耐震設計は屋根から考えはじめて、大工さんは力の流れとは逆の作業になります

高岡市/醍醐の家では、基礎耐震改修の工程に続いて、大工さんによる補強工事が進んでいます。仕上がった後には隠れてしまうものの、基礎工事と同じように耐震改修ではとても大切な工程になります。

新しくつくった基礎には新しい土台を載せ、アンカーボルトで結びます。そして柱を立てて筋交いを入れるのですが、地面から近い土台から補強をしているのは、支えながら作業ができるためです。

しかし力は屋根(外壁)から伝わるものですから、耐震設計は屋根から考えはじめて、2階の梁→柱→1階の梁→柱→土台→基礎→地盤へと力がスムーズに流れるように検討を行っています。

大工さんは力の流れとは逆の作業になり、下側から徐々に上がっていくため、机上と現場の進み方の違いがとても面白いですね。柱が追加され、筋交いが取り付くと、頼りなかった現状からは見た目以上に安心感があります。

このあとは羽子板などの金物を追加して、外壁側には耐力面材を当てていきます。2階は1階の屋根とつながっていることから、難易度が若干高い工程になります。

劇的に工事が進まないのはリノベーションならではの工程です。お客様にはお時間のご理解を頂いて感謝しています。気温が相当高く猛暑となってきましたが、慌てずに確実に進めていきます。今後の進捗にご期待ください。

▼既存の土台に基礎をつくり、ボルトを追加して補強
20240615 (7)

▼右側の筋交いは新基礎、新土台に取り付いている
20240704 (7)

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