選挙に行こう!
2013/07/20 (Sat)
いよいよ参議院選挙の投票日が明日に迫って参りました。相互リンクさせていただいている吊られた男の投資ブログでは昨年の衆議院選挙の時に書かれたエントリーを紹介して投票を呼びかけておられます(参院選迫る:投票したい人がいないから棄権、抗議の白票はイカン)。その過去のエントリーに触発されて私も選挙関連のエントリーを書いておりましたのでご参考までにご紹介しておきます。選挙で支持したい人がいなければ
ここでも書いたように、現行の選挙制度においては棄権したり白票を投じることは白紙委任状を提出する行為に他なりません。棄権や白票にいくら抗議の気持ちを込めたとしても残念ながらそれは伝わらないのです。結果的に声を上げた人(有効投票をした人)の多数決に従うしかありません。
国民が政治に失望したり関心を失って投票率が下がれば、結果的に固い支持団体を持つ政党が有利になります。それぞれの支持団体は当然のことながら自分たちの利益を主張し、それを政治に反映させることを望みます。そして投票率が下がれば、その声が政治に届きやすくなるわけです。つまり現行の選挙制度においては、投票率が下がれば下がるほど声を上げた者勝ちとなる仕組みなのです。そうなって欲しくないのであれば、自分も積極的に声を上げるしかありません。
思えば政治も投資とよく似ている面があるのかも知れません。何だかよく分からないから敬遠され理解が深まらない。しかし思い切って行動を起こしてみると新しい世界が目の前に一気に開ける。私たちはこの時代に生きている限り政治や経済に無関心ではいられても無関係ではいられません。もしあなたが政界への抗議の意味を込めて棄権したり白票を投じたとしても与党が圧勝すれば消費税は増税され、原発は再稼働され、TPPにも参加することになるでしょう。このように政治が決定することはいずれも私たちの生活に直結するのです。冒頭で紹介した過去のエントリーのコメント欄で私は「選挙結果が自分たちの生活に直接影響を及ぼすのですから、せめて小学校の学級委員選挙レベルの当事者感覚は持ち続けたいものですね」と書きました。小学校の学級委員を選ぶ時に棄権や白票など考えてもいませんでしたよね。
昨日はアメリカの自動車産業の中心地として知られるデトロイト市が財政破綻したニュースが世界中を駆け巡りました。アメリカの自動車産業はオバマ政権の後押しでリーマンショックから奇跡の大復活を遂げましたが、なぜデトロイト市は財政破綻してしまったのでしょうか?テレビの解説によるとデトロイト市は、財政の悪化(借金の増加)→住民サービスの低下(警官数や街路灯の減少)→治安の悪化→企業や住民の流出→税収の低下→借金の返済や退職公務員の年金が財政を圧迫、という悪循環に陥りそこから抜け出せなかったようです。少子高齢化が進み税収減と社会保障費の負担が重くのしかかる日本にとってデトロイト市の財政破綻は決して他人事ではありません。日本を第2のデトロイト市にしないためにも明日は投票に行って自分の声を上げましょう!
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