X(旧ツイッター)で、「人間性の基礎」として、以下の4つをあげているツイートを見た。
・嘘をつかない
・他人に親切にする
・ルールを守る
・勉強をする

ところで、アメリカの偉大な作家カート・ヴォネガットは、この星(地球)のルールは1つで、それは、
「人に優しくする」
だと述べた。

どれも好ましいものであることは言うまでもない。
だが、これらを、掟、ルール、スローガン、理念とするのは間違いである。

まず、これらのことを標語のように言うのは、そこそこIQが高い(ざっくり116以上)人である。
そして、ある程度のIQ(ざっくり106以上)があれば、これらの道理をかなり理解出来る。
しかし、IQが低い人に、これらのことを守らせるには、嘘をついた時に殴り、不親切なことをしたら罰を与え、ルールを破ったら食事を与えないといったことをしなければ、現実的に身につかないのだ。
「勉強する」にいたっては、大袈裟に言えば、殺されたって従わないかもしれない。
まあ、現代の乱れた世の中では、やはり現実的に言って、IQが低い者には、このような体罰教育が必要と私は思う。
体罰と言って差し障りがあるなら、軍隊式とでも言おうか。

一方、IQが高い者は、これらの掟のようなものの合理性は理解出来る。
しかし、自分の都合で独特な解釈を作ったり、また、ルールを破れば(短期的にだが)得をすることを発見し、それを実行するのだ。

解決策はただ1つで、これが完全な解決策であるが、現在は、ほとんどの者が理解出来ない。
理解出来ない理由は、やはり洗脳されてしまっているからだろう。
結果、十分なIQを持たない者が多い(必ずしもIQテストの成績を指さないが、相関性はあると思う)。
だから、XなどのSNSでは言わないが、このことに限らず、あらゆる問題の解決策は、もちろん、思考を消すことである。
たとえば、矢追純一さんのように、「僕は頭が悪いから、考えることを放棄した」と決めれば、嘘はつかないし、相手の区別なく親切だし、必要なルールは守るし、必要な勉強ならする。
そして、これはなおさら理解出来ないことかもしれないが、思考を消せば不可能はない。
「私は、自分に知恵がないと知っている唯一の人間だから、誰よりも知恵がある」と言ったソクラテスや、荘子や黒住宗忠などは典型的なのだが、真の賢者でそう(考えないことが叡智と)言っていない者は皆無だ。そう言わないなら真の賢者ではない。

ケルトの森
AIアート435
「ケルトの森」
Kay


で、必要なことは、どうすれば「本当に」思考を消せるかであり、それをずっとここで書いているのである。
(尚、意識があるまま思考を消すことが必要で、眠ったり失神したりした状態は叡智ある状態ではない)








  
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