fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

Tips

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小さな組織のリーダーのための、「会議」のすすめ

僕が毎週楽しみにしていることのひとつに、「同年代の起業家との定例会議」がある。この会議の効果は絶大で、事業を営んでいる人(あるいはこれから営まれる人)には是非試してもらいたいので、ちょっと紹介してみる。

ちなみに僕が参加しているのは同じような会議を2つほど。もしかしたら近々3つ目も走り始めるかもしれない。複数の会議に参加しても、労力はそんなに変わらず、享受できるメリットは増えていく。


■定例会議の進め方

僕が取り組んでいる会議の流れは次のような感じだ。荒削りではあるけれど、考えるヒントにはなるのではないだろうか。

1)同じぐらいの時期に起業した経営者3~4人で、毎週ないし隔週で曜日と時間を決めて集まる。

・参加メンバーがこれ以上になると、短時間で深い話が出来なくなるので、会を分けたほうが良い。
・参加メンバーは異なる業界、異なる能力、異なる人脈を持った人で構成されるのが望ましい。
・同じぐらいの時期に起業していないくとも、同じぐらいの規模であれば問題ない。

2)面白い罰ゲームを考える

・参加者がこれから立てる目標や計画を実行出来なかった場合、実行しなければならない罰ゲームを考える。これは、モノやお金など分かりやすいものだとつまらない。宣言した目標や計画を守る意欲が自ずから出てくるような内容にする。

・僕たちが今取り組んでいるのは、「目標を達成できなかったメンバーは、車で他のメンバーを載せて日帰り温泉の運転手をつとめる。」というもの。これは目標を達成できなかったら結構悔しい。運転手を勤めて、なおかつ同乗者が楽しく飲んで酔っ払っているところ、自分はお酒を飲んではならないのだから。皆で達成したら、公共交通機関を使って皆で行けばいくことにすれば、皆で目標を達成しようというインセンティブに繋がる。
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心を動かすプレゼンテーション、最初の2枚

先日、Twitterで告知されていた有志の勉強会「ツイ勉」に参加してきました。今回の講師は岡本さん(@okamoto4433)。株式会社アムの代表取締役であり、NPO法人フローレンスの理事でもあられます。

テーマは

「オーディエンスの行動を変えるプレゼン講座」


マーケティング・コミュニケーションの専門家として、数々の人の心を動かし、ムーブメントを作ってきた岡本さんのワザを知り、自分のものにすることが目的です。実はこのツイ勉、参加費無料だったのですが、

数万円のセミナーと同等の価値がある!


と感じるほど学ぶことが多かったので、学んだことのエッセンスをご報告したいと思います。

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この講座の素晴らしかった点はまず第一に、一橋大学の米倉教授や竹中平蔵教授を前に岡本さんが実際に行なったプレゼンテーション資料をもとに構成されている点でした。プレゼン時間は8分間。無数のコンペティターが存在します。その中で圧倒的な支持を得て選ばれたプレゼンテーションはどういうものか。

誰もが興味のあるところだと思います。

岡本さんは、勝負は最初の2枚目までで決まる。と述べ、実際に作られたスライドを紹介されました。実際のスライドは頂けていないのですが、僕の記憶をもとに再構成して紹介したいと思います。

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お金をかけずにプロジェクトを成功に導くための3つの小ワザ

書籍に載せるほどではないけれど、自分で何かしかけるときに知っておいたほうがいい3つのTIPSをご紹介。

1)出会った人とは、2回目のアクションを大切にする。

セミナーやイベント、知人からの紹介を通じ名刺交換をすることは多いと思います。僕は名刺交換をさせて頂いた方とは可能な限り次のアクションを約束します。例えば、飲みに行くとか、一緒に山に登るとか、小さな取引の相談をする、とか‥。もちろん、いつもいつも一緒に何かするアクションを用意出来ているわけではないので、誘われるのは大歓迎です。

出会いではなく、2回目のアクションを大切にするのは、出会いに関する僕なりのこだわり(関連:人脈という言葉はあまり好きではありません。)から来ているのですが、ごく近い期間に2度目のアクションを出来た人とは、8割ぐらいの確率で仕事なりプライベートなりで、非常に有意義な関係が築けるように思います。

もちろん、忙しい人はなかなか誘えませんから、おそらく相手に対して実りのある機会を常に用意しておく。ということが大事になるのでしょう。


2)本当に成功させたい企画は直接口説く

これは、僕自身もあるセミナーで学んだことなのですが、いくつもの大規模プロジェクトを成功させている、その時の講師は、本当に成功させたい企画やイベントに人を集める(あるいは口コミしてもらう)時は、メールで直接知り合いに依頼するそうです。

まぁ、一斉メールとかで単純にやってしまいがちですが、それではダメで、文面も一人一人に合わせて考え、提案のつもりでメールを送るそうです。少ない時は数十件、最高に多いときは3000人ぐらいにメールを書いたそうです。

もちろん膨大な時間がかかりますが、お金をかけず、集客や口コミ、時には企画のブラッシュアップも実現できてしまうという素晴らしいアイディアだと思いました。3000人にお願いしたら、イベントにもよるだろうけど、かなりの人数が参加してくれるだろうし、口コミ協力してくれる人はもっと多いのではないかな。と思います。

もちろん、それだけの信用を得る活動を自分自身がしていなければいけないとは思いますし、一度は協力してくれても、企画自体がつまらないものであれば、二度目の協力をしてくれる可能性はぐんと低くなるでしょうから、信用を積み上げることが大事だと思いますが。


3)自分の企画を「ささやく」


何か実現したいことがあったら、とにかく出会った人に自分の企画を一言で(それこそ15秒くらいで)ささやいておくと効果的です。

「ささやく」ことのメリットはたくさんあるのですが、

  • 一言で説明できない企画は広告に落とすのが難しい。(説明できれば、そのままキャッチになる)
  • ターゲットやパートナー候補の人に微妙な反応をされたら、何かが足りないということ。(練り直し)
  • 相手が「面白い!」と思ってくれたら、どこかで大切な人に口コミしてくれる。(実現に一歩近づく)

上記3点はすぐに実感できると思います。

ダムのように、企画を溜めて溜めて、社内や内輪で練り上げて一気に放出するというプロジェクトもあるとは思うのですが、それは人も時間も予算も十分にある企業の話。世の中の99%のプロジェクトに関しては「ささやき」続けることがいい結果を産み出すことに繋がります。

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仕事で、プライベートで様々なプロジェクトを抱えている人も多いことと思いますが、限りあるお金と時間で最大限の成果を得たいのは皆、一緒。

興味があれば是非、実践してみてください。
きっとすぐに効果を実感できると思います。

自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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