設計課題の土地は摂津市にある比較的広く建て替えの二世帯住宅。母屋解体とは別に残した庭にはこれまで力強く育った樹々があり、これらを極力活かす計画を立てることからはじめました。
１階に親世帯、２階に子世帯とどこの地域であっても汎用性あるプランが要求されていました。問題は二世帯住宅をこれまで計画したことがなく、エスキスで相当な時間を割いてしまいまとまらないうちに清書へと追い込まれてしまいました。
今回二世帯住宅をプランさせて頂いて感じたのは、お客様のご要望は前提にあるものの家族のようであり、近しい他人のような存在が一つの建物に住むこと自体アリなのだろうか。
片や土地、建築費ともに高騰している時代、単世帯で家を所有することが経済的に負担となるため、複数の世帯が一緒に暮らすことがもしかするとスタンダードになるのかもしれないなど、先生の講評や道場生のプレゼンを聞き帰りの道中と色々と考えさせられました。
プランは１、２階の上下壁と設備を揃えることで構造バランスを基本に、庭木はそのままに車庫の配置を決めて進めて行きました。8メートル角をベースに3×4の下屋を繋げた43坪弱の二階建てで計画しました。
オギさんの実例を2件見学させて頂きましたが、整理された暮らし方にお客様の良いセンスを感じました。整理整頓された暮らしぶりを拝見すると充実感がとても伝わってきました。
オギ建設皆さま二日間アテンドありがとうございました。
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