2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

全国のお坊さんは被災地へ

資金繰りに何とかメドがついて、心にちょっと余裕のある月末である。 きょう、久しぶりに散歩に出たら、一斉にいろんな花が咲いていて驚いた。近所のつつじ、花みづき、こでまりは満開、そして早くも、卯の花が咲きはじめている。(写真) 春うららの花の世…

震災募金詐欺か?

きのう、ある駅で、震災の募金を訴える一団をみた。 これが、どうもくさい。 拉致被害者を救おうとか交通遺児を助けようなどという名目で、募金詐欺をやる集団がいるが、その匂いがする。大げさで哀れを誘う口上もくさいが、そろいのヤッケに大きくNPOとだけ…

チェルノブイリ25周年にマップ公表

チェルノブイリ原発事故25周年でウクライナでは、ヤヌコビッチ大統領とロシアのメドベージェフ大統領が列席して記念式典が開かれた。 2週間前、私たちがチェルノブイリ町を訪れたとき、その式典の準備で、公園や並木を整備していた。チェルノブイリ町は、…

注目集める菜の花プロジェクト

ウクライナで日本のNGOがやってきた「菜の花プロジェクト」が、福島の事故で、注目を集めている。 《旧ソ連・ウクライナのチェルノブイリ原発事故で汚染された農地で、放射性物質をよく吸収する菜の花で土壌を「再生」する試みが続いている。福島第一原発…

発送配電の分離とは2

『ミツバチの羽音と地球の回転』(鎌仲ひとみ監督)という映画がいま、立ち見がでるほどの人気だという。 「原発に代わる自然エネルギーの提案映画」で、原発に反対する祝島と自然エネルギーを推進するスウェーデンが対比されて描かれる。私は去年、初上映で…

原発事故−非常を日常として生きる

きのうの朝日新聞夕刊に、京都大学原子炉実験所の今中哲二助教授のインタビューが出ていた。今中哲二氏/figcaption>今中氏は、チェルノブイリ事故の影響をもっともひんぱんに現地に通って調査してきた研究者だ。以下の部分を共感を持って読んだ。 「私はかつ…

発送配電の分離とは

東電をどうするかという議論が出てきた。 その中で、電力の発送配の分離という言葉が見られるようになっている。 例えば、きょうの東京新聞の社説「原発行政 電力との癒着を断て」では、「地域独占で『絶対につぶせない』という事情が癒着の背景にあったこと…

トキ野生の孵化なるか

オフィス近くのビルの前に、桜が、これで終わりですよとでもいいたげに咲いていた。 きょうの朝日俳壇・歌壇では、どちらも原発を詠んだものが目に付いた。原発の空のしかかるふるさとのここにいるしかなくて水飲む(福島市 美原凍子) わが町はチェルノブイ…

放射線200倍の所にツーリストが・・

きょう、フジTV「MRサンデー拡大特番『原発危機 克服への闘い』」に、私たちのウクライナ取材の素材を提供した。 今も放射線が強い場所はあるのかというのが、まずは関心のあることだと思う。 今回、放射線測定器を持って各地を回り、最もその値の高かっ…

チェルノブイリにも30キロ圏があった

この間まで、「チェルノブイリ」と「フクシマ」を比べることは間違っていると主張する人が多かった。規模も深刻度も全然違うというのだ。 だが、事故の規模や態様は異なるにせよ、同じ原発事故なのだから、チェルノブイリから教訓として学ぶことはたくさんあ…

避難所に間仕切りを

避難所に独自の間仕切りシステムを提案している建築家がいる。 世界に名を知られた坂茂(ばんしげる)さんだ。 《長期化する避難所生活で少しでもプライバシーを保って生活してもらおうと、避難所になっている山形市落合町の市総合スポーツセンターで3日、…

チェルノブイリからただいま

ウクライナでチェルノブイリ原発事故の「今」を取材してきた。 6日に出発しきょう帰国したら、成田空港は気温21℃とぽかぽか。もう桜が散り始めているのに驚いた。 むこうはとても寒く、雪や霙が降っていた。あまりの寒さに、戸外のインタビューでは、私が持…

原発賠償は東電に

30日の水曜日、取材で佐渡に行った。 一泊して木曜日、佐渡を離れようと宿のおばさんに車で港に送ってもらう途中、道のそばの田んぼからいきなり大型の鳥が飛び立った。あれ、何かなと思っているうちに小さくなってしまった。 羽は白っぽかったがサギではな…