佐渡島方治とは (サドジマホウジとは) [単語記事]

佐渡島方治とは、漫画・アニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」に登場するキャラクターである。

1996年版アニメでの声優は高橋広司。2024年版アニメでの声優は伊藤健太郎。
実写映画版の俳優は滝藤賢一。ミュージカル版の俳優は猪塚健太。

概要

十本刀の一人で、通称は「“百識”の方治」。
志々雄真実の参謀に当たる人物で、頭脳明晰で実務能力に長ける。一派で一番の忠臣。

本編では後述の理由により最後まで戦闘に参加しなかったため銃剣使いとしての実力のほどは不明であったが、外伝「炎を統べる」にてライフルの片手打ちで相手の急所を捉える凄腕をみせた。

かつて読者に「ジャイアントロボに似ている」と言われたこともあるその容貌は強烈なインパクトを持つ。
というか再筆版ではジャイアントロボを思わせる白髪交じりの縞模様になっている。

元はというと明治政府の官僚だったが、現政府の在り方に疑問を感じて公職を離れる。その後志々雄真実と出会い、彼と彼の持つ弱肉強食の思想こそ自身の理想を実現してくれるものと見なして志々雄の配下に付いた。

それ以降は上海（実はその取引元こそ雪代縁である）から大量の武器を取り寄せたり、さらに当時としては珍しい装甲戦艦“煉獄”まで配備するなど、その優れた手腕で志々雄一派の戦力増強に尽力した。本編では志々雄の“洗礼”を受けるまでは志々雄にそこまでの忠誠心を見せることもなく、ビジネスライクに志々雄に従っていたが、志々雄から“洗礼”を受けて以降は、割と勝手な者の多い十本刀の中でも志々雄への忠誠心が一番厚い男となり、時には責任感から己の指の爪を剥ぐほどの覚悟を見せ付けている（同じ十本刀の本条鎌足も志々雄にかなり心酔しているが、方治ほどこのような常軌を逸した行動は行っていない）。そんな彼の姿勢は志々雄からも大いに買われており、「お前には勝利の味を一番に味あわせてやる」と彼に約束していた。