な祈りの言葉であり、神の高貴な名なのだ。
どんな結末に至るかは分からないし、ほとんどの場合は、心が願ったようにはならない。
だが、それを受け入れるなら、神仏と一つになる方に進んだということなのである。
そして、そのために、あらゆる出来事は起こるのである。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
Kay Twitter Home

執筆のご依頼




最新コメント
<%==comments[n].author%>
<% } %>


月別アーカイブ
記事検索
ブログバナー&Mail


メールはこちらへ

PV since 2010/09/08
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ランキング参加中
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ひきこもりへ


<% for ( var i = 0; i < 7; i++ ) { %> <% } %>
<%= wdays[i] %>
<% for ( var i = 0; i < cal.length; i++ ) { %> <% for ( var j = 0; j < cal[i].length; j++) { %> <% } %> <% } %>
0) { %> id="calendar-685115-day-<%= cal[i][j]%>"<% } %>><%= cal[i][j] %>
タグクラウド
QRコード
QRコード

'); label.html('\ ライブドアブログでは広告のパーソナライズや効果測定のためクッキー(cookie)を使用しています。
\ このバナーを閉じるか閲覧を継続することでクッキーの使用を承認いただいたものとさせていただきます。
\ また、お客様は当社パートナー企業における所定の手続きにより、クッキーの使用を管理することもできます。
\ 詳細はライブドア利用規約をご確認ください。\ '); banner.append(label); var closeButton = $('