2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本から金正日体制打倒の宣言を!

日本から初めて、金正日体制打倒の宣言を発する動きがはじまった。 いま、宣言の署名者を募っているので、ここに紹介しご協力をお願いしたい。2・16宣言(案) 金正日体制を打倒し、北朝鮮に自由を! 北朝鮮の金日成・金正日体制は過去65年間に渡り近隣諸…

「手打ち」に向かうアフガン

オバマ大統領の一般教書演説をライブで見ていた。 一般教書演説といえば、8年前、ブッシュが「悪の枢軸」発言をやったのだなあと感慨深い。今年は、80分のうちほとんどが国内問題で、外交・安保は9分にしかすぎなかったという。「二つの戦争を戦っている」(…

「逝きし世の面影」4

こないだ護国寺に行った。 以前、葬儀や講演会で来たことはあったが、境内に山県有朋など明治維新の元勲の墓があることを初めて知った。大隈重信の墓もあった。(写真) 彼らは江戸末期に生まれながら、その「楽園」を否定する立場だったのだろう。 大地震で…

カレーうどんは日本食?

新宿に用があって出かけたら、カレーうどんの専門店があった。 昼時だったので珍しさも手伝って入った。普通のカレーうどん以外に「黒カレー」、「赤カレー」、「とまとていすと」があるくらいでバリエーションは多くない。意外に客は多かった。 20年近く前…

「逝きし世の面影」3

昔の日本がそんなに素晴らしい国であったはずがないと、過去を否定したくなる気持ちは、実は私にもあった。 幕末、日本に来た欧米人は、来る前からミステリアスなオリエントの国への期待感によって、色眼鏡で日本を見たのではないか? あるいは、他国を知ら…

報道倫理でAPFがお詫び

きのう、TBS「報道特集」が番組中に異例の「お詫び」を行った。今朝の新聞にも載っている。 《TBS系のテレビ番組「報道特集NEXT」などで制作協力したAPF通信社の記者が取材対象者の郵便物の記載内容を勝手に見た問題で、TBSは16日、新たに、…

「逝きし世の面影」2

江戸末期の日本は、実にフレンドリーで開かれたコミュニティを形成していたようだ。 当時の外国人が、日本を描写する表現は、我々いまの日本人には、にわかには信じがたいほどのものがある。 《人々は幸福で満足そう》(ペリー) 《衣食住に関するかぎり完璧…

「逝きし世の面影」

前回紹介した、渡辺京二『逝きし世の面影』は、和辻哲郎文化賞に輝いた名著で、私にとっては、ここ数年で最も印象の強い本だ。読後、日本に生まれ育ったことへの誇りとともに悲しみもこみ上げ、独特の感動に包まれた。以下はこの本からの引用である。 前回の…

満員電車にて2

知らぬ者同士が声をかけあわない、同じマンションの住民同士でも挨拶しない、街頭で体や荷物がぶつかっても無言のまま、など日本社会の寒々しい人間関係は何なのか、どうやって成立したのか。 広井良典『持続可能な福祉社会』では、広井氏は、中根千枝や和辻…

満員電車にて

おいおい、民主党政権、大丈夫かい、という雰囲気になってきた。 「新成長戦略」は「環境・エネルギー、健康、アジア、観光・地域活性化、科学・技術、雇用・人材」と、キーワードは出揃っている感じだが、実際にはどうしようというのか。日本の根本的な建て…

よい年になるように

元旦は気温が下がって、メダカを飼っている鉢に氷が張った。 自転車で国立の大学通りに出る。写真は一ツ橋大学前の冬枯れの桜と銀杏の並木。空は良く晴れて、谷保天満宮に初詣に行く人がのんびり歩いていた。東京の正月は穏やかでいいなあと、雪国生まれの私…

大晦日にきれいな月が

年末になると、もう一年が過ぎたのか、と信じられない思いがする。 歳をとるほど時間の進み具合が早くなると言う。まさに実感である。 私は『十年日記』をつけているが、パラパラめくっていると、人生は意外に短いと思えてくる。 日本人の男性の平均寿命を約…