「怒り」とは自分を取り戻すこと
なぜなら、怒りを出した時に相手が受け止めてくれなければ
噴き出してしまったその怒りは自分に向かわざるを得ないからだ。
ある女性-
この人は出せると思ったのか、怒りが噴出したその時、彼は逃げた。
持って行き場のない怒りを抱えきれず、彼女は手首を切った。
吹き出る血を見てスッとした。
以来リスカが常習となった。
ある女性-
自分の居場所ができた
柔軟体操を続けていたある日
ふと怒りがわき起こった
その瞬間から食べるのも忘れ、3日3晩怒り続けた
怒鳴り散らし、物を壊し、罵った
そして、怒りが消えた
ある女性-
結婚して間もなく夫に対してキレ始めた
来る日も来る日もちょっとしたことでキレては暴言を吐き暴れた
…いつの頃か気づいた
この怒りは夫に対しての怒りではない。母に対しての怒りだ…
が、気づいたからとて怒りが治まるわけもない
怒り続け、そして夫は受け止め続けた…
4年たったある日、ふと怒りが止んだ
20数年間溜め続けてきた怒りのストックが空になったのだ
つきものが落ちたように彼女は穏やかになった
怒りのエネルギーは重く、激しい
だから、人は自分がそのエネルギーに耐えられないとき怒りを封印する
そして、怒りに関わる記憶さえも封印する
無意識の自己防衛メカニズムだ
50数年怒りを感じなかった方が怒りを宿したとき
私は喜んだ
なぜなら、自分を取り戻し始めたからだ
ちょっとしたことでキレる姿を見ている人は、このままでは壊れるのではないかと心配になるだろう
キレた怒りを向けられる人は、なんでこんなことでここまで怒りをぶつけられるのかと怒るだろう
怒りが外へ出たがっているのだ
外へ出るための理由を探しているだけのことなのだ
怒る理由に意味はない
あるとすれば、きっかけとしての意味だけだ
だから、その理由を取り上げて反論しても無意味だ
あなたにできることは、ただ黙って怒りを受け止めること
今のあなたの仕事は、ただ黙って怒りを受け止めること
怒り・・・
昨日、マザーメンタルサポートのミニレクチャーに行ってきました。テーマは「怒り・・・対処と理解」前日の晩に、おパパが怒ってて、どうしたらいいのか分からずにオロオロしたばかり・・・「何を怒っているの?」「分からない」怒っている本人も訳が解からない。怒りとは、 ...