理化学研究所発生・再生科学総合研究センターでは、これまでも、冷凍のネズミの死体から、クローン技術でマ新たなネズミを誕生させることに成功したりと、ネズミを使ったクローン技術で数々の功績を収めてきたが、この度、1匹のメスのドナーネズミをもとに連続核移植を続けてきた結果、6世代が限界だったクローンネズミ(クローンマウス)の作製に25世代まで成功したと発表した。
これらのクローンネズミ平均寿命や生殖能力は普通のネズミと変わらなかった。肉質の優れた家畜を大量に再生産したり、絶滅危惧種のクローンを安定的に作り出すことが可能になることが期待されている。
現在のクローン技術は世代を経ると出産率が低下し、ネズミは6世代、牛やネコは2世代が限界と言われてきた。体細胞の核を卵子に移植し、受精卵の状態にする過程で何らかの異常が起こり、その異常が蓄積するなどして出産率が低下するとみられている。
発生・再生科学総合研究センター ゲノム・リプログラミング研究チームの若山照彦さんらは、2005年、薬剤のトリコスタチンA(TSA)を核移植後の卵子に加えると、クローンネズミの出産率が従来の約6倍の6~7%に改善することを発見。メスのネズミの体細胞の一種、卵丘細胞とTSAを用いてクローンの作製を続けた。
その結果、約7年間で25世代、計581匹のクローンネズミ作製に成功。出産率は世代を重ねても4.5~15.5%と安定し、平均寿命も2年以上で普通のネズミと変わらなかったという。
また、繁殖能力や寿命、細胞年齢の指標となる染色体末端のテロメアの長さにも異常がないことがわかった。さらに、遺伝子発現の網羅的な解析により、核移植を繰り返しても初期化異常は蓄積しないことも明らかとなった。
再クローン技術の完成度をさらに高めていくことで、優良家畜の大規模な生産や、絶滅危惧種のクローンを安定的に作り出すことが可能になると期待されている。
※全然関係ないんだけども、実験動物として使用したネズミの日本語表記が、各誌で違ってて、マウスだったりラットだったりネズミだったりするわけなんだけど、カラパイア的にはなんて表記すればいい?教えて科学処理班。
あとは記憶移植だな、それができたら何年かごとに若い体に乗り換えて楽しい生活が!
※1
脳(記憶)を別のものに移し替えたらそれはもう自分じゃないだろー
※4
そりゃわからん
コピーとった瞬間に原本が死んだとして、あくまでも自分のコピーだとも解釈できるけど、原本と区別がつかんから本物かどうかってのは無意味でどっちも本物だとも言えるもの。
哲学でもよく言われてる問題。たぶんクオリアなんかと一緒で答えは無いんじゃないかな。
※8
クオリアが存在しているというのはわかってる。デカルトのいう「我思う、ゆえに我あり」に通ずる。
問題なのは「クオリアとは何なのか?」ということが現代物理学・遺伝子工学ではまったく説明できていないということ。
すなわち、生命の本質、感覚、感情、存在しているという自覚。そしてこれらがどこから生まれどこに帰属しているのか?
生命だけが持っているであろうこれらの要素が何であるのかがまったくわかっていない。
自分と同じ遺伝子を持つクローン人間に自分のすべての記憶などが移植できたとしても、それは自分ではない。自分と同じ構造を持つ別の人がそこにいるだけ。
倫理的に人間のクローンには反対。
遂にそこまで(゚Д゚)
野生だとふつうにクローンで増えてるのにバグが起きない生物ゴロゴロいるから、人類もまだまだだな(俺だれだよ)
マウスは家畜・ペット用ハツカネズミ、ラットは同じくドブネズミだから、別物だよ。面倒なら実験用ネズミで統一してもいいんじゃない。
マウスは小さめのハツカネズミの仲間、ラットはでかめのドブネズミの仲間、らしいよ。
この論文についてはタイトルにmouseとあるので、マウスでいいんじゃないでしょうか。
cell stem cell(学術誌)のページを辿ると少しだけ論文が読める
この写真はマウス。ラットはマウスの5-6倍は体大きい。ハツカネズミはしっぽ抜きの長さが大体10cm位。ラットは20cm強。マウスはハツカネズミ、ラットはシロネズミ。映画ホームアローン2か3に出てたのがラット。グリーンマイルに出てたのがハツカネズミ。でも実験によってはマウスもラットも使う可能性があるので、一概にどちらかとは言えないでしょうね。
うーん流石理化学研究所
これ25世代とあるけど26世代以降のクローン作製も進行中なんだろうね
どこまでいくんだろう・・
マウスがハツカネズミ
ラットがドブネズミ
学校で習った。
クマネズミ属がラットだっけ?
クローン作って隔日交替で仕事に行ってもらいたい
一度友達と一緒にチャリこいでいたらその友達によく似たやつ見つけたな~
お互いに笑っていたよwww
そう言えばそいつの父親がここに務めているんだっけ…
※倫理とかそういうのいいから。
だから科学は発展しないんだよ
トリコスタチンAってのは抗生物質らしいがクローンの異常には菌が関っていたということなのかな
>>16
たぶん違う。
トリコスタチンAはヒストン脱アセチル化酵素の阻害剤(=アセチル化を多くする薬)
DNAはアセチル化を受けると「各遺伝子の読み込みやすさ」が変わるんだ
卵細胞と体細胞はアセチル化のパターンが全然違ってて
それがクローン動物の誕生率にも大きな影響を与えてる
元論文は読んでないけど、ざっくり言うと
クローンに使われる体細胞由来のDNAが、トリコスタチンAをかけることで
卵細胞でのDNAの様子にちょっと近くなったんじゃないかな
マウス;ハツカネズミ 20-40g 卵以下(実験で使う4wの状態)
ラット;ドブネズミ ?
ギニアピッグ;モルモット 500-1000g 子犬なみ(飼ってる)
同じネズズでもでかさ全然ちゃう
品種名分かればそれを書く、不明ならげっ歯類のネズミでいいとおもう