「オピニオン・リーダー」たちの無責任 part8

どうしようもないのばっかり引くとアレだから、別のを引くと、辻元のこれは議論そのものは正論じゃないの。
http://agora-web.jp/archives/1449934.html

ところが、現状で、多くの政治家は、この財政と社会保障の持続可能性という課題に正面から取り組んでいない。それは、政治家は、国民の人気を繋ぎとめなくてはならないからである。こうした中、最近、目立つ政治家の行動は以下のようである。


(1) 自分の立場を有利にするため、政権批判を行う(つまり政権の足を引っ張る)。


(2) 日銀や財務省への責任転嫁(「池尾先生の記事」参照) や空想的な経済活性化策を国民に提示する。 


(3) とにかく今の閉塞状況を打破することを訴えて、非現実的な構想を国民に提示する。

特徴的なのは、本当に取り組むべき問題から外れているだけでなく、何れもナンセンスだということ、(2)と(3)についてはデマゴギーと言っても良い。 こういった争点のすり替えは許すべきではない。 


進まない政治が続く中、強いリーダーを待望する向きもあるが、問題を単純化し、民衆のガス抜きとなる 「国民の敵」を提供して憎悪を煽り、自分への支持を取り付けるという方法をとるのは危険である。

小泉さんが「抵抗勢力」という名の「悪」を作り上げて、これを成敗する構図にして人気をとったのを、今みんな真似している。


だけど、もうそんな「悪」はどこにもないということに有権者たちはみな気がつかなきゃならない。


そもそも、そのような「悪」を設定して、、、それが本当に悪かどうか、あまり検討されないまま、、、世論の圧力で押して行こうということでいいのかどうか。やるにしてもよほどうまくやらないといけないんじゃないの。


悪いと言えば、有権者全員が悪い。政治家が悪いと言い続けるのにもそれを聞き続けるのにも、もう飽きた。もっと真面目に考えてくれ。


・・・ちなみに上の江田某や高橋某のほうがはるかに好意的な反応が強かったみたいねえ。