情緒的な階段が日常にあるといいですよね

砺波/青島の家では引き続き大工工事による内部造作真っ最中です。造作の連続とは壁ボードを張りつつ天井ボードを張りながらの家具を造つくって仕上げてくる。あちらを立てないとこちらが立たないし、こちらを組まないとあちこちを寄せれない、、、と文字にすると大変ややこしい。

そして僕の中で住宅の見せどころ第一位常連なのが階段です。上下階をつなげる階段の魅力は、階段に絡んだ家具や収納、手すりなど機能と情緒をどのように魅せられるか設計に力が入ります。

魅せられる階段とは豪華さや奇抜なことではなく不感なほどシンプルがテーマ。素材、ディティール、色を縮尺1/10で詳細図を描き設計します。仕上がってしまえばテーマ通り「実はここがすごいんだぜ」と自慢しないとわからない。

自慢することは痛いので言いませんが、僕の設計に毎回応えてくれる大工さんはじめ塗装やさんや鉄骨工にはいつも感謝しています。応えてくれる職人がいる限り、不感なほどシンプルがテーマの階段を造作でつくります。

昇り降りの脚触りが気持ちいい。手すり形状は添えやすく手に馴染む。機能はもとより情緒的な階段が日常にあるといいと思いませんか。

今回は無垢の階段に鉄骨手すりを組み合わせて造作します。完成まであと少し!

▼右側の壁に踏板を差しこむ設計になっている
20220926 (30)

▼一段目のディティール
20220926 (16)

フラグシップのホームページ
フラグシップへのお問い合わせ
Instagram : taiichi_tachibana

住所 〒939-1431 富山県砺波市頼成322
電話 0763-37-2551(不在の場合は携帯へ転送されます)
関連記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する