三重県発 西欧毛鉤徒然紀行＠かもしかnet

飛騨高山FF猛者Zakio氏４連休と重なり慰安を兼ね民宿２泊３日蒲田川詣再び

3/12（火）土砂降りの中 昼過ぎ前泊のためZakio氏自宅向かうも
ひるがの高原過ぎた辺りから風吹道路真っ白肝を冷やし這う這うの体

翌朝 ヘッポコ運転 自信無く氏の車同乗し蒲田入り

ドカ雪川原を踏み分け いざ出陣

気温氷点下４℃なるも地熱と温泉流入の影響で水温９℃

いつもながらFast fish安堵する

白泡向こう対岸ギリにニンフ突き刺し上流方面へ弧を描きメンディング咬ますと、

前回釣行と比し川虫旺盛に食んだかお腹パンパン体躯が良い

緩流反応無く 棚下１㍍以上 白泡絡み深みへニンフ送り込むと、

レッドバンド美しいレインボートラウトが釣れてきた

中州挟み別れて釣っていたZakio氏追い付き合流点上流 無心に竿を振るの図

ハッチ無い中TPO..粘土マーカー３つ付けダブルトレーラーで結果出す 流石～

平日..今日も釣り客殆どおらず二人貸し切り状態が嬉しい

氷点下..３月 コンディション良い渓魚と戯れる贅沢

ここは白泡切れ目 投入し竿を立て気味
何度となくスナップ効かしドラッグ回避しつつ長くトレース

ワタルマーカー微妙な変化に手首で鋭くアワセ入れ獲る

そう言えば今回 ソリッドオクタゴン7.6ft #4 24t 鱗付け
キャスト中 タングステン重さがダイレクトにビンと伝わる感度の良いティップは特筆
..の、割りに柔軟で粘りあるアクションは安心して大物と対峙出来る
持ち重ることなくブレず 何より澄み渡る振り心地が気持ち良いロッド
本日釣果２１尾、翌朝 ８時 朝飯３杯チャージし再び入渓

今日の目標＝ヤマメとイワナ釣ろうかと..

C&R最上流 対岸の瀬をDownクロスでトレースすると、

瀬尻ギリ..回収寸前 一目達成

この位置からサイド..対岸 水中岩をニンフが通過する直前で微かな反応..違和感に聞きアワセ

コンディション良いイワナが来てくれ二目達成
後半ヤッチーリグを進呈したZakio氏後追いするもペンペン草も生えぬ反応の無さに
氏の技量を思い知る その後入れ替わり攻めるも既に琴線切れ今日は貧果 ８尾

蒲田川キャッチ＆リリース区間最上流部大堰堤

ここは入れ替わり立ち代わり釣り客入る激スレ銀座
リードに道南エッグ付けヤッチー棚下２㍍堰堤壁にリグを当て一発タテ・メン咬まし待つと

スポン！ワタルマーカー消し込み

心地良い引き堪能しランディング

痛快至極

還暦前後..イイ歳こいた親爺の二人旅

再会を期し乾いた路面 爽快ドライブ帰宅の途

雪シロ前に再び訪れようかナと　今季通算：２１５尾  

奥飛騨遠征から帰還し３日経つがボヤボヤ過ごしている
理由は最終日C&R区間通しで遡行中 倒木乗り越えた際
何かに躓き前傾大コケ右手親指爪の横を切り 頗る痛い

今日は午前中のみ風穏やか予報にて地元の川は４月に入り
ポカ陽気にならないと魚動かぬと知りつつ先日新調したロッド
使い心地 検証のため渓に立ってみた

ソリッドオクタゴン7.6ft #4 24t
気温7℃・水温4℃..先般Facebook投稿へのコメントでガハハ吉田氏より水温尋ねられ
20数年前検温後 水温計を川原に忘れて以来 測ってなかったので久々密林購入してみた

先回 『雑味の無い澄んだ振り心地』と表現したが実践でも それは健在
非常にコントローラブルでオクタグリップ八角形の光明で軽く手を添える感覚が心地良い
竿にパワーがあるので 仕掛けターンover..上空30㌢からポトリと落とす芸当もお手の物
ティップのブレが少ないので移動中竿に絡む煩わしさも無い 何んと言っても振り心地が
シャープでカムパネラSuperlight8.8ft #4/5が射程50㌢誤差としたら10㌢でニンフを突き
刺すことが出来る

今回ヤッチーリグでの試振りでしたがカンパネラより数段使い易く感じた

現在中古品..ヤフオク・メルカリ・Yahoo!フリマへ網を張り
8.3ft #4 24t か8.6ft #4 30t出たら落札狙っている..それ程に良い

釣りの方は完全沈黙deボンズ＝０尾 まぁこういう日もあろうかと笑  

３月３日（日）

雪深い早春に地熱の影響から 盛んなライズ沸くと 全国に轟く奥飛騨
高原川水系蒲田川ここにキャッチ＆リリース区間あり水生昆虫旺盛で
コンディション良い渓魚が早期から釣れるので２泊３日で訪ねてみた

実は去年８月下旬 高山のZakio氏に２０数年ぶり連れてって貰いメジャーな割に
釣り客少なく コンディション抜群な良型が数多く釣れ今年は年券買い参じた次第
※上記アンダーバーをクリックすると当時の記事へ飛べます

現地着１３時この時期にしては積雪少なく春の様相　そして初っ端にドラマあり・・・
昨年良型掛けた下流部の大淵..前回は対岸に入ったが残雪もあり手前からダウンで狙う
３回目トレースでドラッグ掛かる寸前にマーカー消え合わせずいたら竿先がゴンッ‼..以上

気を取り直し遡行を開始
以前は全国から釣り客集い祭りのようであったが往年の面影は無い
理由としては 漁協に許可なくニジマスを密放流し様変わり 発電所が
地熱を引っ張り氷点下の気温でも水温15℃超えていたが今は8℃..
ご無沙汰している間に歴史の変遷があったようだ

ヤッチー・リグ携え主流 泡の切れ目に初投..仕掛け馴染むようメンディング一発トレースすると、

去年より小ぶりなるも自然交配レインボー健在

長いトレース..ドラッグ掛からぬよう存分スラッグ咬まし流すと、

尺超えニジマスの引きを堪能

棚下１㍍ この立ち位置から岩にニンフぶつかる手前へ投入 即上流側へメンディング

解禁日から３日目..相当な人的プレッシャー掛かっているようで魚は底に張り付いてる模様

複雑な流れ..

どの魚もピックUP寸前に我慢してると消し込むことの無い マーカーに出る微妙な変化

ここはダウンクロスから竿を持ち上げマーカーを基点にテンカラチックに流してみた

殆どがリードフライに掛かり 魚たち..下を向いている証左なり

主流脇の分流にマーカーを乗せ主流エッジを頃合いの良い流速..
幾度となくメンディングを繰り返し此処でも仕掛け回収寸前にアタリあり、

徐々に型落ちてきて本日前哨戦という事で18尾 ２時間半で納竿とす

当初車中泊計画するも夜半から積雪予報にハンドクラフト展で知り合った
奥飛騨ガイド猛者：Flytopの吉本氏の旅館に急遽泊めさせて頂くとした。
同宿に三重県ご近所在住FFエキスパートK~BO氏たまたま一緒となり三人で
深夜まで語り合い 心地良い温泉..心底楽しみ夜は更けた

３月４日（月）

翌朝起きれば銀世界

雪を掻きわけ入渓す

山梨在住ぐっチャン氏と合流

当初 民宿ご一緒の筈が流行り病に罹りディスタンス..

そんな中でも竿を振るスペシャルボサ藪猛者な氏に頭が下がる 藁
最初にK~bo氏＆吉本氏を追い上流部入るも型小さく奮わず
早々に見切りつけ下流部C&R区間へ戻り竿を出す

棚下1.8㍍..魚からブラインドな白泡の向こうダウンクロスに投入

納得の型、綺麗なヒレピン・レインボーが出た

去年秋 ヤッチーニンフを始め日本人特有の変にドライフライに固執する呪縛から解け
水面下 立体的な思考での釣りが爽やかに展開出来るようになった

ヤッチーニンフの良さは東北の佐藤渉氏開発ワタルマーカーが頗る軽く
従前硬質マーカー..クキッと屈折しないのでドライ感覚でキャスト出来るのが何より嬉しい

雪降り続き 気分は遭難モードの中..

この位置から白泡間の鏡..ニンフを岩に当てマーカーを落ち込みギリへ投入
タテ・メンディングを数回咬ましデッドドリフトを演出しつつ我慢のトレースをkeep

不自然にマーカー動くを聞きアワセ的竿立てたらドスンッ‼

当初 底にヘバリ付き微動だにせぬを耐え、下流へ遁走するを往なし

どうにか岸に寄せたは４２㌢ホウライマス

ポイント近撮..ドライフライでは到底獲れぬシチュエーション

個人的感覚は今迄４０数年８割方 良いポイントを見過ごし勿体なかったナと思う

この１尾で既にお腹一杯なるも脱渓ポイントまで遡行

本日釣果：ドライで３尾、ニンフで９尾

ニジマス/ホウライマスに変貌するも魚たちに罪は無し

自然交配ヒレがピンな渓魚と戯れる贅沢

３月５日（火）釣行最終

昨晩は疲れて２０時就寝６時起床朝風呂心地良く朝飯３杯カッ喰らい いざ出陣

曇天無風 絶好なるも昨日までの人出..人的プレッシャー物凄く苦戦

最初 初日逃した最下流 大淵へ赴きリベンジ挑んでみる
一昨日同じくダウンの流れに投入馴染ませラインをドラッグ掛からぬよう出しつつトレースすると
２回目でマーカーがスポン！間髪入れずアワセると昨日釣った４２㌢比にならぬほど竿曲がるが
焦って引き過ぎ口切れ？スッポ抜け一服方々場を休め再度挑んだ３投目再び消し込み渾身の
アワセが効き竿に乗る。ブログ的には「仕留めたり！」となる筈がジャンプ一発　再び潜られ首を
振ったかと思いきやスッと軽くなるジャンプ時目視では軽く５０㌢超えていた （涙）
敗因はダウンだと流速プラス負荷掛かるが引ッパリ過ぎ当初溜めて耐え忍び弱るのを
待つべきをヘッポコ焦ってしまい彼の方が役者が二枚上であった

グッちゃん氏に追いつきライズ盛んなプール流れ出し幾筋で立て続け４尾掛け

流れ込みはドライで攻める氏へ場所譲る

昼前納竿８尾の釣果

平湯でヒトッ風呂浴び お約束..高山の宮川中華そばでラーメン＆炒飯並を喰い帰路に就く

本釣行：３８尾 あの大物を仕留めにリベンジしなければ　　　今季通算：１８６尾  

2/16(金)～2/18(日)に掛け開催された2024ハンドクラフト展
中学バスケ部還暦同窓会の日程と たまたま合致 勇んで参加したがその会場で
ひと際人だかりを呈していたブース【ソリッドオクタゴン】なるフライロッド

愛想の良い姐チャンと温和な人柄な御仁が店を張り『どうぞ気軽に手に取ってください』と
そのロッドはハニカム構造のフルソリッドで心配になるほど細い割に手に取ると得も知れない
安心感のある重量..何とも気持ちの良い振り心地に魅了されてしまった

通常は渋谷のショップへ赴きオーダーし 数か月ほど納期が掛かるらしい
ハンターカブ購入の時もそうであったが半年以上納期と聞き 老い先短い人生
一日も早く乗りたいと考え たまたま見つけた在庫あり並行輸入モノを即納

ソリッドオクタゴン・フライロッドも１日も早く手に取る方法を模索してみた
まず このロッドの販路は①直接注文 ②つるや ③鱒夢 ④杜の家Brookの４店舗 それぞれ
価格等微妙に違い最も値打ちが④で通常オプション￥6,600アルミケース サービス‼とある

バリエーションは弾性率３種：２４・３０・４０ｔで一般渓流向きは２４ｔ
長さは６．９ｆｔ #２と３、７．６ｆｔは#３と４ そして一番長い８．３ｆｔに#２~４とある
※各モデルの特徴は杜の家のホームページに詳しい

あまりに検討..熱を帯び自前のチラシまで作ってしまった

実はこれ検討してるとFacebook投稿すると『この竿持ってますョ』と鈴鹿のボルボさん
速攻メッセンジャーで遣り取りし週末2/23お会いし鈴鹿川の土手で試振りをさせて貰いました
ボルボさんお持ちは７．６ｆｔの#３..道南遠征を念頭に置くと#４欲しくニンフ使いには８．３ｆｔ
長さが欲しい。杜の家ＨＰには前者在庫あり 後者８．３ｆｔは入荷待ち・予約受付中との表示
そして気になる価格についてハンクラ展で入手したカタログに価格UPの記載あり、気になって
杜の家Brookへメール問合せをした 迅速丁寧なメールやり取りで販元問合せ頂き在庫ありは
即納‼ 入荷待ち・予約受付中については納期３月下旬で３/末迄注文は現行価格とのこと

検討で頭の中が沸騰してきたので道南猛者：GT御大とタカスエ大明神、そして鈴鹿ボルボ氏へ
メッセ入れ 客観的なご意見伺い頭のクールdown 冷静な検討を重ね結果７．６ft #４ ２４ｔを注文

2/26注文、2/28着弾❣

手に取るとズシッと重い割に振ると重さを感じない

ケースの蓋まで無垢の削り出しに作者の拘（ｺﾀﾞﾜ）りを感じざるをえない

振った印象を一言で表すと『雑味の無い振り心地』

通常竿に見比べると細さに驚くが頑丈さはオクタゴンが遥か上をゆく
スパインが無いのでブレが皆無で空気抵抗少ない分シャープな振り抜け感が気持ち良い

丁寧な作りの花梨製テンションロックシート

宝飾メーカーを営んでなさるらしくリングパーツは
琥珀色のポリエーテルイミド..パーツ随所に拘りを感じる

ブランクは驚異の逆テーパー

βチタンワイヤー製のインフィニティガイドもお手製で途中で逆付けされているのが面白い

早速 試し振りをしてみよう
まずは以前 新品同様にもかかわらずヤフオクで驚異の￥6,000－という超低価格で
落札したリール：ガルバン ブルッキーB2-3に巻いた SA社スープラエクスプレス3/4

先記したが雑味の無い澄んだ振り心地が誠に気持ち良く#４だけにパワーあり
竿が手の一部に感じるほどコントローラブルなのが何よりも嬉しい

次にハンクラ展で購入したリバーピークの新商品DWFのスピードキャスター#５を
載せてみたが竿のパワーが負けることなくスムーズに距離を出せるのには驚いた

最後に廉価なリッジDT#３を振ってみたが実践でのソフトプレゼンテーションの
観点からこの組み合わせが実のところ最もしっくりきた

フライロッドは丸いモノとの固定観念を疑わず長年使い続けてきたが
よくよく考えると テニスラケットのグリップは８角形.. 丸いラケットでは
頗る握りにくいと思うが今回ソリッドオクタゴンのオクタグリップを握り
従来の竿グリップが逆に違和感を覚えたのは不思議な感覚であった

ソリッドオクタゴン・フライロッド７．６ｆｔ #４
値段はしますが買って損なし！週明け蒲田川へ持ち込み試すのが今から楽しみです(^^)v