今回は車両メインのお話です。
今年3月に廃止されたキハ183-0系。(=キハ183系の初期型車両)
このスラントノーズと呼ばれた先頭車は3月に引退しましたが、グリーン車で使われている中間車の183-0系はまだ使われ続けていました。
それが、札幌・旭川から網走へ向かう特急オホーツク・大雪で長年使用されてきたキロハ182。
国鉄時代からのグリーン車です。
しかし6月末をもって、使用を終了・ひっそりと引退することとなりました。
ということで、最後の乗車をしようと切符を購入しました。
特急オホーツク1号。
引退する古いタイプ目当てだったのですが、ハイデッカーグリーン車(キロ182)がやってきました。
7月からは全便このハイデッカーグリーン車が投入されます。
3月までは特急北斗のグリーン車として札幌~函館間で使用されていたハイデッカーグリーン車。
特急北斗の廃止に伴って活躍の場を石北本線に変え、引き続き使用されます。
(その時の記事はこちらから)
瑞季:ハイデッカーでもいいじゃない。新しくて。
目指すは終着の網走。
ハイデッカーで行く、初めての旅です。
追記に続きます。
続きを読むからどうぞ。
ハイデッカー車の見どころは、やはり座席の高さ・窓の大きさによる眺望です。
(座席などの機能面については過去の記事からどうぞ)
今までの石北本線の車窓から、こんなに大きく景色が見えることはまずありませんでした。
原生林など自然ばかりの車窓が続きますが、北海道の自然の雄大さを感じることができるでしょう。
瑞季:座席も広くて落ち着きますね。
瑞季:ところで、網走に何をしに行くんですか?
夏しか営業しない「臨時駅」に行こうか。
瑞季:じゃああそこね。 分かったわ。
終着、網走に到着。 札幌6:56発で到着は12:18。 特急列車でも5時間半近くかかります。
瑞季:網走というと流氷か刑務所のイメージだけど、、、?
網走のイメージ?
今回は、観光要素ありの旅。
帰りもグリーン車にしよう。
今度こそ、キロハ182に乗って。
次回に続きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
コメント
コメントがありません。
廃線・廃駅にとどまらず車両そのものが廃止というのも当然あるものなのですね。
「形あるものはいつか壊れて朽ち果てる」という言葉ではないですけど、
とにかく長年のお勤めお疲れ様でした!と
このハイデッカーグリーン車には感謝と敬意を表したいものです。
国鉄から民営化されたのは1987年ですけど、この国鉄時代の車両が最近まで現役車両として使用されていたというのは驚きでもあるのですけど、
ここにも日本の優れた「ものづくり」が示唆されているのかも
しれないですね。
ハイデッカーグリーン車は記事でも触れられていた通り
窓の大きさが圧巻だと思います。
車窓から見える今回の写真でもあるような川の流れ等の豊かな自然が
間近で感じられるのは「さすが北海道!」と感じてしまいます!
ゆったりとした座席も魅力の一つですね。
今回の旅のお伴の瑞季さんのツインテがかわいいです!
次回の網走観光や夏の臨時駅等についても楽しみにさせて頂きたいと
思います。
ぬくぬく先生様、コメントありがとうございます。
> 廃線・廃駅にとどまらず車両そのものが廃止というのも当然あるものなのですね。
> 「形あるものはいつか壊れて朽ち果てる」という言葉ではないですけど、
> とにかく長年のお勤めお疲れ様でした!と
> このハイデッカーグリーン車には感謝と敬意を表したいものです。
今回廃止されるのは、上から2枚目の方の車両(キロハ182)で、ハイデッカーはこれからも暫く使われ続けます。
といっても、キロハ182は1982年製、ハイデッカーは1986年製。同じ国鉄時代の車両で、たった4年しか変わらないです。
> 国鉄から民営化されたのは1987年ですけど、この国鉄時代の車両が最近まで現役車両として使用されていたというのは驚きでもあるのですけど、
> ここにも日本の優れた「ものづくり」が示唆されているのかも
> しれないですね。
このブログでよく出て来るキハ40もキハ54も、このキハ183系も全て国鉄時代の車両です。
民営化後は航空機との競争で、とにかくスピードアップを行っていきました。
函館・釧路方面向けには時速130km/hを達成するため線路を改良・車両の高速化。
その結果、「ディーゼルエンジン」で札幌~函館が2時間59分、というのは衝撃的でした。
しかしその代償は大きく数年前、エンジンからの出火事故が相次いでしまいました。
石北線はスピードアップすることもなく、ずっと昔の線路のままです。
厳しい峠が多いので、高速化も難しいです。
> ハイデッカーグリーン車は記事でも触れられていた通り
> 窓の大きさが圧巻だと思います。
> 車窓から見える今回の写真でもあるような川の流れ等の豊かな自然が
> 間近で感じられるのは「さすが北海道!」と感じてしまいます!
> ゆったりとした座席も魅力の一つですね。
ハイデッカー車も製造は古いですが、座席は比較的新しいことと、ゆったりした座席はさすがグリーン車と言えるものです。
今まで石北線の特急は何回も乗車しましたが、こんなに車窓が広く見えるのは驚きでした。
グリーン車なのでお値段が張る上、車内販売も無いのでただ座席が良いだけですが、片道だけでも1回は乗る価値があるのかなとも思えます。 疲れが違いますので元気にオホーツク観光ができると思います。
> 今回の旅のお伴の瑞季さんのツインテがかわいいです!
> 次回の網走観光や夏の臨時駅等についても楽しみにさせて頂きたいと
> 思います。
瑞季の特徴であるツインテール。 リボンは時々取り変えていますので注目してみてください。
今回は瑞季1人だけを連れて行きました。
最大の目的はとにかく「グリーン車に乗る」ことでしたが、それだけのために網走までというのはもったいないので、観光も入れました。
夏が見どころの場所なので、夏のうちに記事にしたいです。
ハイデッカーのキロ、1度だけ乗車した事がありました。
今から30年ほど前、確か「北斗」で・・・。
車体のカラーリングがオレンジ色の暖色系の頃でした。
上方のカーブした窓ガラスが斬新で、広大な北海道の景色を
見たくての乗車でした。
過酷の北海道の自然の中、重装備のディーゼル特急として
30年以上も現役で活躍している事、本当にご苦労様と
ねぎらいたくなりますね^^
くろすけ様、コメントありがとうございます。
> ハイデッカーのキロ、1度だけ乗車した事がありました。
> 今から30年ほど前、確か「北斗」で・・・。
> 車体のカラーリングがオレンジ色の暖色系の頃でした。
今年3月まで、「北斗」で使用されてきたハイデッカーキロ。
キハ183-0系を廃車するにあたり、グリーン車が足りなくなるので7月から石北本線に異動してきました。
1986年に製造されたキロ182は、まだまだ現役で使われ続けるでしょう。
> 上方のカーブした窓ガラスが斬新で、広大な北海道の景色を
> 見たくての乗車でした。
近年は、特に新幹線で高速化のためどんどん窓が小さくなる傾向があり、車窓は楽しめなくなってきている気がします。
最も、北海道新幹線はほとんどがトンネルになる予定ですが。。。
> 過酷の北海道の自然の中、重装備のディーゼル特急として
> 30年以上も現役で活躍している事、本当にご苦労様と
> ねぎらいたくなりますね^^
30年近く、北海道を走り続けているキハ183系。
エンジンの出火もありましたが、かつては色んな路線を走っていたものです。
183-0系の引退に合わせて、記念入場券が北海道17の駅で今年10月末まで発売されています。
現地に行かないと購入できないので、稚内から網走、根室・木古内まで駆け巡っていました。
札幌から釧路に帰るとき、「おおぞら」の「ハイデッカー」に乗ったことがあります。
なんか、コーヒーがサービスだったような気がします。昼間、お空が見えた窓だったような気がします。
車販の人が大変だったような気がします。2号車ハイデッカーの前の1号車にはワゴンが持って行けず、
「1号車のお客様は買いに来てください」のアナウンスがあったのも、記憶違い?かも。
その車販も北海道だけではなく、全国的に消えそうな…といううわさを聞きました。
・・・オーディオとかコンセントはなかった気がしますはじめっち自分とゆたかしかグリーン乗ってないみたいです
キロ182とかいうのには、25年くらい前に乗ったことがあるっす。
なくなるかどうか不確かだったころの深名線の始発に乗るために、
車が無料で停められて、寝台よりも安くて、短時間でも普通車よりかは寝れるであろうグリーン車に、
留辺蘂~深川間まで、清水の崖っぷちから飛び降りるつもりで初めて「優等席」買ったのに、
暖房がスーパー灼熱地獄で、「これが真冬のもてなしなのか!」と庶民は感じたのんす。
ワンボックス占領できてるのに、寝れなくてツラかったでんす。
・・・どうやら温度加減が効かないらしいのすゆたか3人しか乗ってなかったのっす
コメントありがとうございます。
> 札幌から釧路に帰るとき、「おおぞら」の「ハイデッカー」に乗ったことがあります。
> なんか、コーヒーがサービスだったような気がします。昼間、お空が見えた窓だったような気がします。
> 車販の人が大変だったような気がします。2号車ハイデッカーの前の1号車にはワゴンが持って行けず、
> 「1号車のお客様は買いに来てください」のアナウンスがあったのも、記憶違い?かも。
> その車販も北海道だけではなく、全国的に消えそうな…といううわさを聞きました。
> ・・・オーディオとかコンセントはなかった気がしますはじめっち自分とゆたかしかグリーン乗ってないみたいです
3年位前まではグリーン席のサービスドリンクなども付いてきたのですが、それから3年で北海道内特急列車での車内販売自体が完全終了してしまいました。
ハイデッカーのグリーン車は現在は定期での特急「オホーツク」「大雪」で使用されています。
臨時でノースレインボーEXPが出て来る場合もあります。
最後まで車内販売を行っていた「スーパー北斗」も、ここ数年は登別や洞爺で乗降するインバウンドが増えてワゴンが周りにくかったというのもあったでしょうか。
> キロ182とかいうのには、25年くらい前に乗ったことがあるっす。
> なくなるかどうか不確かだったころの深名線の始発に乗るために、
> 車が無料で停められて、寝台よりも安くて、短時間でも普通車よりかは寝れるであろうグリーン車に、
> 留辺蘂~深川間まで、清水の崖っぷちから飛び降りるつもりで初めて「優等席」買ったのに、
> 暖房がスーパー灼熱地獄で、「これが真冬のもてなしなのか!」と庶民は感じたのんす。
> ワンボックス占領できてるのに、寝れなくてツラかったでんす。
> ・・・どうやら温度加減が効かないらしいのすゆたか3人しか乗ってなかったのっす
183系は「弱」と「強」くらいしか調節できない古い車両なもので、、、
グリーン席で無くても24~26℃と暑いので、ずっと乗っていると喉がからからになってきます。
遠軽で3分停車する時に我慢できずに外に出ていたりします。
深名線は面影があるのか無いのかというと何とも言えない程度に廃線跡がありますね。
昨年9月の「夜の沼牛駅」は、線路跡の上に見える天の川が最高でした。