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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2013年06月11日

現在過去未来:英文法の数学的時制

持論、(既に誰かが言ってるかもしれませんが・・)『英語を文法どおりにキッチリおしゃべりできる人は数学がよく出来る。』 なぜなら英文法は驚くほど精密に数学的に完成されているから。

昨日も今日も明日たぶんその次の日も続く動詞は英語では現在形を使う。always ,often, sometimes, seldomなど 頻度を表す副詞を伴うことが多い。運動の軌跡が連続であり変化に幅があるかぎり、微分できる、と数学は言う。微分て何? 運動のある瞬間の変化。日常を微分してみよう。昨日今日明日が穏やかに推移しているならば、任意のある時点でその変化の増減とその勢いを測定できる。ある特定の時間をどんどん細かく区切ってみるとその時点のおける具体的行為のライブ中継となり、その一瞬の動詞は進行形になる。そしてその進行形を積み重ねていくと、一時の変化の集積は日常化・習慣化し、動詞は現在形となる。まるで定積分のようではないか!!

英語の時制は数学で使う数直線である、といえる。零=現在を中心に左右=過去未来に数直線に上に無限に伸びてゆく、英文法の完了形は現在・未来・過去へと数直線上をすべるように移動します。まるで2次関数の平方を完成してその軸を移動させた時点での完了形の基点でのようである、と思ったことありませんか?

時制に限らず英語は実に数学的です。(この辺はまたいつか・・・。) 数学が苦手な人には申し訳ないけど、事実です。gawk でも心配ご無用。英語は数学的ですが、やさしい数学です。経験に基づく数学のようなものなので少しだけでも数学的に考えてみるときちんとした英語できるようになります。

というわけで文系の人、数学もあきらめないでがんばりましょう!wink
じゃ、またね~。




  


Posted by いっきゅう  at 16:37Comments(0)塾長のひとりごと。

2013年06月03日

高1の数学風景

毎年この時期、新・高校一年生は、多かれ少なかれ、高校数学に圧倒されまくってる気がします。すくなくとも当塾では今まではそうでしたし、今年もそうです。彼・彼女らは決して中学では数学が苦手ではなく、いやむしろ出来ていた方なのですが・・・はて、どうしてだろう?

いろいろ意見を聞いてみると、授業のペースが早い。教科書があまりにもぶっきらぼう。宿題多い。gawk また内容としては、よく分からない文字が出てき、場合分けを一々しなくちゃならなかったり、一生懸命計算した結果、『解なし』あるいは『すべての実数』であったり、と、中学の数学からするとすっきり正解が出なくて気持ちが良くないと口を揃えます・・・・。wobbly 要するにこれまで学んできた数学風景ががらりと変わってしまい違和感を覚えているようです。ふむむ・・・。

中学の数学はある意味、取り扱う範囲がセーフティネットの囲いの中で限定的に勉強して来たのだといえるのかもしれません。しかも走るべきトラックがあらかじめ示されているような・・・。(直線的に解いていけばかならずひとつの正解にたどり着くように仕組まれてある。)高校数学ははそのネットがかなり拡張されて、扱うその数がいったいどういう範疇のものであるか、常に意識しなきゃならないわけです・・・。

でも、この山をガンバってどうにか乗り越えると、これから学んでゆく高校数学の光景がさっ~と拡がります。その光景とはこれから越えるべきいくつもの山々です。どれも平坦なものはありませんが、山をひとつひとつ超えてゆくたびにさらに新しい数学の風景が開けててゆきます。私は彼・彼女らの良きシェルパ役でありたいと考えています。happy01

さて、前置きが長くなりましたが、南みやこ著「『なぜ?どうして』をとことん考える高校数学」という本は参考になります。著者は立派な論文を書かれた数学者であり教師であるが、その高校時代はけっして他の生徒と比べて数学が出来たわけでもなく、むしろ、違和感とぎこちなさを常に感じていたそうです。

著者はなんでもいちいち突き詰める性格で、疑問があるとそれが分かるまで前に進めない性格の女子高生だったようです。近頃のように分かりやすい参考書や進学塾もあまり一般的でない時代、女子高生ひとりが、ぶっきらぼうな教科書を片手に、数学的ひらめき派の男子生徒を尻目にいかに高校数学に立ち向かったか、回想録のように語ってゆきます。面白いですよ。


じゃあまたね~。  


Posted by いっきゅう  at 15:52Comments(0)塾長のひとりごと。