茶々:動くパンダさんってまだあるんですね。
100円硬貨で動くパンダたち(メロディペット)はここではまだ現役で動いています。
JR徳島駅の目の前にあるアミコビル。
元「そごう徳島店」だったのですが、2020年に閉店。うっすらとそごうのマークの跡が見えるのが分かるでしょうか。
元そごうの建物を感じる赤い手すりのエスカレーターで屋上へ。
そこには、徳島のシンボル・眉山を一望できるプレイランドがあります。
昭和から平成初期には日本のあちこちのデパートにあったと思われる屋上遊園地。こんな風景が懐かしく思われる人も多いのかなと思います。
令和6年現在で現存している百貨店は、松坂屋名古屋店・高槻店(大阪)、いよてつ高島屋(松山)、大和香林坊店(金沢)。
長崎の浜屋は昨年12月から屋上の休業が続いており先が見通せない状況。
徳島のここは「百貨店」ではなくなった為リストからは外れていますが、そごう閉店後も休まず営業を続けています。
紫水:遊園地にはどんな思い出がありますか?
アヒルのヨーイドン(1990)やジャンケンマン・ジャックポット(1987)。90~00年代のゲームコーナーを彩っていた機械が今も現役で動いてる姿に感動していました。
(\ヤッピー/ \ズコー/)
槐:30年物のゲームマシンがここには残っているんですね。
製造したメーカーも既に倒産しており、モーリーファンタジーなどからは10年代にすっかり姿を消しました。
電車でGO!2高速編(1998)・がんばれ運転士(2000)・レイブレーサー(1995)・サイドバイサイド2(1997)・スカイターゲット(1995)・トラック狂走曲(2000)。この時代の大型筐体アーケードゲームが現役の稼働状態で残っているのは珍しいです。
残っていた数少ないGMS型のスーパーマーケット(イトーヨーカドーとか)のゲームコーナーでもここ数年で消滅してしまっただけに、徳島アミコでは壊れるまで頑張ってもらいたいですね。
参考:現行型の電車でGO!の筐体。
SHOKEN(昭和技研)のゲームセンター向けパチンコ、DRAGONFEVERシリーズ。
1992年西陣のダービーキングを元にアーケード仕様にしたもの。 もう絶滅したと思っていただけにまた見られるとは思っていなかった。
これは遊んだ人も多いであろうナムコ社の初代「ワニワニパニック」(1989)。国内で4500台以上が流通した名機。
「まいったスゴイ!」「やーいやーいざまあみろ」という言葉を思い出すでしょうか。 初期型は数字が2桁の99までしか対応いないのがポイント。
2000年版からは3桁の数字も出せるようになりました。
カメカメパニックやサメサメパニックというもの昔ありました。
ただ機械を製造していた会社が2017年に倒産した為、機械が壊れたらもう直すことができません。
なので今度どこかのゲームセンターで見かけたら100円を投入して優しく叩いてあげてください。
2020年には初代を再現した新型「ワニワニパニックR」として復活しています。
トーゴ(東洋娯楽機)が手掛けたキディーライド。ひらけ!ポンキッキモデル(1990)
動くパンダやキリンもトーゴ社が手掛けたもの。富士急ハイランドのFUJIYAMAもこの会社が作ったもの。
1949年から経営破綻する2004年まで浅草花やしきの経営も行っていました。
槐:キリンさんが好きです。でもゾウさんのほうが・・・
あの会社も一度倒産しましたね。
茶々:少年・少女の日の思い出、ありましたか?
東京では失われたデパートの屋上の雰囲気。会いたくなったら西へ。
7階エレベーターホール。やはりそごうはこうでなくてはと思う大理石仕様。
参考:旧札幌そごうのエレベーターホール。
5階の紀伊国屋書店で本を1冊買いました。 百貨店の戦後史という本で棒二森屋(函館)など全国の11の地方百貨店と東急東横店の興亡を多くの資料や当時を知る人に聞き取り調査をして纏めた本です。
徳島駅を背景に。
最後まで見ていただきありがとうございます。
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こんばんは。今回はそごう徳島店。
プレイランドで懐かしい筐体を発見。ナムコのワニワニパニックはした事が有りました。
乗り物はトーゴって会社が作ったのですね。
麒麟がくると云う事でキリンさんに乗りたいですー。
百貨店の戦後史ですか、冬音様は博識で計画性と行動力が有ってとても頼もしいです。
徳島の夜景が綺麗です。個人的に夜景が好きなのです。
今回も大変お世話に成りまして有難う御座いました。
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デパートの屋上は格好の仕事さぼり場でしたね。
特に船橋西武の屋上が閑散として好きでした。
徳島のそごうは無くなってしまったのですか。
四国八十八か所を巡る旅の時は必ず二回泊まるので
この街は中途半端な都会(と言っては失礼ですが)
と言う感じがして好きな場所でした。
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コメントありがとうございます。
昔は全国にあった「そごう」も今は4店舗にまで減ってしまいました。
百貨店やホテルなどの建築が好きというのもあって、時間があればご当地の百貨店も見に行っています。
屋上遊園地の遊具も管理できる人もほとんどおらず、絶滅危惧種であることには間違いありません。
おそらく1人か2人で管理しています。
パンダの乗り物は結構見ますがキリンは少ないかもしれません。
コメントありがとうございます。
スターバックスの数少ないリザーブバー店舗を訪れる為に船橋には一度行ったことがあります。
その頃には西武はもう閉店していましたが。
お遍路さん、徳島では今回薬王寺だけ訪れました。徳島駅の前は年末年始ということで帰省した人などで人の流れはあり賑わっていました。
中途半端な都会、私は丸の内や新宿よりこれ位の方が落ち着いていて好きです。
ありました、ありました。屋上遊園地。
それにゲームコーナー、食堂。小動物園もありましたよ。
子供のころに連れて行ってもらうのが最上の喜び。
まさに楽園でした。
いまではそのデパートごとなくなっています。
まだあるところにはあるんですね。
懐かしかったです。有難うございました。
コメントありがとうございます。
屋上遊園地、あるところにはあるんですが手で数えられる程にまで無くなってしまいました。
デパートではなければ東急プラザ蒲田の観覧車などもう少しあるとは思います。
ファミリーレストラン的な食堂も2022年の京都大丸店のように結構減っていますが川越の丸広、岡山の天満屋・高島屋、花巻のマルカンとかにはまだあります。訪れる機会がありましたらぜひ。
次回の記事も四国に残る屋上遊園地のお話です。 懐かしい感じはするでしょうか。