台風接近と心不全警報。
超大型台風21号の爪痕が列島各地に生々しく残るそのコースを、なぞる様に北上を続けた台風22号。それに刺激を受けた秋雨前線の影響で、台風から離れた地域でも1時間に50ミリと言う激しい雨に見舞われた。
今年は季節が一ヶ月前倒しで訪れる異常気象。6~7月にかけては連日の猛暑で熱中症の症状を訴え救急搬送される人が相次いだ。この時季、私はすこぶる調子が良く体重は61キロ台と体重計に乗るのが嬉しくなるほど心臓への負担が減り、長い階段を上っても殆ど息切れする事もなかった。
この分だと8月は更に暑くなりそうだと、私は内心にんまりしていたのだが…。その8月は夏を忘れてしまったかのように気温も低く太陽が顔を覗かせたのは数日のみ、戻り梅雨のような曇空に蝉の鳴き声が虚しく木霊していた。
それでも何とか体重は安全圏の63キロ台を辛うじて維持。9月に入ると寒暖差の激しい日々が続き、体調不良を訴える人が目立つようになった。私の身体も敏感に日々の変化を感じ取り、それが息切れという症状となって現れ始めた。
10月に入るとそれは更に顕著となり体重が65キロ台と一気に増加。調子の良かった61キロから4キロも増えてしまったのだ。その増えた分(殆どが水分)は全て心臓への負担となり、心不全が眼の前を飛び交い始める。台風が接近し気圧が下がり始めると身体中に異変が生じる。人によって個人差はあるものの、私のように何らかの病気を抱えている場合は、SOSの信号が頻繁に身体を駆け抜ける。
気圧の変化に敏感なのは小動物も同じで、特に猫は聴力に優れた動物であるため、人間以上に気圧の変化を敏感に感じ取る。飼っている猫の機嫌が悪い時は気圧の影響かも知れない。この記事を書く数日前、衆議院選挙を題材にして『忖度政党VS国民ファースト』と銘打って久々に政治ネタを取り上げようと思ったが、気力が空回りして筆が一向に進まない。天候はメンタル面にも大きく影響し、やる気を削ぎ落としてしまう。
軽いうつ状態が心不全への不安と相まって筆の勢いを奪ってしまったらしい。小池代表に終始振り回された野党の諸君、希望の党は失望の党へと失速したが、その道を選択しのもあなたたち自身なのである。己のポリシーまで捻じ曲げて小池人気にあやかろうとしたその結果に狼狽え、不満を噴出させるのは子どもじみていて大人げない。野党が一枚岩にならなければ政権奪取など夢のまた夢である。
こうしてキーボードを叩いていると筆の勢いが少し戻って来たような気がする。この調子で心臓の方も元気を取り戻してくれると良いのだが。東京と近畿では木枯らし1号が吹き、いよいよ冬本番も目前である。心臓にとって寒さは大敵、これからの数ヶ月憂鬱な日々が続くと思うと気分も沈みがちではあるが、緊急入院とならぬよう自己管理を徹底したいと思う。
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