2018-01-01から1年間の記事一覧

â– 

大石英司の避難空港 (2018年12月31日発行) | 大石英司の避難空港 - メルマ! その一方で、ネトウヨと戦っている左派の人々が、誰かが書いた右への攻撃(よく言えば批判)のテキストを使い回して一斉にフォローし合う状況を危惧しています。たとえば、百田氏…

â– 

私がこのブログを始めた動機は、何度も書くが、ネット上の徒党に対する違和感だった。自分自身が扇動めいたことをしたことがあり、その反省もあって、誰よりも自分自身にナイフを突きつけるようなつもりで書いていた。 今でもこの姿勢は同じで、ネット上の徒…

â– 

知人に生活保護をもらっている人が何人かいる。 あるおじさんとおばさんは、仲が良すぎてほとんど恋人のようだ。彼らの趣味は演歌歌手の追っかけ。 応援している演歌歌手のイベントがあると、独自に飾り付けたうちわを作り、他の仲間と一緒に一番に会場に駆…

â– 

私はニセ科学批判のようなものを強く批判してきたし、今でもその考えは全く変わらない。 ニセ科学批判の問題はしつこく扱ったので略するが、たとえば「ニセ科学」とされたようなもの(ニセ科学批判の対象よりもずっと広いものを想定しているが)ともし真面目…

â– 

前回のようなことを書くと、 「おい、そんな過大な期待を勝手にされても困る。だいたい、『その他大勢』たちはどうなんだ、そんなにかわいそうな連中か?!」 という声が聞こえてきそうだ。 醜悪度合で言うと、「その他大勢」の方がよほどひどいと感じること…

â– 

私は日ごろ、地方に住むごく普通の人たちと接している。私の住んでいるところでは、東大京大を出たような人はまずいない。そういう大学を出た人は、みな東京や大阪などの都会に、あるいは海外へ行ってしまう。 そうすると、いわゆる「エリート」とでも言うか…

â– 

人のために尽くすこと、それ自体は悪いことではない、むしろいいことなのだろうが、それも程度問題だ。周囲の大人を見渡していると、しばしばそう思う。 その典型が、親のために何かと頑張って尽くしてしまう子供がそのまま大人になっているようなタイプの人…

â– 

新聞の見出しに、外国人材、なる全く慣れない単語が普通に出ているのを見て、呆れている。 どうして移民と書けないのだろうか。 しかも、外国という言葉を入れて、日本人・日本社会と区別する気だけは満々なのが伝わって来る。 ・・・ 近所の高校がどんどん…

â– 

部活なんかよりも子供にはもう少しだけ勉強させた方がいいのではないか、と書いたけれども、本当に勉強させた方がいいのかどうかは、実際のところ相当に疑問だ。 大人の世界を見回しても、勉強は一切できなくても、結婚もして、当人としてはかなり幸せな人生…

â– 

今の若い世代には、うまく行くなら軍事政権だってかまわないと考えている人が少なくないらしいという話題を見た。 そりゃそうだろうとしか言いようがない。 だいたい、大戦中の日本人だって、どれだけの人が、自由を守るために闘争を繰り広げたか。革命でも…

â– 

近所の子供たちを見ていると、つくづく、部活はガンだと思う。 もちろん、勉強が得意な子ばかりではないわけで、運動が得意な子もいれば、音楽や美術が好きな子がいるだろうから、そういう美点を伸ばそう、多面的に子供を扱おうという意図はよく分かる。 た…

â– 

欧州委員会のアンシプ副委員長がフェイクニュースに関する声明を出した。 Statement by Vice-President Ansip on the action plan to counter disinformation and progress achieved so far (press conference) | European Commission これはいわゆる「フェ…

â– 

前にも書いたような気がするが、「衣食足りて礼節を知る」というのは、衣食だけを最優先してはダメで、倫理(礼節)も同時に追求する必要があるだろう、と思っている。 ネットでこういうことを言うとたいてい、「そんなのんきなことを言うのは、すでに衣食が…

â– 

ネットではよく、「正義の暴走」を揶揄するのに、聖書の有名な話が使われる。例の姦通罪で捕らわれた女が石打ちされようとするところ、イエスが「罪のないものだけが石を投げよ」と言ったという話だ。 確かに、新約聖書を眺めると、イエスというのはそういう…

â– 

原爆に対する私の考えは、他の人と違って、わりに是認するものであることは、以前にも書いたように思う。 もちろん、一般市民の大量殺戮を、原則的に否定し、大戦中の日本の蛮行を含めて、すべて非難する立場はよく理解できるし、私もそういう立場を基本的に…

â– 

よく、政治と倫理の問題で、法律問題にならなければよい、という立場をとることがある。問題があるなら法律として書いておけ、という類いの立場で、たとえば森友の問題と安倍さんの問題で法律には触れないので政治的に問題はない、という主張がそれにあたる…

â– 

移民政策の転換案に思う 厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)/ウェブリブログ そういうことが出来ないまま決めてしまう日本の首相はやはり「頭が悪い」というか「考える能力が低い」と言われても仕方ないのではないか?と思う。 とはいえ、時代を…

â– 

https://twitter.com/kankimura/status/1059380977879810048 Kan Kimura@kankimura今の日本メディア、とりわけ放送メディアの徴用工判決に関する報道は、批判する側も擁護する側も、共に結論ありきで議論しているので、まともな議論はほとんど出来ていない。…

â– 

「結果よければすべてよし」というが、基本的にはそれではよくないと常々考えている。 しかし現実社会を見ると、「結果がすべて」などと堂々と言い募る人間が多くてやりきれない。 ・・・ たとえば、英語の検定試験で、目標とする点数に到達する、何級に合格…

â– 

最近、再び医学部の入試の話題が上がっている。私は以前こう書いた。 ■ - 今日の雑談 医科大学の入試の問題がやり玉に挙がっているが、私が話に聞く範囲では、私立国公立に関係がない。 だから、コネなしの自力で這い上がった女医は、極めて優秀のはずだ。 …

â– 

網野善彦と言えば「異形の王権」「無縁・公界・楽」「日本社会の歴史」「日本の歴史をよみなおす」等々が挙げられるだろうが、こういった一般向けに書かれたものは一読、面白い。あまりにも面白すぎる。 ただ、網野が提起していったような問題は、一つ一つが…

â– 

学者の本を読んでいて、いつも、自分が研究しているわけではないのだぞと思う。自分は単にもの好きなだけだという自覚を持ちたいということなんだが、読書好きな多読家にそこのところを錯覚する人が少なくないように思う。 ・・・ たとえば、網野善彦を読ん…

â– 

リフレ派だけではアンフェアなので、左派の論調もみたけれども、いちいち例示しないがひどいと思う。(それにしても、来年の消費増税については、リフレ派は財務省の事務次官の「手配書」をまわしたりしないのだろうか) こういうことだから、だから右も左も…

â– 

うっかりリフレ派の論者を見かけてしまい、次の記事を眺めた。 IMF最新レポートが教えてくれる、「日本の財政危機」というフェイク・ニュース | 世の中を見渡すニュースサイト New's vision(ニューズヴィジョン) 日本は言われるほど財政危機ではない。しか…

â– 

ネトウヨ像覆す8万人調査 浮かぶオンライン排外主義者:朝日新聞デジタル 「ネット右翼と呼べる人たちは全体の1.7%」というのが一つのポイントであることは間違いない。 大体体感的にもそんな感じのような気がするし、「ネット右翼は終わった」と10年…

â– 

ただ、難しいのはこの種の極右・保守派が今の首相の周辺にいることが、ダイレクトにそのまま政策として反映されるかというと、それはそれほど簡単ではないということがある。 ・・・ ちょっと前に、今の自民党にも安倍さんに対抗する人がいることをもって、…

â– 

ネット上で保守派・極右の扇動をする人たちの資金源はどうなっているのかと、これは人権擁護法案反対運動のころから疑問だったが、先日、なるほどということがあった。 安倍さんを支持する極右・保守派のパーティーに参加した人がいる。この人は大変なお金持…

â– 

ネット右翼に足を引っ張られた佐喜眞候補【沖縄県知事選挙 現地レポ~敗北の分析】(古谷経衡) - 個人 - Yahoo!ニュース 沖縄県知事選挙について私が言うことは何もないんだが、ネット右翼の問題との関係で、次の一節が大変に気になった。 最後にこの事実を書…

â– 

私がネット右翼が問題だと感じたのは、その主張の中身もさることながら、ネット上の徒党を組むそのあり方にあったように思う。 だからこのブログでも、たとえばニセ科学批判はネット右翼だと言ったのは、存在のあり方がよく似ている、という点を強調したかっ…

â– 

私は9年前にこういうことを書いていた。 ネット右翼の終わり - 今日の雑談 ネット右翼はもう終わったと書いてあるんだけれども、とんでもない間違いだった。 民主党政権でまず左派が沈没すると同時に、むやみに右派が大きな顔をし出して、加速度的に右派の…