2024-01-01から1年間の記事一覧

韓国民の「国を守る気概」

自民党折り鶴よりもカネのツル (埼玉県 兵藤新太郎) 憲法を急に大事にする自民 (埼玉県 恵村順一郎) 裸足で逃げ出す「表現の自由」 (東京都 上田幸孝) 12日の朝日川柳より 政治資金規正法の再改正をめぐる議論。衆院予算委で、企業献金は憲法第21条の…

シリア解放を喜ぶ

韓国で戒厳令発令とその失敗による大統領弾劾の動きが進行中のなか、シリアでは反体制勢力が電撃的に全土を掌握し、アサド大統領がロシアに亡命した。まさに激動の年末を迎えている。 SSJのXより SSJのXより シリア民衆の闘いを支援してきたNPO法人Stand wit…

中村哲医師の命日によせて

陽だまりで 何を語らう 菊のむれ 中村哲医師の一句 ペシャワール会カレンダー12月 12月4日は、中村哲医師が亡くなって5年だった。 2019年12月4日の朝、アフガニスタン東部のジャララバード市内で、灌漑作業地に向かう途中、何者かに銃撃され、中村医師と運転…

韓国市民とメディアが阻止した戒厳令

韓国でとんでもないことが起きた。 《韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は3日午後10時半ごろ、緊急の談話を発表した。国会での野党の行為について「内乱を企てる明白な反国家行為だ」と指弾し、「非常戒厳を宣布する」と表明した。しかし韓国国会は4日…

『ウクライナはなぜ戦い続けるのか』予約販売開始

去年ウクライナを取材した成果を『ウクライナはなぜ戦い続けるのか~ジャーナリストが戦場で見た市民と愛国』(旬報社)にまとめました。 旬報社 1870円(税込)12月12日発売予定 ロシアの全面侵攻からもうすぐ3年。ロシアが民間インフラを狙って人々の暮し…

谷川俊太郎の死によせて(3)

畑の大根を抜いて洗ってみたら・・・びっくり! 三日前のことだが、谷川俊太郎にふさわしいような気がして、なんだか一日中うれしかった。 谷川俊太郎は92歳で亡くなったが、近年のインタビューでは死についてよく語っていた。 その中でこんな発言をしている…

谷川俊太郎の死によせて(2)

うちの近くの学校の校歌を谷川俊太郎が作詞していると聞き、調べたら作曲は息子さん(二番目の妻の)で、父子の作だった。 国立(くにたち)第七小学校校歌 作詞 谷川俊太郎 作曲 谷川賢作 (愛にあふれたやさしい気持ちで) たびしてみたい いろんなところ …

谷川俊太郎の死によせて

詩人・谷川俊太郎が亡くなった。 訃報が朝刊の一面トップになるとは、もうアイドルというしかない。小中高の教科書を制覇し、たくさんの校歌を作詞し(うちの近くの小学校の校歌も彼の作詞だったことをきのう知った)、さまざまなメディアに露出して社会に大…

拉致実行犯 辛光洙直撃取材の記録⑦

19日でウクライナへのロシアの全面侵攻から1000日となる。 これに合わせて国連は閣僚級会合を開催。ディカルロ国連事務次長は「ウクライナでは地獄のような千日が続いている」とし、これまでに子ども600人をふくむ少なくとも1万2164人の市民が殺害されたと報…

拉致実行犯 辛光洙直撃取材の記録⑥

兵庫県知事選での斎藤元彦氏と稲村和美氏が、トランプとハリスにダブって見える。 民意が民意を追放したような、何ともいいようのない感覚に襲われた。「既得権益」と闘う改革の士のイメージ作りはまさにトランプ的なのだが。日本でも危ない風が吹いてきたの…

拉致実行犯 辛光洙直撃取材の記録⑤

とんでもないことが起こりそうだ・・・次期トランプ政権の閣僚人事の顔ぶれを見て、こう思ったのは私だけではないだろう。 人間活動による温暖化を「信じない」と公言するトランプ氏はエネルギー長官に油田サービス会社CEOを指名。気候変動対策の国際的枠組…

拉致実行犯 辛光洙直撃取材の記録④

北朝鮮工作員、辛光洙(シン・グァンス)は原敕晁(ただあき)さんと地村武志さん・濱本富貴恵さんを拉致した実行犯である。 そのうち原敕晁さんについては、(韓国ではあるが)法廷で確定した唯一の拉致事件として事実関係が詳細に判明している。 原敕晁さ…

拉致実行犯 辛光洙直撃取材の記録③

11月15日で13歳だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから47年になる。 12日、母親の横田早紀江さんは会見し、政府に苦言を呈した。 「言いようのない、いら立ちと本当によくもこんなに長い間、政治とは何なのだろうという思いと、今までの長い間、本気…

拉致実行犯 辛光洙直撃取材の記録②

寺越武志さんの近影が届いた。 10月に届いた動画(朝日新聞) 6年前の友枝さんと武志さん 1963年に能登半島沖へ漁に出た3人が行方不明となり、北朝鮮に拉致された疑いが指摘されている「寺越事件」で、同国で生存が確認されている寺越武志さん(75)の写真と…

拉致実行犯 辛光洙直撃取材の記録①

北朝鮮工作員の辛光洙(シン・グァンス)は、1978年に地村保志さんと現在妻の富貴恵さんを拉致、1980年に原敕晁を拉致して成り済まし、「原敕晁」名義の旅券で韓国に入国して工作活動中の85年に韓国で国家保安法、反共法違反容疑で逮捕された。 辛光洙(80年…

トランプの当選によせて

まさかとは思っていたが、下馬評どおり、トランプが勝った。 6日夜、半世紀前に一緒にアメリカに滞在していた友人と渋谷の「のんべえ横丁」の小さな飲み屋で飲んでいた。テレビで早々とトランプ当確が出て、これからが思いやられるとやけ酒になる。 夜の渋谷…

アメリカで進むメディア不信

アメリカ大統領選投票日が近づく中、ハリスが失速してトランプが優勢になってきたとの報道。混沌のなかにあるアメリカでトランプが支持されるわけを知りたいと思う。 30日のNHK『国際報道』で、アメリカでメディアへの信頼度が過去最低にまで落ち込んでいる…

自公過半数割れの衆議院選挙雑感

10月27日の衆議院選挙は予想通り、自民・公明で過半数割れになった。これまでのように自公で何でも勝手にやることはできなくなるわけで、これからの政治の動きが興味深い。 NHKサイトより 東京24区では有田芳生さんが、統一協会ズブズブの裏金議員で安倍派5…

自民党が「裏金非公認」に政党助成金2千万円

総選挙投票日間近に、自民党が「裏金非公認」に公認候補と同額の2000万円の政党助成金を振り込んでいたとの驚愕情報が・・・。 (写真)自民党の森山裕幹事長から支部会計責任者あての「支部政党交付金支給通知書」(赤旗より) 24日の『しんぶん赤旗』一面…

ウクライナ戦争に北朝鮮が参戦

ウクライナをめぐる情勢が激しく動いている。 トランプ前大統領は17日、ウクライナのゼレンスキー大統領は戦争を未然に防げなかったと語り、ロシアのウクライナ侵攻についてウクライナ側にも責任があるとの認識を示した。 トランプ氏は、200万人以上の登録者…

日本の政治を激震させた『しんぶん赤旗日曜版』2

今年度のJCJの大賞は赤旗日曜版だったが、それ以外のJCJ賞は以下の4点だった。 上丸洋一『南京事件と新聞報道 記者たちは何を書き、何を書かなかったか』 朝日新聞出版 後藤秀典『東京電力の変節 最高裁・司法エリートとの癒着と原発被災者攻撃』 旬報社 NHK…

日本の政治を激震させた『しんぶん赤旗日曜版』

新内閣発足から、わずか2週間。戦後最短での解散・総選挙となった衆議院選挙がきょう15日、公示された。 そもそも、なんでこうなったかというと、岸田自民党総裁が再選を断念したから。では、その事態をもたらした「政治と金」問題を破裂させたのは何だった…

被団協にノーベル平和賞3

ノーベル平和賞を選ぶノルウェーのノーベル平和賞委員会は、ノルウェー国会が指名する5人の委員(議員は委員になれない)で構成され、任期は6年。選定が極端な政治色を帯びないよう、委員には「世界の紛争を客観視できる能力と意志」が必要という。今年委員…

被団協にノーベル平和賞2

10日の「ひと」欄に「北海道警によるヤジ排除を憲法違反として訴え、勝訴した」として桃井希生(きお)さんが登場していた。 朝日新聞10日付 2019年の参院選で、札幌駅前で街頭演説する安倍首相に「増税反対!」とやじっただけで警察官に取り囲まれ、排除さ…

被団協にノーベル平和賞

節季が秋分から寒露になって、さすがに涼しくなってきた。 初候が8日ごろから「鴻雁来(こうがん、きたる)」、次候は「菊花開(きくのはな、ひらく)」で13日ごろから。22日ごろからは末候「蟋蟀在戸(きりぎりす、とにあり)」。 秋の日はつるべ落とし。日が暮れ…

最前線で活動するウクライナ青年とライブ交流

ウクライナ軍は今月2日、東部ドネツク州の防衛拠点のひとつ、ウフレダルから部隊の撤退を許可したと発表した。「敵は長引く戦闘で大きな犠牲を出しつつも、ウフレダル攻略の試みを放棄しなかった。援軍を送り込んで攻撃し、包囲される恐れがあった」としてい…

横田めぐみさん還暦の誕生日によせて

中学1年生、13歳の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが、生きていれば、5日に60歳の誕生日を迎える。 これに先立って、母親の横田早紀江さんが記者会見し「自分も何年生きられるか分かりませんし、向こうで待つ被害者たちの命も分かりません」などと述べ…

最近のニュースより―イスラエルのレバノン攻撃など

晩年に宿題は無し草の花 (京田辺市 加藤草児) 15日の朝日俳壇の入選句だが、為すべきことを済ませて、悠々自適の晩年か。うらやましい。私なぞ、夏休みが終わろうとしているのに山のような宿題が残ってじたばたしている子どもの心境。「草の花」は秋の季語…

大震災で中村哲医師の父が殺されかかった話

1923年(大正12年)9月の関東大震災後に起きた朝鮮人虐殺。 この追悼式に東京都の小池百合子知事は今年も追悼文を送らなかったが、埼玉、千葉の県知事は追悼文を寄せたとニュースになっていた。埼玉、千葉では、式を主催する市民団体が初めて追悼文を依頼し…

拉致被害者救出は、まず田中さんと金田さんから

朝日新聞がスクープ。 安倍晋三首相が2013年の参議院選直前、統一協会の幹部らと自民党本部の総裁応接室で面談していた。萩生田光一・元経済産業相や岸信夫・元防衛相も同席していた。17日朝刊の1面に面談時の写真が大きく掲載されている。 朝日新聞17日朝刊…