fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

2010年02月

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勝手により抜きfukui's blog 2月編

2月に投稿したエントリでPVの高かったものをコメントとともにご紹介していきます。前半に投稿したもののほうが上位に来る傾向はあると思うのですが、後半のエントリのほうが読者が増えているという側面もあるので、あまり深く考えずにPV順に並べることにします。


第一位:「はたらく」ことは、知識をお金にかえること

正直言って、予想外のヒットになったブログ。5位のブログに比べて10倍ぐらいのPVを稼いでいる。まなめハウスアルファルファモザイクに かる~く取り上げられたことで、爆発的にアクセスが増えた。アルファブログの集客力って恐ろしいな。エントリ自体は、正直こんなに見られるとは思っていな かった。前から感じていたなんとなくの疑問を文章にしただけのもの。簡単な図を入れたのがわかりやすかったのかもしれない。

知識が付加価値(収入や様々な効用)の源泉となっている時代は既に到来している。これは、僕が採用のコンサルティングをしていたときに、不景気の最中にも爆発的な成長を続ける人や企業を徹底的に調査して得た結論だ。(低価格商品を扱っている企業は外部環境要因が大きいが、知識を付加価値に変えている企業は内部環境要因で成長を続けている。)

説明不足の面もあるとおもうけれど、読んで何かを感じ取ってくれたらとても嬉しい。


第二位:労働生産性の低さにビビるのはもうやめよう

これは以前から書きたいと思っていたエントリ。2週間に渡る欧州旅行から帰ってきた後輩からの質問、「なんで日本の労働生産性は低いんですかねえ。スペイン人なんて、良い若いモンが昼間からシエスタだのなんだのいって、ビール飲んで遊んでいるんですよ!」に答えるためのエントリ。生産性を犠牲にして雇用を守っているわけだから、後はこれを活かして次に繋げるしかないではないか。
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理屈じゃない世界の銀メダル

今日の朝放送された、スピードスケート女子団体追い抜きには感動した。決勝は序盤から最後の最後までリードを保っておきながら逆転負け。残念ではあるけれど、素晴らしい試合だった。

穂積選手のインタビューもスポーツ選手らしい清々しさに満ちている。「正直、悔しかった。もう少し脚が長ければと思った。」そうだが、その後すぐに誇らしい気持ちになったという。

僕みたいに、メダルを取れるかも知れない。という段階で急に注目し始めたミーハー層もいれば、その背後で選手と競技を長年支え続けてきた人もいる。女子団体追い抜きの穂積選手と、田畑選手は従業員40人の中小企業、ダイチに所属している。

従業員40人。富山市にある小さな地質調査会社がスケート部をつくったのは1995年。2000年の富山国体に向け、選手強化を目指していた同県内の関係者に協力を要請された。それまでスケートを知らなかった田中会長は快諾し、その後、両選手や五輪でコーチを務めている羽田雅樹監督を迎えた。
田中会長は「部の運営費と公共事業減のダブルパンチで、自分の給料は3割に減った」と苦笑する。(北陸中日新聞 2月28日)

なんというかこういう記事を見ると、泣きそうになる。おそらく、女子団体追い抜きが注目を集めたので、たまたまダイチが取り上げられることになったのだと思うけれど、きっと世の中には目立たないところで、競技や選手を支え続けている人たちがたくさんいるのだろう。

理屈じゃない世界があるな。と思う。
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営業の思い出。立場の逆転はいつでも起こりうる。

以前、勤めていた会社で営業のマネジャーをやっていた時の話。

営業のマネジャーなので、当然チームのメンバーから営業の報告を聞くわけです。企業側は営業というものを受け慣れていて、営業が稚拙だったり、業界の常識的な情報を、訳知り顔で話されたりすると、「あぁ、また時間を無駄にしてしまうのかな。」という気分になって、つい邪険に扱ってしまうこともあるわけです。

ただ、やっぱり大半の方は、つまらない話や稚拙な営業であったとしても、ニコニコしながら聞いてくれたり、時には未熟な営業担当を育てるよう促してくれる方もいらっしゃるわけです。

95%はこういう素敵なお客さん。

でも、年にほんの1~2回は変なお客さんに会うこともあって、営業担当者が怒り心頭で帰ってくることもある。たとえば、

「担当者同士がデキていて、ずっとイチャイチャしていて、こちらの話を全然聞いてくれなかったんですよ!」


という報告を受けたことがある。商談中に、目配せしあって笑い合ったり、体を触りあったりしていたそうな。1000~2000件の営業報告を受けたと思うけど、これを超えるインパクトの報告はなかったかな。

まぁ、入社2年目ぐらいの若手の男女社員だったから、社内でデキていてもおかしくはないと思う。会議室なので、先輩や上司の目もないし、つまらん営業の話なんて何度も聞いているし、でついついイチャイチャしちゃったのかもしれないですね。でも、壁に耳あり、障子に目ありだと思うんですよね。

あと、

「こちらの発言や提案を全否定した上で、いかに僕たちの会社と扱っている商品に価値がないかを1時間以上にわたって力説されました。」


という報告もあった。営業という仕事をやっていると、勤めている会社や商品をdisられることはよくあることなので、特に気にもとめてなかったのですが、面白かったのはその後日談。この方は務めていた有名企業を退職し、私達が属していたのと同じ業界で、独立・起業されたそうです。

立場が逆転して、発注する側だった人が発注される側になったわけですね。
独立後、この方の噂は聞かなくなりましたが、元気にやっているのでしょうか。少し気になります。


雇用の流動性が高まり、転職や起業する人が増える時代になると、こういった立場の逆転を経験する人の数もきっと多くなると思うんですよね。その時に、やっぱりどのように仕事をしてきたか、どのように人に接してきたか。というのは見えないところで自分のブランドになると思うのです。


創業経営者に人格者が多いのは、disられる経験と、人に救われる経験の両方をたくさんしてきたからなんでしょうね。



ぼくも過去を振り返って、どうしてあんな態度をとってしまったんだろう、と思うことが多いです。過去の反省を活かして、誰に対しても真摯に振る舞えるようになれればいいのですが。

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ビジネス視点からBOP市場を語る その3 Price

ビジネス視点からBOP市場を語る
 その1:BOP市場の特徴
 その2:ターゲット市場の特定
 その3:マーケティング・ミックス Product / Price / Place / Promotion
 その4:日本企業への提言
 その5:市場を開拓する人材要件

今回はBOP市場でマーケティングに取り組む際に抑えておかなければならない要素を、Priceの視点から見ていくことにする。

■Price

BOP市場で最も特徴的なのがこのPriceの要素だ。BOP市場は年間の世帯収入が低い。故に、財・サービスも極めて安価に提供しなければならない。BOP市場が工夫すべきは下記の3点だ。
  1. 低コストでの生産体制を実現する
  2. 財・サービスのパッケージングを工夫する
  3. 購入方法を工夫する。支援する
詳しく見ていくことにしたい。

1)低コストでの生産体制を実現する

経営努力としてあたりまえの事ではあるが、まず第一は低コストで財・サービスを生産できる体制を実現することである。とはいっても、偶発的なイノベーションに頼るだけでは低コスト化は実現できない。
  • 現地での生産体制を強化する
  • 大量生産による経験効果を活かす
  • サプライチェーンを再設計する
以上が最低限意識して取り組まなければいけないことだ。

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専門家のように語る人たち

ちょっと前に下記のような内容をツイートした。すいません、たぶん何か面白くないことでもあったらしく、若干攻撃的なツイートになってしまってますので、何割か差し引いて聞いてやってください。

で、この後に本当の専門家が語らない理由をいくつか挙げた。最初に僕が挙げた理由は稚拙なものだったけれど、@mosa_siruさんや、@asktakaさんからもコメント頂き少し整理することができたので、下記にまとめてみた。

  1. 広く大衆に伝える時間的余裕がない
  2. 広く大衆に伝えるスキルがない
  3. 広く大衆に伝える必要性を感じていない

結果的に、専門家の言論空間やコミュニティーは閉じることになり、専門家は(一部を除いて)語らなくなるのだと思う。あるいは、(かつてそういう経験をした人を何人か知っているが)メディアに出て、本人の意と異なるように編集されたことに憤り、語らなくなったという人もいるかもしれない。

故に、実際にメディアでは専門家というよりも専門家のようなジャーナリストや芸能人(またはブロガー)の声が大きくなる。実際には専門家が保有する知識とそれを広める力は異なるので、ジャーナリストや芸能人の役割は非常に重要なのだが、たまに「おかしいな?」と思って調べてみると全然事実と異なる内容を自信たっぷりに話していてびっくりすることがある。

コンサルタントとかもこの傾向があるので注意した方がいいかもしれない。上海で事業を行っている人(A氏としよう)から聞いた話だが、20年ほど前に中国が市場として注目されはじめたころ、日本でも数本の指に入る経営コンサルタントが大手企業の経営者を連れて、中国視察ツアーに訪れたそうだ。A氏は現地のガイド兼翻訳のような立場でスタッフに加わったそうだが、そのコンサルタントが中国に詳しくもないのに、本で書かれている古い知識や誤った知識をもとにツアーメンバーにレクチャーするのが聞いていて本当に不快だったそうだ。知らず知らずの間にぼくもきっと同じようなことをしてしまっている。

じゃあ専門家が話せばよいか。現場を知っている人が話せばよいか。というとそれもまた問題がある。

専門家が話すと、権威を鵜呑みにして自分の頭で考える事をやめてしまう人が出てくることが問題だろう。現場の人が話すと、現場という言葉を水戸黄門の印籠のように使い、議論と思考をストップさせてしまうことが問題になるだろう。

さて、そんなこんなで、何を言いたかったのか、忘れてしまわないうちに言っておくと、

  • 読者(視聴者)は違和感を持ったら自分で調べて、確認するのが大事。
  • 意見を拾ったり広めたりする側の人は、誤った見解を述べていないか常に自戒が必要。
  • 専門家には語って欲しい。(時間もかかるし、スキルも必要だけれど、これからの時代語るだけのめりっとはあるはず)
ということになるだろうか。

なんかつまらない結論だけど、つまらないことほど大事だったりするんだよな。
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龍馬伝に学ぶ、大事を成すための7つの習慣

さて、僕はTwitterで優秀(と勝手に僕が判断した)学生のツイートを見るのが結構好きなんだけど、昨日立て続けに3件ぐらい同じような内容の発言を見かけたので、今日はそれについて書こうと思う。どんな発言かというと、

龍馬伝に出てくる、龍馬や弥太郎のように何か大きなことを成し遂げたい。
しかしまだ力がない。志が見つからない。


というものだ。これは学生時代と言うことを考えるともっともな悩みで、こういった閉塞感が時代を動かす力となるのだろう。これから彼らがどういう人生を歩むのか、とても楽しみだ。


今の閉塞した環境を打破するための象徴としてNHKは龍馬伝の制作に取り組んだだろうから、脚本・演出には時代を十分に反映した内容を目指していることは間違いない。脚本家の福田靖さんは次のように語っている。

とはいえ、誰もが知っている『坂本龍馬』を大河ドラマで描くのですから、絶対に面白いものを作らなければなりません。しかし、視聴者のイメージをそのままなぞったような龍馬を見せても仕方がない。『竜馬がゆく』が発表されてからすでに46年が経っています。昭和から平成に時代は変わり、今、僕たちは21世紀の世界に生きています。その後の研究で当時は知られていなかった龍馬像も明らかになっています。今、描くべき龍馬は、46年前のものとは違うかもしれません。

龍馬伝は現代の視聴者に訴えかけるメッセージをふんだんに持っているはずだ。これまで(第8回)の放送を振り返りながら、脚本家が込めたメッセージを僕なりに(強引に)7つにまとめてみた。


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宇宙創成:気の遠くなるような歴史と時間を経てこの大地に立つ

高速増殖炉もんじゅの14年ぶりの稼働が現実味を帯びてきた。全然規模感は違うんだけど、核分裂だの核融合だのといった話を聞くと、ビッグバンのことを思い出さずにはいられない。

無の世界に突如ビッグバンがおき、我々が住む宇宙に必要な物質が生成されたという。その「無」の世界というのも、我々の認識における「無」であって実際には異なる次元から、こちらの次元に何か流れ込んで来ただけかもしれないが、いずれにせよ、現代の科学、現代の人知の及ばぬ世界の話だ。SFやある種の宗教の中には鋭い洞察とこの上ない幸運を持って、ビッグバン以前の世界を表している比較的的確に表しているものがあるかもしれないが。

この宇宙に存在する全ての元素の存在比は右図のようになるという。
space
宇宙にある全ての元素の9割以上が水素で、1割弱がヘリウム。
この二つの元素で全宇宙に存在する元素の99.9%を占める。

地球やその他惑星の大地、生き物の体を構成する炭素はその2大元素に比べると存在比率は0.00009%。本当にチリのような存在だ。

さて、このような構成比率になるのには理由がある。

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経済学素人のためのミクロ経済学 -市場とは

経済学素人のためのミクロ経済学、三回目は「市場」について整理します。
例によって、ネタもとは、八田達夫先生のミクロ経済学です。自分の勉強のためにまとめたもので、随分はしょってますので、興味のある方は是非原書をご覧頂ければと思います。

■経済主体の活動と市場

words

経済学では、経済活動(財・サービスの消費・生産・取引)をする単位のことを経済主体と呼び、経済主体には、家計・企業・政府などがあります。

企業は、労働・土地・中間投入物・資本を投入して、財・サービスを生産します。(※中間投入物とは、モノを生産する際に短期間で消費されてしまうものを指し、それ以外のものを資本と呼ぶようです。中間投入物≒原材料と考えればよいかもしれません。)

家計は、一般家庭と考えればよいと思います。

経済主体の中心となるのは、家計と企業になるのですが、その関係は下記の図で表すことができます。

economy
  • 企業は家計から、労働・土地・資本などの要素サービスを購入し、財・サービスを生産します。
  • 家計は企業から生産物を購入し、要素サービスを提供します。

実際には、企業も他の企業からモノを買ったり、家計も他の家計からモノをかったりしているのですが、単純化のためにいったんそれらはモデルから無視して考えます。

また、家計が資本を企業に提供するというのはイメージしにくいかもしれませんが、実際には家計は銀行預金や株式の保有を通じて企業に資本を提供しています。

家計も無数にありますし、企業も無数にあります。無数の家計と企業が要素サービスや生産物をやり取りする場を市場と呼びます。
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雪中一家:何も成し得ていないときに出会った人々

学生時代の尊敬する先輩・友人たちと、雪の新潟で古民家を貸しきって一夜過ごして参りました。
総勢5家族+7人?全部で何人ぐらい来たのかよくわからない。Twitterアカウントでは、@retzさんや、@kojisato515さん、@moritaeiichiさん、@ryo_imamuraさん等が古民家宿泊での語りあいに関してツイートしているみたい。

炎帝陛下
どの、コーディネートありがとうございました。

残念ながら独り身の僕は個人参加。しかも、土曜日には東京でセミナーを見学し、今日は富山で予定があったために、本当に一晩、僅かな時間の参加となりました。

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13~14年ごしの付き合いの人もいれば、昨日はじめて会った人もいるけれど、話はとても盛り上がった。主な話題は、教育問題だっただろうか。BOPビジネスの視察に来週からいく人もいれば、4~5月に北欧諸国に北欧モデルの現実を確かめにいく人もいる。相変わらず行動派の人が多い印象。

一番面白かったのは、@retzさんの話かな。ベンチャー企業の立ち上げ支援を30社ぐらいした後、本当に2年間は本しか読まない日々を送っていた、ってどういう人生なんだろう(笑)。合計1500冊。すごい量。晴耕雨読の実践者がここにいたとは。準備期間は終了したらしいのでこれからの活躍が楽しみ。

経営者もいれば、勤め人もフリーで働いている人もいたけれど、共通のテーマは「リ・スタート」。次の挑戦に向けて、準備をはじめた人が多かった気がする。そのために組織を離れる人も入れば、その組織を変えようとしている人もいる。どちらにせよ、リスタート。

自分にとってこの合宿の場はなんだったのか、自問してみる。まだ何も成し得ていないときに出会った人は貴重だということ。もしかしたらこれにつきるのかもしれない。

大きな刺激を受けたけれど、何者かにならなければならない。という焦りや気負いみたいなものはない。このメンバーの場合、自分の気持に正直でないことのほうが怒られそうだ。

あと10年ぐらいたつとこの仲間たちはどうなるんだろう。と、ふと考えてみる。
各々の分野で活躍している人もいれば、今とかわらず自由に生きている人もいそうだ。まるで想像できない。

自分に関して言うと、海外でのビジネスの実践、パーソナルメディアの研究あたりがテーマになっているような気がする。ただ、それにしたって10年前の自分からは、現在の自分はとても想像できなかっただろう。

人生は予測不能なものではあるけれど、今のうちに自分のコアとなる武器を今のうちに確立しておきたいと思う。
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セミナーレポート)ソーシャル・イントラプレナー養成講座(基礎編)

本日2月20日、GIFT-Japanの活動の一環として、ソーシャル・イントラプレナー養成講座を実施いたしました。 講師を務めたのは、GIFT-Japanのメンバーである玉沖貴子。僕は運営スタッフのひとりとして参加させて頂きました。

ソーシャル・イントラプレナーというコンセプトを伝え、効果的に力を発揮してもらうための道筋とネットワークの場をつくる。そういう思いで実施した、第一回ソーシャルイントラプレナー養成講座(基礎編)ですが、30名弱の方に参加頂き、おおいに盛り上がりました。参加頂いたみなさま、本当にありがとうございました。

本日はセミナーの内容をサマリーしてお伝えしたいと思います。


■ソーシャル・イントラプレナーとは?

まずはじめにソーシャル・イントラプレナーとは何なのか説明させて頂きました。
ソーシャル・イントラプレナーとは、一言でいうと企業内社会企業家。

21世紀にはいり、環境・貧困・格差・資源と様々な社会問題が表面化してきたこともあり、社会企業家(ソーシャル・アントラプレナー)という言葉がにわかに注目を集めるようになりました。

ただ、経済誌等で社会企業として取り上げられている企業のみが「社会企業」なのではありません。本来すべての企業が、ビジネスを通じて社会に対して貢献する「社会企業」といえます・

しかし、一方で組織の利益を追求した結果、社会や環境、組織の構成員やその家族に悪影響を与えてしまっている企業も中には存在します。中長期的にはそういった企業は淘汰される運命にあるので、センスのいいビジネスパースンは、社会や環境が抱える問題の解決が企業の利益につながるように、ビジネスモデルを再設計しています。

近年様々なメディアで紹介されている社会起業家は素晴らしい活動をされていますが、ひとつだけ課題があるとすれば、規模が小さく、社会や環境の問題解決に発揮できる力が限定的な企業も多いことでしょう。

そこで必要になってくるのがソーシャル・イントラプレナー(企業内社会起業家)の存在です。組織が持つ巨大な力を、社会と環境が抱える問題解決に役立て、それを企業の利益に結びつけることができる人材です。続きを読む »
自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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