2009-01-01から1年間の記事一覧

忘年会も終わって

26日は、東京・赤坂で、「7人の会」の忘年会兼お疲れ様会があった。 参加は、有田、勝谷、加藤、日垣、湯川と私、そして運動を実際に支えてくれたスタッフの方々。加藤哲郎さんと日垣隆さんは、前回の運動以来だから6年ぶりか。湯川れい子さんもお忙しいな…

サンプロの思い出3−がん治療を変えたい

視聴者からの反響が最も大きかったサンプロ特集に、「がん治療を変えたい!」シリーズがある。放送直後は電話、手紙、ファクスで、「家族が末期がんで治療法を求めている」といった問い合わせがどっと届いた。手紙は段ボール箱いっぱいになった。 日本では、…

サンプロの思い出2−偽ブランド

きょうは取材で慶應大学(三田)に行った。 大木が歴史を感じさせる。祝日でがらんとしたキャンパス。冬枯れのイチョウが青空に見事な枝を広げていた。 さて、サンプロの思い出だが、あるとき、私たちは、取材のため有名小売チェーンの社長を訪ねた。 会うな…

サンプロの思い出1

先週17日はサンプロの忘年会だった。 冒頭、番組打ち切りが会場に知らされた。「来年3月で番組が終わる」との噂があったが、それは本当だとの田原総一郎氏も挨拶。会はお通夜のようにしんみりと始まった。 寂しい雰囲気を振り払うように、MCの小川彩佳アナと…

タコ社長は今

裏日本では本格的な雪になってきた。山形は記録的な降雪だという。東京も冷え込んでいる。 連日、金融機関を回って、資金繰りの相談をしている。今年の苦しさは例年の比ではない。会社は青息吐息だが、年末年始は誰にとっても特別な時だから、ちゃんと年を越…

タイガーの醜聞に思う2

「成功」で追及されるものは、相対的価値しかもたない。 冨、地位、名声などは付属物や肩書きであって、自分以外のものであり、いくら多く獲得しても、心の充足にはならない。 一方、はじめから「成功か失敗か」という価値観で生きていない人もいる。 最近、…

帰国事業50周年で講演会

きょう、12月14日は、北朝鮮へのいわゆる「帰国事業」の50周年だ。 半世紀前の1959年のきょう、新潟港から北朝鮮への第一船が出港していった。新潟では「追悼集会」があった。 《北朝鮮帰還事業開始から丸50年となった14日、最初の帰還船が出発した新潟…

タイガーの醜聞に思う1

いつものように、夜11時ごろテレビを観ながら晩飯を食べていたら、タイガー・ウッズに愛人がいたというニュースが流れていた。 私は、単純に、タイガーの母親がタイ人だったことを知り、関心を持ってきた。人格者のスポーツマンとして尊敬されていただけに、…

金正日に逮捕状を!2

きのう紹介した3日の記者会見は、韓国各紙が大きく取上げ、外電でも流されたが、日本ではほとんど報じられなかった。しかし、この動きは国際的な支援を呼び、今後注目されていくだろう。 3日のICCへの調査要請を支援しようとカナダの団体が国際アピール…

金正日に逮捕状を!1

すごいことになってきた。 金正日をICC(国際刑事裁判所)へ提訴する動きが、いよいよ本格化してきたのだ。 今月3日、ソウルの韓国プレスセンターで、人権団体「反人道犯罪調査委員会」が、拷問、拉致、公開処刑、政治犯収容所など北朝鮮で人権弾圧に遭…

横田めぐみさんたちを救出しよう

私は「7人の会」で、拉致問題の解決を訴える意見広告を載せる運動をしてきたが、今年のキャンペーンのしめくくりとして、今朝の読売新聞第二社会面(関東地方)に「横田めぐみさんたちを救出しよう」という広告を出した。 10歳くらいのめぐみさんが双子の弟…

「四苦八苦」を喜ぶ

用事で新宿御苑のそばを通りかかった。銀杏の大木が見事に色づき、道行く人がみな上を見上げている。晩秋だなあ。今年は紅葉をゆっくり見るゆとりがなかったが、きょうはしみじみ自然の移ろいを感じた。 さて、お釈迦様は、人生は苦に満ちていると言ったそう…

失業率と自殺率

日曜は新聞に折り込みの多い日だが、求人広告がめっきり減ってきた。このところ、目立つのが「うつ病の薬の治験」の協力者を募る広告。こんなところにも世相が出ている。 《政府は17日の閣議で、平成21年度版の「自殺対策白書」を決定した。それによると…

企業栄えて国滅ぶ

雇用情勢が尋常でなく厳しい。高卒、大卒とも就職内定率は記録的な低さに落ち込んでいる。ましてや中高年齢層はもっと大変だろう。 雇用の悪化がとくに目立つのは製造業だ。前年比で4割も減っている。デフレとなれば、ますますコスト競争が激化し、雇用が減…

天皇とオバマが拉致を語る

鉢植えにアリッサムという花が咲いている。 「匂い桜」ともいうらしい。うちの娘の誕生花で、小さな白い花である。 横田早紀江さんの短歌を思い出した。 消えし子よ残せるサボテン花咲けり かく小さくも生きよと願う めぐみさんが修学旅行のお土産にサボテン…

同窓会と病院にて

先週末は山形に帰っていた。 手術で入院中の父を見舞うのが主な目的なのだが、土曜日には中学の同窓会があった。今回出ないともう一生会えないだろうと思って出席した。 多くの顔ぶれが40年ぶりでとても懐かしい。会の冒頭、いきなり「黙祷」の声がかかる。…

BPOがサンプロ「派遣法誕生」をシロ判定

9日、ジン・ネットが制作協力したサンプロ特集「派遣法誕生」につき、BPOで晴れて「シロ」判定が出た。 この特集、いろいろ話題を呼んだのだが、これについては過去の日記を参照してください。 http://d.hatena.ne.jp/takase22/20090201 http://d.hatena…

米軍の残虐を告発する「冬の兵士」

アメリカに「デモクラシー・ナウ」という独立系のテレビ局がある。 エイミー・グッドマンというおばさんキャスターが、アメリカの主流メディアが取上げないようなニュースをリベラル左派の立場から斬っていく番組をやっている。これを日本では朝日ニュースタ…

アフガンで進退窮まったアメリカ

オバマ大統領の支持率がどんどん落ちているという。 アフガンへの戦略を打ち出せないことが大きな理由の一つだ。 カルザイは選挙なしに当選が決まった。公正な選挙で政府の正当性を示すことに失敗した。「選挙はやらせない」と宣言していたタリバンの勝利と…

三宮麻由子さんの悟り

元国立環境研究所所長の大井玄さんが、最近のエッセイで、4歳で視力を失った三宮麻由子(さんのみや・まゆこ)さん(写真)の「悟り」について触れていた。 面白そうなので、三宮さんの『鳥が教えてくれた空』を読んだ。彼女は野鳥の声を二百以上も聞き分け…

米軍の敗戦処理を構想せよ

アフガン情勢はますます末期的な様相になってきている。 以下ニュースから; 1《アフガニスタン南部で27日に爆弾事件が相次ぎ、同国駐留米兵8人が死亡した。10月のアフガン死亡米兵はこれで58人となり、2001年10月のアフガン軍事行動開始以来…

国境なき記者団からの手紙

すでにお知らせしたように、今月19日にフランスの『ル・モンド』紙に、拉致問題の解決を訴える意見広告を出した。http://jinken.asia/ フランスの人気雑誌の記者がコンタクトしてきたり、反響がいろいろあった。あの「国境なき記者団」からもメールが届いた…

トイレの世界標準6

数年前、東京湾に注ぐ川、「荒川」の番組を作った。 歴史を辿ると、この川の水上運送は非常にさかんで、世界一の大都市、江戸の暮らしはこの川に依拠するところが大きかった。源流近くの森からは木材が、平野部の農村からは穀物などの食糧が運ばれてきた。そ…

先週のニュースから

ゆうべ、新宿三丁目の「薩摩おごじょ」で有田芳生さんと久しぶりに飲んだ。 入ると「おさいじゃったもんせ!」(いらっしゃいませ)と声がかかる。 去年、ジン・ネットが制作協力したフジTVの「なでしこ隊」http://www.fujitv.co.jp/nadeshiko/story.html…

「空飛ぶタイヤ」がグランプリに

きのう、我々の業界団体ATP(全日本テレビ製作者連盟)の「ATP賞テレビグランプリ2009」授賞式があった。 ドラマ部門、ドキュメンタリー部門、情報バラエティ部門のそれぞれの最優秀作品から、ATP会員社と審査委員の投票で、年1本のグランプリが決まる…

皇后美智子とアフガン

皇后美智子が75歳の誕生日にあたり、1年を振り返っての感想を文書で発表された。 その内容は、金融危機、新型インフルエンザ、核廃絶からアフガンにまでおよんでいる。 《丁度昨年の今頃、世界的な金融危機が生じ、日本においても経済の悪化に伴い、大勢の…

形を変えた拉致=「帰国運動」

これは10日、横田夫妻の講演会の日に撮った写真だ。駅の改札でお別れのとき、娘たちにつられて早紀江さんもピース。思わず笑ってしまう「ベスト・ショット」だった。さて、拉致問題解決を訴える意見広告が、ついにフランスの新聞『ル・モンド』紙19日付…

駐輪場は古代道だった

今週の月曜(体育の日)の夜、NHK−BS2で、ジン・ネット制作協力の番組「古代日本のハイウエー〜1300年前の“列島改造”〜」が放送された。番宣は− 《今から千数百年前、総延長6300kmにも及ぶ4車線相当(幅12m程)の巨大道路ネットワークが敷かれていた!…

横田さん講演会の日に

きょうは、娘の通う高校でPTA主催の横田夫妻の講演会が開かれた。 妻が学校のPTAで担当になっていたので、私も手伝いに行った。 校門の少女像の前で記念写真を撮る。 お元気そうだったが、きのうは中川昭一元財務相の葬儀、きょうに続いて明日も講演会…

人生を変えた「ザ・スクープ」

きょう、テレビ朝日の『ザ・スクープ』20周年の夕べがあった。 写真は、鳥越俊太郎氏を囲む歴代女性キャスター6人のうち4人。右から田丸美寿々、畑恵、麻木久仁子、長野智子の各氏。(鳥越氏が持っている遺影は、初代プロデューサーの故日下雄一氏) 毎日新…