リノベーションした家は昭和31年築の民家で、十数年空き家になっており、空いていた期間の管理は、とても行き届いているとは言いにくい状態でした。
しかし私たちが大切している3つのこと、ロケーション、プロポーションのポテンシャルの良さ、設計で良くなるイマジネーションがあったこと、お店のコンセプトと相性が良かったことが重なり、リノベーションの計画へと進みました。
構造の美しさ、素材の良さが、繰り返された増改築によって、殆どが隠されていました。私たちがやるべき仕事は、建築当時の姿へ素直に戻すこと。そうすることできっと素敵な場所に生まれ変わると信じ、オーナーにご提案して進めさせて頂きました。
完成したときが始まりです。住まいもお店も、手を加える、手を掛けた分、どんどん良くなり成長していきます。その逆もあります。完成後、半年が経った発酵カフェループは、オーナーの想いが少しずつ形になってきていました。
大切に育てて頂けている様子は、お手伝いさせて頂いた私のエネルギーになりますし、これからの成長がとても楽しみです。
▼入口ポーチの軒を深くとって、雨雪の影響を受けにくくしました
▼2階には見事な丸太と、現代では貴重な壁、竹小舞のが見れます
▼無垢の鉄で造作した階段と手すり
▼全体の内装に合わせて選んだ水栓とタイル
▼土間の客席からはお庭が望めます
▼無垢の素材と雰囲気、空間感が合う薪ストーブで暖を採る
▼小上がりの畳敷き席からは、田園と山並みが望めます
▼時代を象徴する梁、天井は元からあった空間の良さが伝わります
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