現場吹き込み断熱を選択しているひとつの理由

砺波平和町の家での構造見学会見どころのひとつ。現場吹き込み断熱工法「セルロースファイバー」の密な吹き込みと施工精度の安定を、見学いただいた皆さまにしっかり理解いただけました。

これまでの羊毛断熱からセルロースファイバー断熱へ変更した理由は、施工精度の向上と価格据え置き若しくは少し下がることが選択した理由になります。

そして断熱材はじめ様々な工法と材料を選択決定する理由に、「その工法と材料は次世代に負担なく引き継げるかどうか」があります。

今僕たちが作っている住宅が50年先に仮に解体されるとします。その時に廃棄される材料がリサイクル可能なのか。焼却処分できるのか。リサイクル、焼却できない場合は産廃物として山に廃棄され溜まるのかなどを考えます。

廃棄物処理技術が50年先にどう進歩しているかわかりません。ただ現時点で「これを次世代に残すと困るだろう」と想定できることは選択肢としてできる限り排除しておきたい。だからセルロースファイバーは選択として合っているのです。

例えば現場吹き付け断熱ウレタンは選択しない。なぜならば合板や柱など木材にウレタンを接着吹付してしまうから。当然剥がれないからリサイクルできる木材まで廃棄物となってしまう。木材単体なら古材利用できるし薪やチップになります。

今だけ良ければ良いのではなく、将来や次世代の手に渡った時どうあって欲しいか。その側面からセルロースファイバーは今のところいい線行っている材料です。

▼壁にセルロースファイバーを吹き込んでいる
20200929 (16)

▼吹き込み後気密シートを張りテープで留める
20201002 (12)

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